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038 ねぇ、(^ω^;)

思いがけず…Σ('◉⌓◉’)

男友達から告白されてしまった

クミちゃん…こと久実くん。


もし付き合うことになったら

大変だ変態だ…だけど。。


『(クミ)…えっと、(;・∀・;)

 聞き違い…じゃないよね…』

「(池輝)…いや、(;・c・;)

 だから俺は冗談でもなんでも

 なくキミのことが、、」


『(クミ)…だから…(;^V^;)

 なぜなのか理由がわからない

 から状況を整理しよ…ね、』

「(池輝)…ゴメン、(;´^ω^)

 このドンはマズかったよね、」



 それも…あります。

 (/・ω・)/


 壁ドンはやめて欲しい。

 こんなのを嬉しがる女子の

 気持ちはわかりません。


 けど…


 テルくんの気持ちはもっと

 わからないかもです。

 Σ(-᷅_-᷄๑)


 なぜこんなボクを…


 普通性癖の男にとって、

 男を好きになってしまった

 男性の心理は女心よりも

 理解困難なんですよ。。



 とはいえ…(・.・;)


 わからないことは聞いてみる

 のが一番簡単なわけで、、


 ただ聞いてみたら余計に

 こじれそうなわけで、、、



「(池輝)…そりゃ、(#'c'#)

 理由は一つじゃないよ。。

 顔も好みだし気遣いできるし

 リーダーシップもあるし…」

『(クミ)…それは、( ーДー;)

 なんとも言えませんが、、』


「(池輝)あとは、(#・n・#;)

 やっぱ例の海での一件が…」

『(クミ)…いやその…(/ω;\)

 人工呼吸はキスじゃなくて…』


「(池輝)…じゃなくて、('c')

 正太郎が溺れてた時に、、

 凄く頼りになってたから…」

『(クミ)…(/・C・;)/』



 あ…(;^ω^)

 あれがキッカケでしたか、、

 (【033】参照)


 正ちゃんが溺れたのを知った

 ボクは我を忘れて、、


 男丸出しでテルくんを率いて

 二人で救助したから、、


 まぁ結果的にボクも困憊して

 テルくんに助けられたけど…

 (;´n`)



 …たしかに元よりテルくんは

 母親がいないってせいもあって

 頼れる年上女性が好み。。


 それ知ってるけど…(´-ω-`)


 男丸出しの一浪の女装男を好き

 になるのは違うわけで、、


 けど勘違いしちゃったのなら

 それはそれで、、、

 理由はちゃんとしてるし…


 となると次の流れは当然、、



「(池輝)…それで…(`・ω・´)

 俺はクミちゃんとその、、」

『(クミ)…ギクッ、( ゜c゜;)』


「(池輝)…キミと交際を…

 ちゃんとしたお付き合いを…」

『(クミ)…(;。◕C◕。;)』



 どうしよう、(/・C・;)/

 それはとても困るけど…


 周りで見てる女子たちから

 袋叩きされそうだけど、、、



「(池輝)ごめんなさい!!

 おつきあいはできません!!」

『(クミ)…は…はぁ、(゜∀゜)

 どういうことですっと!??』


「(池輝)…だから、(・c・;)

 これからもいいお友だちでいて

 くださいというか、(;'c';)」

『(クミ)…な…(;・C・;)

 話が見えないんだけど、、

 ボクとは交際できないの??』


「(池輝)…ごめんなさい!!

 期待させちゃったかもだけど…

 そういう気になれない。。

 自分にもよくわからなくて…」

『(クミ)…(;´◉◞౪◉;)』



 …な、なんだそれは!?

 (;゜Д゜;)


 というかなぜボクがフラれた

 みたいになってるんだ??


 交際を迫ってゴメンナサイ

 されたことになったんだ??


 結果オーライとはいえなんか

 イヤな気分だぞ。。


 女装男の立場で男をフルのも

 申し訳ないけど、、


 フラれるのも不本意だぞ。。

 "(-"N"-;)"


 遠目で見てる女子たちから

 [やーい、ざまーみろ!]

 みたいなこと言われてるぞ。

 (*ノ;ω;ノ)



 ただ…(・.・;)

 なぜそうなるんだ??


 好きだと言った女の子を

 目の前にして、、


 よい友達ではいたいのに

 交際できないのはなぜ??


