043 ソフトボール大会ーそれぞれの思惑
ソフトボール大会も中盤戦。
('ω')
相手は強いけど…
漢のボクは本気になれない。
けど負けられない気持ちだけは
あるからその、、(;^ω^)
『(サチ)おうっし!٩( `C´)و
この回一気に逆転するぞ!』
『(A組)おう、(;・∀・)ノ』
なんか知らんけど…(・v・;)
サッチン主将の統率力は
なかなかのものです。
戦力では大幅に劣るA組が
むしろ押してる様相です。
対してB組。(;´・ω・)
先発投手の鳥牧さんは、
捕れる人がいないせいで
全力で投げられません。
これはどうしてものかと
頭を悩ませてたら…
『(マル)…あの、('ω')
ウチがやりまひょか?』
『(鳥牧)…丸太町さんが??
本当に捕れるの??』
『(マル)…捕れんけど…
なんとかはできるやろと
思いよしてな、('ω')』
『(鳥牧)…捕れないのに…
何とかなる?(・n・;)』
そう言うとマルちゃん、、
キャッチャーミットの
中綿を器用に抜いて、、
別のミットに詰め替え??
( ゜Д゜)
聞けばこの子、京西陣の
織物屋の子らしいけど…
ミットの綿を大増量って
聞いたことない。(;・∀・)
こんな重たいミットじゃ
捕れない、と思ったら、、
『(鳥牧)…えっ、(・.・;)
ミットを壁にするとは??』
『(マル)…捕れんでよろし。
盗塁も振り逃げもおまへんの
なら前に落としゃ。(゜v゜)』
『(鳥牧)けど、(・.・;)
それでも怖いでしょ??
プレイ時間もかかるし…』
『(マル)こんだけ綿あったら
痛ぉはおまへん。(^v^;)
まったり遊んだら時間など
よろしおすがな。、』
ごもっとも、('ω')
さすがB組の癒し系。。
これでとりあえず鳥牧さん
全力投球解禁。(´v`)
捕れなくても前に落とせば
とりあえず問題なし。
ただそうなると…
『(サチ)…あらぁ( ゜c゜)
やっぱり三者三振か、、』
『(クミ)ドンマイ。(´∀`)
あれは打てないって。』
『(サチ)けど時間かかったね。
攻撃時間長かったような…』
『(クミ)…当然だよ。(^^)
キャッチャーが全部前に
こぼしてるんだから。。』
そりゃそうだ。(;´∀`)
一球も捕れなきゃ時間が
かかってしかたない。
ましてキャッチャーは
まったり屋のマルちゃん。
ただこうなると少し
気になるのは…
打ち切り、(・.・;)
最終戦のこの試合に限り、
予定以上に時間がかかると
七回終了前に試合が終わる
可能性がある。。
もしそうなれば…
この先は一点が重い。
(;・n・;)
三回表の先頭打者の役割は
重要になることはお互いに
わかっているから、、
「(審判)…ボール、フォア。」
『(楓)…あらら…(;´・v・)
手を出してこないか。。』
『(サチ)ナイスセン。(^^)
よく見たね、鳥牧さん。』
『(鳥牧)…ありがと。('ω')
ちゃんとついてけたよ。』
この回先頭の一番打者、
鳥牧さんが出た。(・.・;)
第一打席は長打を狙ってか
ボール球にも手を出して
来てたけどこの打席は、、
見てきた。(゜∀゜)
全国級のソフトボーラーに
慎重に構えられては、
さすがのメープルさんも
これは抑えきれない、、
けど…大丈夫。(・v・)
ここは後続を慎重に攻めて
打ち取れば問題ないから。
実際に次の二番打者は
ショートゴロ。('ω')
鳥牧さんは二進したけど
特に問題はないけど、、
ただ…(・.・;)
何か不穏な予感が。
鳥牧さん…
何か狙ってる??
そこは警戒するわけで…
次の三番打者も注文どおり
のショートゴロ。
なんだけど、、(・n・;)
捕球したボクは一塁、
…には投げず、('ω')
…投げたフリだけして…
『(楓)四つ!( `・v・´)』
『(クミ)承知、(; `v´)』
予想通り。(;´v`)
ストライクエンドランを
仕掛けてきた二塁走者の
鳥牧さんはおそらく、
このゴロ処理の間を見て…
本塁突入する。。
(`・ω・´)
ならば一塁には偽投して
本塁で刺すのが上策。
そして本塁を守るのは
野球はド素人ながら、
女力士のナンサク。。
٩( ’v ' )و
突入してきた鳥牧さんを
ブロックで弾き飛ばす!!
ヾ(*´∀`*)ノ
予想どおり須戸笛美さん
コリジョンルールだと
抗議してきたけど、、
『(鳥牧)…ダメだって。。
完璧なタッチアウトなのに
私ら経験者がそんな高度な
抗議をしちゃ…(ーvー;)』
『(笛美)なぜ!?( `д´)ノ
正しい道理に徹してこそ
フェミニストとして…』
『(鳥牧)…ちがうでしょ。
今はソフトの時間。(^v^)
本塁突入を読まれた時点で
負けは認めるべきだよ。』
『(笛美)…うっ、(・C・;)
鳥牧アンタなぜそんな
敵に与するような……』
『(鳥牧)敵じゃないって。。
遊びなんだから楽しんで
やる方がいいって。(^^)』
『(太鼓餅)そうそう。('v')
そもそもウチには負ける
要素はないんだから。』
『(笛美)…(;´・ω・)、、』
なんか…('ω')
いい感じなのかな??
