031 ボクが水着に着替えたら?
週末の海水浴に向けて、
仲間たち四人で水着を買いに
行くことになったクミちゃん。
…こと久実くん。(;・△・;)
女の子と一緒に水着なんて
ホントに大丈夫??
『(久佳)…なに、ミィちゃん
いきなり電話してきて、、』
「(久実)実は…(・c・;)
カクカクシカジカでその…」
『(久佳)はぁ、(; ・`д・´)
姉の水着を借りたいって…
アンタ変態の弟か!??』
「(久実)…なんで??(´-ω-`)
服は貸してくれるのに、、
サイズだって大差ないし…」
『(久佳)…けど私がその水着を
買ったのは二年前だよ。。
当時は今とサイズが少し…』
「(久実)…そうか。(´・ω・`)
サカ姉はこの一年で10㎏ほど
痩せたって言ってたね、、」
『(久佳)…そう、(。-∀-)
今はCカップしかないけど、
当時はたぶんEカップくらい
あったんだからね。。』
「(久実)…スイマセン。(ーcー;)
無謀なお願いをしました。。」
あらら、(ーCー;)
最後の希望も潰えました。。
サカ姉の水着を借りられれば
仲間たちと買いに行くのを
断れると思ったのですがこれ
失敗しちゃいました。。
まぁ10㎏ほどの体格差なら
何とかアジャストできる、、
むしろゆったりと着られて、
男の体型を誤魔化せるかもと
甘く考えてたのですが、、
Eカップ水着は無理です。
(。-n-)
Aカップすらない男の胸では
アジャスト不可能です。。
というか、(・c・)
Eカップだったの??
お風呂修業ではそっちの方が
見たかったかも、('ω')
…なんて考えるボクはやはり
変態なのだろうか、、
(´゜n゜`;)
姉のEカップを妄想だなんて
先が思いやられるわけで、、
だからもう覚悟を決めて
女子(?)医大生四人で、、
新宿の水着専門店にやって
参りました。(#・n・#;)
男物の水着も扱ってる店と
聞いていたんだけど、、
売り場面積の男女比が変!
(=゜n゜)ノ
九割方が女物です。。
これ…新宿だから??
(´-C-`)
男なのに女の水着を着たがる
変態が二丁目の街だから??
けど…( ;n;)
傍から見ればボクも同類の
変態かもしれないし、、
けどそういう類の人には
変態と言われると差別だと
怒る人もいるらしいし、、
ボクは変態さんにまた一歩
近づこうとしてるんだし…
けど…(`・n・´)
落ち着かねばならない。
今の最優先は問題の少ない
水着を素早く選ぶこと。
男だと疑われないこと。
そのためには不自然なく
布面積を増やすこと。。
でもそれは意外に簡単な
ことではなさそうで、、
だって仲間たちそういう
流れを作ってるようで…
『(薫)じゃーん、('ω')
これなんかどう!?』
『(クミ)…うん…(/ω・\#)
いいんじゃないかな??』
『(薫)…あれ??(・n・)
クミちゃん反応イマイチ。』
『(クミ)…いやその、(#・c・#)
男子たちも見るんだから…
もう少し布面積を、、』
『(薫)…なるほど。(^v^)
男の子もいるんだからもっと
サービスしろってことね。』
『(クミ)…(/#・C・\#)』
…違います、(/ω;\)
カオリンのビキニは既に充分
サービスレベルです。
スタイル抜群のカオリンに
これ以上に際どい水着を見せ
られたらたぶんボクは…
どんな水着を選んでもナニを
抑えきれなくなります。。
\(゜ロ\)(/ロ゜)/
しかも慣れてないのにこれに
対抗する人もいるわけで、、
『(サチ)…ちょっと、、
誰かいる??(;´・c・)』
『(クミ)…どうしたの??