 ここでの彼の言動を分析して

 医学生の知識をフル活用して

 考えると理由はたぶん、、



 ボクが…(・.・;)

 女装男だからだろう。。



 前に【013】でも触れたが…


 生物には生殖本能がある。

 ('ω')

 だから繁殖に適した相手を

 見極める本能がある。


 ただ一方で一部の生物♂は

 ライバルの♂を騙す習性を

 持つ個体がいる。


 つまり♀に化けて♂に近づき

 その射精機会を奪ってしまう

 悪いヤツがいる。


 もしそうなったら騙された

 ♂は子孫を残せない。


 だから一般的な♂は、

 女装♂との交尾可能性を

 察すると本能が身体に、、



 [逃げろ][遠ざけろ]という

 指令を発するんです。。



 これが多くの男性がオカマに

 対して無条件に覚える、、


 [気持ち悪さ]の正体だって

 ことらしいです。 (・v・;)



 差別意識とか宗教とかの

 問題ではありません。


 本能の問題です。(・c・)


 つまりテルくんの♂の本能が

 ボクを危険な存在と見極めて

 水際でこれを阻んだんです。



 これは本当にありがたい

 ♂ならではの本能、


 化粧や整形で誤魔化した

 生殖能力ない…または低い

 ♀に対する忌避反応。


 それゆえに多数派の♂は

 適切な繁殖相手を交際相手に

 選べるってわけだけど、、



 ただ…(・c・;)

 今回はそれが違和感の正体。


 親しい人間の性別を本気で

 疑うことはまずない。。

 まして学校の同級生なら…


 つまりテルくんは疑いなく

 ボクのこと女だと思った上で

 好きになっている。


 なのに…いざ交際と考えると

 正体不明の嫌悪感を覚えて

 ゴメンナサイしてしまう。。


 ボクのせいで彼の本能が…


 健全な年下の男の子の心を

 混乱させている。(;´・ω・)


 これは…(;´ーωー;)


 騙している側としては本当に

 申し訳ないワケで、、


 ゴメンナサイでは済まない

 大悪業なワケで、、



 けど普段はこんな時に助けて

 くれる仲間には来ないように

 強くくぎを刺してるし、、


 ではこういう時に仲間以外で

 契機になりそうなのは、、


 味方でないのなら…

 ボクにとっての敵キャラが

 いればまだマシだけど、、

 


『(笛美)見つけた!(;`д´)

 見つけたわよ、斉藤久実!』

『(クミ)…あらら、(^^;)

 最適任の敵キャラが来た。』



 来たのは…(;´v`;)

 1年B組の須戸笛美。


 典型的すぎるフェミニスト。

 【014など参照】


 気に食わないことがあれば

 何にでも噛み付く人で…



『(笛美)男からの告白って…

 あなたは女性の尊厳をどう

 思ってるの、斉藤久実!』

『(クミ)…あの、(ーvー;)

 何をお怒りなのかサッパリ

 わからないんですけど…』


『(笛美)つまりあなたは…

 男から性的に迫られたって

 ことですよ、斉藤久実!

 女性がキスされ胸を見られ

 何を平気な顔を!?

 あなたには女性の尊厳が…』

『(クミ)…須戸さんって…

 一生誰からも迫られること

 ないでしょうね。。(^^;)』


『(笛美)うるさい!!(`C´)

 そも悪いのは池田くん!!

 何がしたくて斉藤久実に

 性的に迫った!??』

「(池輝)…俺…(;ーCー;)

 クミちゃんに何かした??」


『(笛美)クミちゃ…( #゜Д゜#)

 ちゃん付けって何てこと…

 あなたは女性を見下すクセが

 あるのではなくて!??』

「(池輝)…俺はキミにクン付で

 呼ばれてますけれど、、」


『(笛美)うるさい!(;`C´)

 女性から男へはいいの!!

