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021 ボクが女子陸上部に入ったら

体力測定で快足女子ってことに

なってしまったクミちゃん。

(;´∀`)


そうなると当然お誘いもある

ということで…


 ドドドドドドドドド、、

 ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘

 

 五月のある日、(;´-ω-)

 ボクは大学で逃げ回ってた。。



「(折幸)クミちゃぁん、(・.・;)

 廊下を走っちゃダメだぞ。。」

『(クミ)コウくん、、(*´Д`)

 クラス委員みたいなこと言って

 ないで助けて…匿って、、』


「(池輝)誰から逃げてるの?

 クミちゃんは足が速いんだから

 逃げ切れるんじゃない??」

『(クミ)…テルくん。(・C・;)

 けど今回は相手が悪いの、、

 頼むから隠してよ。。』


「(正太郎)クミちゃん、(^^)ノ

 抱っこして、抱っこ。。('ω')」 

『(クミ)こんな時にこの子は…(´Д`)

 うわ、見つかってしもた。(*ノωノ)』



 ボクは…(・.・;)

 また逃げました。。


 すぐ捕まりました。(+_+)


 だってボクを追いかけてたのは

 大学で一番の俊足の…


 履井牟(はきいむ)さんと建鰤寺(けんぶりじ)さん。


 関東医大陸上部員。

 男子スプリンター。

 (;´・ω・)

 脚では勝てません…


 ではなぜ追いかけられて

 いたのかというと、、



「(履井牟)斉藤さん、(; ・`д・´)

 ぜひ陸上部に入ってくれ!」

『(クミ)いや…だから、(´ ゜n゜)

 その件はお断りしたはず…』


「(建鰤寺)けど我が陸上部は

 存続の危機なんだ。(;n;)

 キミなら女子短距離部門の

 救世主になれる!!」

『(クミ)そんな大げさな…(・c・;)

 陸上経験もないですけど…』


「(履井牟)いや、(`・ω・´)

 スプリントではその盆地胸は

 大きな武器になるはず!!」

『(クミ)…失礼な、、(。-`ω-)

 そりゃ胸に山谷はないけど…』

 

「(建鰤寺)いや、(`・n・´)

 このカモシカのような脚こそが。

 女性離れした筋肉質な、、」

『(クミ)どさくさに紛れて勝手に

 足を揉むな!!(; `д´)』



 まったく、"(-""-)"


 いくらなんでもダメだぞ、

 男が相手でもセクハラだぞ。


 そりゃ向こうはボクのこと

 女子と思ってるだろうけど…


 ってことは…(・.・;)

 これ普通のセクハラなの??


 ただ女装男がセクハラを

 訴えたらひどく面倒になる

 だけだからできないし、、、



 でも…(・.・;)

 事情は理解できます。。


 だって我が関東医大の

 陸上部は慢性部員不足。


 今年は新入部員ゼロとか…


 しかもこれ陸上部に限った話

 ではないらしくって…(・.・)



 そもそも関東医大は、

 大学院まであわせても

 学生数600人くらいの

 小規模大学です。


 しかも医大生は学業に専念

 したいって理由で部活には

 あまり興味を示しません。


 さらに最近の若者はお外で

 運動をしたがらない。。


 …なのになぜかクラブとか

 サークルの数はどこの医大も

 意外に多いんです。(・o・)


 それで部員の獲得競争が

 激しくなるのは道理で…

 (;´・ω・)


 今日は何とか無事に帰れ

 たので帰宅後にサカ姉に

 相談するんだけど、、



『(久佳)ふーん。(・n・;)

 つまりミィちゃんが体力測定

 頑張っちゃったからしつこく

 勧誘されてるってわけね。。』

「(久実)…そう、、(+_+)

 次回は陸上部の顧問先生が

 ありがたやの陸上競技談義を

 聞かせてくれるとやらで。」


『(久佳)だったら、(・c・;)

 試しに入部してみたら??

