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023 ええじゃないか、(・ω・)ノ

テニスサークルに幽霊部員に

なってしまったクミちゃん。

(・.・;)

それはいいけど少々代償が

あったみたいで、、


『(久佳)…ミィちゃん、、(*・C・)

 こんなモノどうしたのよ!?』

「(久実)…買わされた。(ーnー;)

 陸上部をなんとか断るために

 テニスサークルに入ったんだけど

 その加入条件とやらで…」


『(久佳)けど、(・n・;)

 幽霊部員のつもりでしょ??

 なんで試合用ユニフォームを

 買う必要があるの??』

「(久実)…そりゃ、(。-`ω-)

 あそこ昔から運動部に入りたく

 ない人の駆け込み寺みたいな

 役割をしてたらしいから。

 そんなテニスサークルにすれば

 名義貸しの代金とやらで。。」



 陸上部の誘いを断るために

 テニスサークルに入部した

 その日の夜、(;´・ω・)


 ボクは東京で同居している

 サカ姉に責められてた。


 特異な大学生活のせいで

 お金を含めて色々と苦労を

 かけてるのに、、


 じゃぁどうすればいいのかと

 考えてみると、、



『(久佳)だからって、(・C・;)

 アンタこれいつ着るの??

 テニスウェアとはいえヒラヒラの

 ミニスカートとスコートって、、』

「(久佳)…着ない、、(。-`ω-)

 さすがにこれを着たら変態。

 おそらく箪笥の肥やし。。」


『(久佳)もう、(; ・`д・´)

 家計に余裕がないんだから

 そういう無駄遣いは……』

「(久実)……いやその、(+c+;)

 これは必要経費ってかその…」



 …おいおい。(・.・;)


 たしかにボクは女装と言える

 服装を普段からしてます。

 それで男とバレることさえなく

 普通に女学生をしてます。。


 けどオカマではありません。

 (。-`ω-)

 変態ではない…

 と自分では思ってます。


 けど買った服を着ないのは

 無駄使いってのはわかります

 からその、、



『(久佳)…へぇ、(´∀`)

 ぺたん娘の割にはけっこう

 似合ってるじゃない。

 ミィちゃんのテニスウェア。』

「(久実)…勘弁して、(。;ω;)

 さすがにこれ恥ずかしすぎて

 涙が出てきそうだから……」


『(久佳)大丈夫だよ。。

 これなら女子の試合に出ても

 騒ぎにならないって。(^^)』

「(久実)…なるって、、(。-`ω-)

 もう何度目だよ、この(くだり)

 女子とでは体力レベルが…」


『(久佳)…だったら、(`・v・´)

 相手がメープルさんなら??』

「(久実)…えっ?(・.・;)」


『(久佳)聞く限りではその子、、

 凄い身体能力らしいね。。

 ミィちゃんより上だとか??』

「(久実)…たしかに、(・.・;)

 ボク以上の強肩で俊足で…

 もしあの人と力勝負になれば

 勝てる気がしない。。」


『(久佳)…でもそれ、(・n・;)

 もしかしたらあの件のこと…』

「(久実)…そうか、( ゜n゜)

 たしかに可能性はあるんだ。

 そう見えなくもないけど……」



 そう、だった。(・.・;)

 ここしばらく少し忘れがちに

 なってたけど、、


 ボクには<お仲間探し>という

 大事なミッションがあったんだ。


 たしかにそう考えれば…(・・)

 メープルさんは170㎝の長身。

 服装はいつも厚手で体格は

 はっきり見たことないし…

 [楓]って名前も中性的だし…


 身体能力は超抜群なのに

 そのこと隠してるし、、

 というか目立ちたがらないし

 身の上話もしないし。。



 たしかにそう考えれば…

 (;゜Д゜)


 けど…何も確証はないし、、


 証拠も何もなくたって疑って

 クロと決めつけて責めるのは

 野党と文春ぐらいだし、、


 というか身体能力が高い

 ってくらいで男と疑ってたら

 オリンピックに女性なんて

 ほとんどいないだろうし、、、


 それ以前にもしそうなら、

 メープルさんだってボクのこと

 お仲間だと疑うかも。。


 まぁこれは言いがかりでは

 なく事実だけど…(^^;)


 そうなると考えるべきは…


 メープルさんと同じ行動を

 する機会を設けること。

 (;・∀・)


 実は幸いにしてその機会は

 近々ありそうだから。



 それは…大学病院見学授業。


 まず数名ずつの班に分かれて

 院内の診療科に見学に行く。


 これをレポートにしてクラス

 全員の前で発表するって

 寸法だけど、、



 この班が7つ。('ω')

 それも男女混合必須。


 だから男20名,女(?)14名の

 ボクたち1年A組は、

 まず男子3名(1班だけ2名)、

 女子は2名を好きなモン同士で

 組み合わせてからクジで

 男女混合の班を作る。。

 

 なおこの機会は三回あるけど、

 同じ組み合わせは原則禁止。


 ではボクはこの機会にどう対策

 するつもりかというと、、



『(久佳)…なるほど、(´-v-`)