 男がやったら全て差別だけど

 女性からのそれはないの!』



 まぁ…(・n・;)

 かなり誇張はありますが、、


 というかこの物語は元々が

 フィクションなのですが……


 まぁこういう人は現実にも

 いるかもですから、、(^^;)



 ただ…(・v・;)

 今回に限りこれ助け船、、


 気まずかった二人の空気を

 壊すにはこういう滅茶苦茶な

 主張はむしろ大助かりで…


 共通の敵がいればとりあえず

 味方にはなるわけで、、



『(クミ)…そ、(;・∀・)

 そう言われてもボクたち…』

「(池輝)…俺とクミちゃんは…

 いいお友だちだもん…(^^;)」

『(クミ/池輝)ねぇ、(^ω^)」


『(笛美)…な、(; ・`д・´)

 男とそんな仲よさげに…

 同じ女性として許せない!!』



『(クミ)それより須戸さん。。

 ボクを探してんじゃないの?』

『(笛美)…そうだ、(; ・`c・´)

 斉藤久実アンタ東涼ドームで

 ビール売りしてたって!?』


『(クミ)…うん。(・n・;)

 それがどうしたの??』

『(笛美)どういうつもりよ!!

 女性が足を出してスケベな

 男に媚を売るって…

 女性として赦せないの!!』


『(クミ)…売ってたのは媚では

 なくてビールだけど…(・・;)

 なぜそのことで言いがかりを

 つけてくるの??』

『(笛美)うるさい!!(`C´)

 なんでアンタだけ採用されて

 私は不採用なのよ!?』


『(クミ)けどそれってつまり…

 須戸さんもビール売りをやり

 たかってことでは??(?・・?)』

「(池輝)…これが…(・n・;)

 噂に聞こえるフェミのダブスタ

 ってヤツなのかな??」



 ……知らんがな、(^^;)


 けどフェミの彼女に比べたら

 女装男のボクの方が男性目線で

 女性らしく見せてるんだし、、


 髪も長いし薄化粧してるし…


 見るからに揉め事を起こしそう

 な態度も雰囲気もしていない。


 そりゃ…誰が採用担当でもそう

 いう採用結果になるだろう。


 けど…(・.・;)


 フェミニズムというのは論点を

 すり替える学問だから。。


 

『(笛美)…ゆ…(; ・`д・´)

 許さないわよ斉藤久実!!』

『(クミ)…今度は何を??(^^)』


『(笛美)なんで阪紳ファンの

 アンタが東涼ドーム採用されて

 臣人ファンの私が落ちる!?』

『(クミ)…知らんがな…(ーCー;)』


『(笛美)池田くんはどうなの!?

 東京都民の意見は!?(;`д´)」

「(池輝)…そう言われても…(^^)

 俺も阪紳ファンだけど??」


『(笛美)…なんだと!?(;`C´)ノ

 この非都民の女たらしが!!』

「(池輝)…知らんがな…(ーCー;)」


『(クミ)…そりゃ、(;^∀^)

 だって阪紳ファンには…』

「(池輝)…悪い人はいないもん」

『(クミ/池輝)ねぇ、(^ω^)」


『(笛美)…きぃ!(;`C:´)ノ』



 まったく…(;´・ω・)


 そりゃボクらは付き合えない。

 男女交際にはなりえない。


 けど…仲間だし、、


 良いお友だちでいることに

 まったく障壁のない間柄。。



 友達だから仲良くする。

 イチャイチャもする。


 それだけのはずなんだけど…



『(笛美)許さない!!

 今度こそ許さないわよ

 斉藤久実!<`C´>』

『(クミ)…??(・.・;)

 何が気に入らないので??』


『(笛美)私は女性のため…

 いつも全力で戦っているのに

 何を軽くあしらってる!?』

『(クミ)…はぁ、(´-ω-`)』


『(笛美)球技大会で勝負よ!!

 私の臣人愛をバカにするの…

 許さないんだから!!』

『(クミ)…(;´ーCー)

 論点がバラバラやがな……』



 まったく、(´-ω-`)

 迷惑なお話です。。


 野球経験者の男子にすれば

 そんなの受けられません。。



 けど…

 ただの迷惑ではすみません。

 (・c・;)


 今度の球技大会の種目は

 ソフトボール。


 そして須戸さんは…


 全国ベスト8まで行った

 ピッチャーですから。。



 ガチでやらないと…

 それはそれでマズいんです。



男の本能で踏みとどまった

テルくん。(๑╹ω╹๑ )


けどおかげで友達としては

さらに深まった二人??

嫉妬するフェミの笛美さん。


となると次回はたぶん…

ソフトボール大会です。

(。・ω・。)




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