須戸さんは仕方ないけど、
その仲間の鳥牧さんと
太鼓餅さんは少しだけど
軟化してきてるから。。
けど現実は…(・n・;)
いざ三回裏のボクらA組の
攻撃になるとその、、
『(九番)…ひゃ、(; ゜Д゜)』
『(桜)…無理だべ、(´-ω-`)』
『(宇野)…同じく。。(ーcー;)』
三者三振。(-c-)
かする気配もありません。
鳥牧さんの球は更にその
球速をを上げてます。
キャッチャーのマルちゃん
大活躍ですが、、
一球も捕れてません。
(;´n`)
投球を前にはじいてあとは
まったり拾うだけ。。
まぁレクリエーションでは
それで充分だけど、、
試合時間が伸びてます。
(;´v`)
七回までしたい須戸さんは
打ち切りを恐れて試合を
早く進めたい。(・.・;)
となるとどういう攻防に
なるのかというと、、
『(B組)ようし、('ω')
フォアボールで出た!!』
四回表のB組は二死ながら
一二塁のチャンス。
(・v・;)
ピッチャーの制球が乱れて
ここまで打者四人連続で
フルカウントにまで。
A組はピンチ…
かのように見えるけど、、
これ…('ω')
メープルさんの戦略。
須戸さんと関わりたくない
A組は試合を伸ばして
六回で打ち切りたいから。
(;^ω^)
二死一二塁にになってから
九番に慎重に投げて…
『(須戸)きー!(;`C´)ノ』
注文通りショートゴロ。
('ω')
ボクが裁きました。
ここまでは万事順調。。
だけど…(・.・;)
五回からはB組のエース
須戸笛美が出てくる。
(・.・;)
つまりA組はこの四回裏
得点しておかないと
勝ち目がなくなるんだ。
けど幸いこの回の先頭は
三番のメープルさん。
なんとかしてくれる、
と思ってたけど…
『(楓)…キリッ(`・n・´)』
『(鳥牧)…ふん!(;`n´)ノ』
ガチの…真剣勝負。
(・.・;)
丁寧にコーナーをついて
緩急を交えた多彩な変化球
を駆使する鳥牧投手に、
8球粘ったメープルさん…
忖度なしの真剣勝負は、、
痛烈な当たりのピッチャー
ゴロに打ち取られた。。
( ゜Д゜)
けど…打ちも打ったり、
捕るも捕ったりの名勝負。
敗れたメープルさん自身も
満足そうだけど、、
…怒ってるのは須戸さん。
(;^ω^)
A組を相手に時間をかけた
ことが不満みたい。。
で、お陰様で、、
続く四番で主砲(?)の
サッチンは三球三振。
(;´∀`)
けど笑ってられませんよ。
6球粘ったけど…
ボクも三振だから。。
(/ω\)
いくら野球男子とは言え
本気を封印した右打席では
あの球は打てないです。。
ただ粘った甲斐だけは
あったみたいで、、
「(審判)えー、(・.・;)
試合時間の規定により…
この試合は六回の表裏で
終了とします、、」
『(須戸)きー!(;`C´)ノ
なんでみんなA組ばかり
贔屓にするの!??』
えーと、('ω')
思惑通りになりました。
試合は六回までです。
これフェミの須戸さんと
絡むのは2イニングだけに
なったのはいいのですが…
このままいけば何とか
1 - 1 .の引き分けになると
思ったのですが…
思惑は…(・.・;)
少し外れてた。。
だって打ち切りが決まった
直後、、
五回表のB組攻撃は、
鳥牧さんだから…
状況をみたメープルさんは
ウィンドミルを解禁。
全力で投げたけど、、
『(楓)あっ、( ゜c゜)』
『(クミ)…やばっ、( ゜Д゜)』
五回表、先頭の一番、
鳥牧さんの打球は、、、
左中間、(/゜ロ゜)/
この回からセンターを守る
ソフトボール経験者
(*)小学校子供会…(^^)
のカオリンが何とか
回り込んで止めたから、、
ボクが中継に入ったから
失点こそしませんでしたが……
三塁打です。(;´・ω・)
ノーアウト三塁になって
しまいました。。
一点でもとられたら負け
確定なのにその、、
『(楓)…これは、(ーvー;
私の計算ミスですね。。』
『(クミ)…やば、(・c・;)』
この回の攻撃を一番から
始めさせたのが…
そういう打順の巡りにした
ことがミスでした。
(;´・ω・)
だってこの無死三塁という
ピンチにB組のネクストでは
須戸さんと太鼓餅さんが、、
高校女子ソフトボール、
全国大会ベスト8の
四番打者と五番打者が、
ブンブンとバット振って
控えてますから。。
(;^ω^)
えーっ!?
( ゜Д゜)
一点もやれない無死三塁で
女子一流のソフトボーラーが
二人続けて打席に??
どうすんの??
全力投球で抑えられないのに…
負けたらフェミにマウント
とられちゃうのに??
(/ω\)