サッチンは今フィッティング
ルームの中に居るの??』
『(サチ)…クミちゃん、、
少し手伝ってくれない?』
『(クミ)何をすればいいの?』
『(サチ)…ビキニの上のホック
とまらないの。。(´-ω-`)
だからルーム入ってきて、』
『(クミ)…ホックを…( ;△;)
ボクにとめろと言うの??』
…勘弁してください。(;n;)
そりゃサッチンにすればボクは
女友達だからだけど、、
けどボクにすれば決して…
無垢な女の子を騙して●●を
するのは本意ではないです。。
むしろ女装男子としては何より
第一に避けるべきことで、、
けど一方で避けられないこと
でもあるから、、
『(サチ)…クミちゃん。。
まだホックとまらない??』
『(クミ)…ごめん、(;´ーCー)
だってボクはブラホックを
とめたことがないから、、』
『(サチ)…そうなんだ。(・c・)
たしかにクミちゃん一貫して
スポブラ派だもんね。。』
『(クミ)……そういうことに
しといてください。(;n;)』
『(サチ)…まぁ私も人のことは
言えないけどね。(^ω^)
初めてのビキニに苦戦中…
って、あらら。(#・v・#)』
『(クミ)…わっ…(/#@C@\)』
ホント、(/;C;\)
勘弁してください、、
ビキニはまだしもポロリは
あかんと思います。。
ボクは無垢な女子の地区B
なんか見たらダメです、、
…というか、(/ω\)
これでしばらくボクは水着に
着替えられませんです。
気持ちとアソコが落ち着く
まで待ちましょう。(ーcー;)
と思ってたら…
『(桜)おおい、('ω')
こっちも手伝ってぐれや
クミちゃん。(;´∀`)』
『(クミ)…、( ;△;)、』
勘弁…して、(´;C;`)
ナンサクは…Jカップ。。
店頭にあった一番大きな
ブラを選んだのにまだ
はみ出してるみたい。。。
だから溢れないように
巨乳をブラの中にしまう
手伝いをしてくれって、、、、
そんなことしたらボクは…
当分は色々と落ち着かなく
なってしまうからその…
(/;△;)
けどその、(・n・;)
ボクの色々を落ち着くのを
待ってたら…
ボク以外の三人はもう
水着を選び終えたみたい。
買い物に時間をかけない
女性ってステキ。(*'ω'*)
って大半の男性は思って
いるそうですけど、、
…なんて言ってる場合
ではない。( ;∀;)
だって三人が選んだのは
いずれもビキニ、、
それも…
カオリンはかなり大胆に
攻めました。(#'c'#)
さっきのビキニより更に
上も下も布面積の小さい
際どいのを選びました。。
しかもシンデレラ体型。
こんなのグラビアでしか
見たことありません。。
ナンサクは下は大胆とは
言えませんが…
上は水着専門店の在庫で
一番大きいブラです。
・:*+.\(( °ω° ))/.:+
もう…バインバインの
ユッサユサです。(/ω\)
歩くと豪快に揺れるので
目のやり場に困ります。。
サッチンは普通の…
けどいかにも初心者風の
可愛いビキニです。。
ちょっと恥じらってる
感じもステキ。(^v^)
男目線で言えばたぶん
この娘が一番モテ要素が
ありそうですが、、
…今はそうでない、
(´-ω-;`)
ボクは男目線ではダメ。
ラッシュガードとか、
ジェンダーレス水着に
逃げるのもこの空気では
難しそう。。
今のボクはこの娘たちと
同じくらいステキな…
水着女子の姿を見せる
べきですから。。(;n;)
ただ色々と見る限り…
(・c・;)
水着のインナーこと、
サポーターというのは
かなり有用みたい。
ちゃんと抑えさえすれば
男でもナニは目立たない
ことは確認できた。
もう仲間たちの水着は
見慣れたからアソコのも
だいぶ落ち着いたし、、
(。-∀-)
ただ…それだけでは
充分ではない。(・n・)
ボクは…痩せ型男子。
体育会系で筋肉質。
腹筋かなりバキバキ。
上半身はややいかり肩。
では…どうする?
(/ω:\)
ここでどう考えたなら
解決するかと言えば……
『(桜)ほぇ、('v')
メンコイの選んだだな。』
『(サチ)…清楚系お嬢様って
イメージかな?(^v^)
胸が小さいからむしろ体の
線がきれいに整ってるし。。』
『(薫)私たちとはギャップが
あっていいね。('ω')
男の子にはこういう需要も
あるらしいから。。』
『(店員)お客様、(*´ω`)
大変よくお似合いですよ。』
ホント…ですか?
( ゜Д゜)
まぁなんとか誤魔化せては
いるみたいだけど、、
新宿の店員さんはこの手の
変態さんに慣れてるだけ
かもしれないけど、、
ボクが選んだ水着はその
男らしさとは真逆の…
清楚系ワンピース。
(/・v・)/
長めのスカートをつけて
お尻周りは見せず、、
不自然なく腹筋を隠し…
スポブラの胸パットを使い
胸の存在は示した上で、
肩口をふっくら覆うことで
男らしい上半身の筋骨の
ラインを消した。(・v・)
その一方で背中は少し
広めに開けて、、
やせ形の体型のみに視線が
行くように仕向けた。
(∩´∀`)∩
あとオマケに麦わら帽子。
水着本体以外のアイテムに
視線を散らす作戦。
これ実は…('ω')
いわゆる男目線で好まれる
水着を選んだ結果です。
けどこんなに似合うなんて
自分でも意外でした。
というか水着でなおボクは
男だと疑われてさえいない
みたいです。( ̄◇ ̄;)
ただ…(・.・;)
『(店員)お客様。('ω')
他の水着も試してみては
いかがですか??』
『(クミ)…いえその、(・c・)
これ買い取りますから。』
『(店員)…はぁ、(・.・;)』
『(クミ)いえ、ですから、、
買い取りますから。(〃C〃)』
そう…すべきだろうな。
(´・ω・)
だって買い取らなかったら
この水着をいずれ、、
ボクが試着でイチモツを
つけたのをいずれ、、
何も知らない無辜な、
たぶん清楚系の女性が着る
ことになるだろうから。
今更だけどそれ…(;´・ω・)
変態の弟してはなんとなく
申し訳なく思ったから。。
なんとか…(/・ω・)/
第一関門はクリアできた
みたいです。。
けど本当にその水着で
海に行って大丈夫??
見た目でバレないだけで
万事解決ではないぞ。
あと…女の子のビキニに
喜んでた人、ごめんなさい。
最後に萎えたとしてもそれ
ワシのせいではないです。。
(。-∀-)




