029 気遣いの女性とお泊りの女性
腕相撲大会決勝トーナメント?
(・.・;)
クミちゃんこと久実はメープルさんと
男と男(?)の正体を隠した対決になった
というわけで、、
『(クミ)…本気…(・.・;)
でいくつもりですけど、、』
『(楓)…ではそういうことで…』
よくわからないけど…(・c・)
メープルさんとの腕相撲対決は
本気を要望されてしまった。
別に手を抜くつもりはなかった
けどこれ何か意味が??
おそらく考えられるのは…
こっちと同じ理由。(・.・;)
つまりメープルさんボクのこと
お仲間だと思ってる??
そりゃ…(・n・;)
もしお仲間なら試された理由も
察するだろうから、、
となれば疑った側も疑われて
当然の理屈になるから。。
だとすればたぶん…
もし男同士ならば手を抜いても
おかしくなるだろうから本気で
いかしてもらったけど、、
『(クミ)…えっ??(・c・;)』
サカ姉が言っていたことが
はっきりと分かった。。
ピクリとする気配さえない。
圧倒的な膂力。
優れた体幹とバランス感覚。。
たしかに…岩だ。( ゜n゜;)
男同士でも体格では大差ない
細身相手にここまでの力の差を
覚えたことはない。。
なのに、、
『(楓)…やられた、(;´∀`)
強いね、斉藤さん。。』
『(クミ)…えっ??(・.・;)』
こっちが…手を抜かれた??
自分がしようとしていたことを
逆にされてしまった??
ただこれ…(・n・;)
インパクトが強すぎる。。
下手すればボクの正体がバレる
おそれさえある。
となると決勝(?)のナンサクとの
勝負では手を抜こうって…
『(桜)エイドリア-ン!٩( 'v')و』
『(クミ)…(。;-`n-;)』
必要…ありませんでした。
(;´n`)
ボクがナンサクの剛腕の前に
吹っ飛ばされたからです、、、
やはり…(・.・;)
パワーと性別は関係のないこと
なのでしょうか??
それともただナンサクが特異な
女性なだけでしょうか??
ただ…(・v・;)
一旦このことは忘れましょう。
今日は楽しいお誕生会のはず。
そのことを思い出させてくれた
人もいるわけで、、
「(折幸)…ふぅ、(;・∀・)
何とか間に合ったみたい。。」
『(クミ)あれ??( ゜Д゜)
そういえばコウくん居たんだ。
今までどこ行ってたの??』
「(折幸)…実は俺一人だけ何も
持ってこなかったから。(^^)
それで近くの店を検索して…」
『(全員)これ…最高。(;・∀・)』
そう、('ω')
コウくんがわざわざ買ってきて
くれた最高のおもたせとは…
誕生日ケーキ。(^o^)ノ
シメに甘いものを好む女子には
特に大好評。
チョコのプレートにはちゃんと
今日の主役のカオリン、ナンサク
チバちゃん、、あと正ちゃんと
サカ姉の名前も刻まれてます。
ただそれでもコウくんは少し
不満を残してるそうで、、
「(折幸)ホントはさ、(;ーvー)
もっとフルーツがドッサリ乗った
高級なの用意したかったけど…」
『(クミ)…売ってなかったんだね。
それは仕方ないよ。(・n・;)』
「(折幸)…けど女の子の好みとかも
考えるべきだからね。(;´・v・)
せめてイチゴくらいはさ…」
『(クミ)無理だって。(;´∀`)
それに今は6月末だから。
イチゴの旬の季節じゃないし…』
『(楓)…なら、(;´^v^)
ここで出した方がよさそうね。
デザートのつもりだったけど…』
「(折幸)…えっ、(・.・;)
メープルさん何かあるの?」
『(楓)…私は栃木県民です。(^^)
地元の名物は外さないから。』
「(折幸)…はは、(´゜v゜`;)
アンタ救いの女神かよ。。」
もう…おわかりですね、
(*'ω'*)
メープルさんのおもたせこと
栃木名物のデザートは、、
とちおとめです。
ヾ(*´∀`*)ノ
このタイミングでのイチゴは
まさに救いの女神。(;・∀・)
年上女性の気遣いってここまで
神レベルなのでしょうか??
ではやはりメープルさんは…
(・.・;)
岩レベルの怪力女子?
女神レベルの気遣い男子?
まぁでも、
これでお誕生会はお開き。
(;´∀`)
みんな程よく酔っぱらって、
おつまみとスイーツを食って
イベントもあって大満足。
(;´v`)
ボクの目的は最後にちょっと
わからかくなったけどまぁ
あわてる必要もなく、、
さぁみんな帰ろうってなったん
だけど…あれ??(・.・;)
『(薫)…あらら、(・c・;)
チバちゃん寝ちゃった??』
『(サチ)なぜか最後の方でかなり
飲んでいたからね。(´-ωー)
あれじゃムリもないかな。。』
「(池輝)…けどマズいな。。
チバちゃんは車で駅まで送って
そこから電車で帰ってもらう
予定だったのに、(・n・;)」
「(折幸)…さすがにこの状態で
駅には置いとけないよ。
だからって住所もわかなきゃ
千葉まで送るってのも……」
じゃぁそうしましょって…
(・.・;)
みんな帰っちゃったから
残されたその、、
チバちゃんは…
お泊りになっちゃった。
(/・C・)/
女子を…ボクんちに!??