 [好きなもん同士]となると、

 特に女子はそうなるよね。。』

「(久実)そう。(;・∀・)

 グループ意識が強くなるから

 今回はうまい具合に、、」


『(久佳)ちなみにミィちゃんの

 クラスのグループ構成はどう

 なってるの??(・.・;)』

「(久実)ボクらが5人。。

 あと4人のグループが二つ。

 それで計13人であとは…」


『(久佳)…問題のメープルさんは

 どのグループにも属してない

 って話だよね。となると……』

「(久実)…取り込もうと思う。。

 ボクのグループは奇数だから

 反対は出ないと思うよ。」



 そういうこと。('ω')

 今回の女子は2人のペアを

 三回作るのがミッションだから…


 4人組のグループにすれば何も

 考える必要がない。

 自分たちだけで上手いこと

 組み合わせることになる。


 ただそうなると…


 グループに属してない人間は

 ペアを作れない。(;´・ω・)

 [好きなモン同士なんて嫌い]

 ってことになる。。


 そして人数が奇数の場合も…


 余った子は同じことになるから

 今回はwin-winだから、、


 というワケで翌日、(・v・)


 ボクらはメープルさんを加えて

 組み合わせ会議になった。

 けどメンバーの意見は一致して…


 というかみんなメープルさんに

 気を使ったのか、、



 特に希望なし。(・.・;)

 アミダでもすればいい。

 グループの中で好き嫌いなんか

 言わないよ。。(*'ω'*)


 ただ…そうなるとボクも

 メープルさんと組みたいとは

 言えなくなって、、


 結局クジ引きの結果…



『(サチ)わーい、(^○^)、

 クミちゃんとペアだ!!』

『(クミ)…だね。(*'ω'*)

 サッチンにそんなに喜んで

 もらえるとボクも嬉しいな。』


 さらに男子とのペアが

 出来上がると、、


「(池輝)わーい、(^○^)、

 クミちゃんとペアだ!!」

「(折幸)ラッキー。(*'ω'*)

 クミちゃんが一緒だ。」

「(正太郎)クミちゃん!!

 抱っこして抱っこ。(*^ω^)」



 なんで??(・.・;)

 仲の良い男子三人組と同じ

 班なのはボクも嬉しいけど…


 なぜみんなボクと組むのが

 そんなに嬉しいの??


 聞いてみると今回は…


 女子成績上位者の居る

 班から順に、見学する科の

 選択権があるらしいから。

 (;・∀・)


 ボクは前回小テストで

 女子(?)では一位。

 ヾ(*´∀`*)ノ


 ただ…クラス全体では17位。

 ほぼ真ん中。(;´・ω・)

 だからまったく自慢には

 ならないんだけど…


 今回に限れば皆からすれば

 ありがたやの存在だから、、



「(折幸)じゃぁ見学する科は

 クミちゃんに決めてもらうって

 ことでいいかな??」

「(一同)いいとも。('ω')ノ」

『(クミ)…(;・.・;)』


 急に、(;´・v・)

 責任重大。。


 研究職を目指す正ちゃん。

 専門を決めてないコウくん。

 病気の早期発見を目標に

 掲げるテルくん。

 そして医師以外の貢献も

 視野に入れてるサッチン。。


 加えてボクの希望も併せて

 見学する科を選ぶと、、



「(折幸)…内科か。(・.・;)

 オレは賛成だけどなぜ?」

『(クミ)…うーん。(;´・v・)

 ボクは総合病院の跡取りを

 期待されてるから。。

 どこより広い範囲を診てる

 内科がいいかなって…』


『(サチ)私も賛成。('ω')

 内科は支援職種が多いと

 されてる科だからね。』

「(正太郎)クミちゃんが言う

 ならボク賛成。(^o^)ノ」


「(池輝)うん。('ω')

 内科でいいんじゃないか?」

「(一同)…(;・o・;)』

「(池輝)えっ、(;・.・;)」



 テルくん。(・.・;)

 駄洒落しちゃいました。。


 ワザとじゃないだろうから

 誰も責めないけど、、


 ここはフォローしないと場が

 シラけるからその、、



『(クミ)…だね、(;´∀`)

 内科でええじゃないか??」

「(折幸)ええじゃないか。。」

『(サチ)♪ええじゃないか、

 ♪ええじゃないか、(/^ω^)/』


「(正太郎)そうだよね、(^v^)

 だってクミちゃんのオッパイ

 たしかAじゃないか??」

『(クミ)…(; ゜Д゜;)』



 もう、(*ノωノ)

 なにを言うんだこの子は。。


 キミのお姉ちゃんはスポブラの

 Aカップしか付けられない

 特異な女…って設定なの。。


 だってボクは本当は男だから

 Aどころか全くないの。。


 けどだからここ胡麻化さないと

 まずいとこだから、、



 このあとウチの班は、、


 ♪ええじゃないか、(/^C^;)/

 の大合唱になりました。。

 



♪ええじゃないか、

♪ええじゃ内科、

♪Aじゃないか~

\(^ロ\)(/ロ^)/


とにかくメープルさんの

こととか色々あるけど、、


次回はたぶん普通に

内科見学です。('ω')

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