それも仲間内で一番か弱い
チバちゃんを??
ただここはその…( ゜n゜)
チバちゃんの操と同じくらい
大事なことはその、、
ボクの正体がバレないこと。
\(◎c◎)/!
そのためにどうすればいいか
というと大慌てで…
『(久佳)…まず、(; ・`n・´)
ミィちゃんアンタ大急ぎで
冷たいシャワーを浴びて…』
「(久実)…えっ、(・c・;)
それはどういう意図で??」
『(久佳)…地声に戻さない…
同級生がいるんだから今は
油断してちゃダメ、、』
『(クミ)…だね、(・n・;)
そこは気を付けるけど…』
『(久佳)…シャワーの目的は
男の体臭をごまかすため。
まして後から入るとなれば
<一緒入ろう>って言われた時
手が打てなくなる。。』
『(クミ)…なるほど。('n';)
それに後になると湯上りに
香水をつけるのが不自然だと
ツッコまれるかもだし……』
『(久佳)…冷水を浴びるのは
寝汗を抑えるため。。
最も体臭が出やすい状況は
飲酒後の寝汗だからね。。』
『(クミ)…わかった。( ゜c゜;)
じゃぁボクは急ぐから…
チバちゃんが起きる前に…』
というわけで、(・n・;)
急ぎます。
チバちゃんが寝てるうちに
できることやります。。
ボクの正体を隠すため…
そしてチバちゃんを安全に
保護するためやれること…
って何かというと、
(・.・;)
『(クミ)…サカ姉。。
何してるの??(・n・;)』
『(久佳)…布団を敷いてるの。
チバちゃんは私の部屋で
寝てもらうから。。』
『(クミ)…なんで?(・c・;)
ボクの友だちなんだから
ボクの部屋にした方が…』
『(久佳)…ダメ、(; ・`n・´)
アンタの部屋にはアンタの
体臭は残ってるから。
特に布団は私のの方が…』
『(クミ)…たしかに。('n')
じゃぁ今夜サカ姉はどこで
寝るつもりなの??』
『(久佳)アンタと同じ布団!!
私ら姉妹って設定だよ。。
むしろそうしないと不自然
ってことになるから、、』
たし…かに。(;´・n・;)
ボクが大学で女子をしてる
ということはつまり…
大学の仲間にすればボクら
姉妹ってことだよな。。
(・n・;)
姉妹ならこの状況なら同じ
布団で寝るだろうけど…
…姉弟なら?(・n・;)?
同じ布団で寝ても倫理的に
問題ないのかな??
まぁ一緒に風呂に入ってて
今さら倫理もクソもないと
言われればだけど、、
(。-∀-)
とりあえずチバちゃんを
抱えてサカ姉の部屋へ、、
やっぱり…軽いな。
(∩´v`)∩
セクハラに気を付けながら
ボク一人で簡単に運んで
寝床に付けたけど、、
その夜…(;´・ω・)
ボクは全く眠れなかった。
まぁ姉が同衾で寝てるって
こともあるけど…
改めて周囲を巻き込んでる
ウソの在り方、、
エセの設定で過ごしている
大学生活について、、
もしかして…(;´・n・)
自分が思ってるよりずっと
不誠実なことなのか??
当たり前のことが当たり前に
できない不具合を抱えた
罪深いことなのか??
だからずっと起きてたら
夜明け前…
朝4時過ぎになって、、
『(チバ)ウビャ、(:・c・;)
もしかして自分その…』
『(クミ)…うん。('v';)
誕生会あと寝ちゃったから
泊まってもらったんだ。』
『(チバ)…えっと、(;c;)
自分のことはその……』
『(クミ)いいから。(^v^)
シャワーを浴びてきなよ。
あとボクのでよければ
着替えも貸すから。。』
『(チバ)あの…(;´・ω・)
おかまいなくです。。』
『(クミ)…?(´・v・)?』
チバちゃん、(・.・;)
遠慮してるのかな??
そりゃぁ記憶もないまま
友人宅に泊めてもらったら
遠慮の塊になるのは当然
かもしれないけど、、、
とにかく…(;´・ω・)
駅まで送っていこう。
申し訳なさそうな彼女は
始発で帰ってもらった方が
いいだろうから。。
チバちゃんはただ謝って
何もなかったか聞いてくる
だけだったから、、
いやいや…(;´・ω・)
何かあったか心配なのは
むしろボクの方だけど、、
いざ家に戻ってみると…
『(久佳)…あれ?('n';)
ミィちゃん私の布団に
いつ触ったの??』
「(久実)…えっ、(・.・;)
触ってないけど??」
『(久佳)…おかしいな。。
ミィちゃんと同じような
臭いがするんだけど…』
「(久実)…(・.・;)」
どういう…こと??
( ゜Д゜)
なぜチバちゃんの寝床から…
ボクと同じ匂いが??
メープルさんは気遣いの
できる大人の女性?
(・.・;)
では……お仲間は??