 ミィちゃん足は速いんだから

 陸上部は悪くないでしょ。』

「(久実)…じゃないの、(ーcー;)

 ボクは大学では女子なの。。

 つまりボクが運動部に入れば

 女子競技に出さされるの。」


『(久佳)…そりゃ、( ̄д ̄)

 昨今のスポーツ界を惑わしてる

 大問題になりかねないね。。』

「(久実)…だよ。(+c+)

 そりゃ大学トップの女子には

 今は勝てないけどいずれは…」



 当然です。(´-ω-`)


 仮に大学では女子扱いでも

 心とか見た目が女でも…


 男が女子の大会に出たら

 ド級の反則です。(。-`ω-)


 ましてその特異な…

 女子としては異質の才能を

 見出されてしまったら??


 強豪大学や企業チーム…

 果てはナショナルチームに

 誘われて一流の練習環境を

 与えられたとしたら??



 無双とか無敵なんてレベル

 ではなくなるでしょう。。

 \(゜ロ\)(/ロ゜)/

 そんなの誰も得しないので…



「(久実)…そゆこと、(ーcー)

 男が女の大会に出場したら

 そうなりかねないの。。」

『(久佳)…そりゃそうだ。(ーvー)

 そこそこの素質がある男が

 本格的に鍛えたら女は

 逆立ちしたって勝てないよ。』


「(久実)まぁでもトランス女性の

 主張もわかるけどね。。

 女性なら女子競技に出れて

 当たり前なんだから……」

『(久佳)…あんたね…(。-`ω-)

 もう少し考えて発言しなさい。

 それは無知すぎる失言よ。。』


「(久実)…そうなの?(・.・;)

 けど元女性なら男子大会に

 出ても問題ないだろ。

 なら逆もありだろうし…」

『(久佳)大バ力!!(; `д´)

 恥じろ医療関係者、、

 もしも元女が男子競技で

 勝ったとしたら…

 もっと酷い大問題だ!!』



 …らしい。(・c・;)


 そりゃ元男が女子大会で

 無双してる現状も

 大問題ではあるけど、、


 今の発言にはそれ以上の

 大問題が二つ含まれる。。



 まず…(・.・;)


 女性なら女子競技に出れて

 当たり前、、、


 ではない。( ゜Д゜)


 心も体も戸籍も社会的にも

 生まれながらの女性で、

 自然妊娠も出産も経験した

 疑いようもない女性でも、、、


 もちろん手術も投薬も一切

 行っていなくても、、



 女子競技への出場資格がない

 女性は居る。(`・ω・´)



 つまり【女性なら女子競技に

 出られて当たり前】ではない。

 \(゜ロ\)(/ロ゜)/


 意図的に言ってるとしたら

 ミスリードを誘う大ウソ。


 そういう立場の人を深く

 傷つけかねない…


 謝って済まない失言です。

 (m´・ω・`)m ゴメン…



 では…女子競技とは??

 (・.・;)


【一般的常識的女性と比して

 有利な要素のない人だけが

 出場資格のある競技】

 

 というのが正しい定義。

 (/・ω・)/


 なぜなら女子競技とは、

 体重別や年齢別などと同じ

 制限(レギュレーション)付きの競技だから。


 つまり体重無差別で争えば

 不利になる小柄な人でも

 頂点を狙える体重別と同じ。


 性別無差別で争えば不利な

 女性でも戦える場として

 設けられたカテゴリーです。



 ただ…(・.・;)


 性別は体重とは違って

 明確に区分できない。


 心とかの問題ではない。

 

 競技レベルで言えば

 ホルモン量やDNA型など、

 生まれながらに平均的な

 女性よりも有利な要素を

 持つ女性は少なくない。。


 つまりそういう女性は

 出られないケースが普通に

 あるってことです、、、



 例えば自他ともに認める

 高校生なら無条件で

 高校総体に出られますか?


 19歳なら出られません。

 プロ競技の経験者ならば

 出られませんよね。。

 それ差別ではないですね。


 …それと同じです。


 だから女子競技に参加でき

 ない女性がいてもそれは…


 差別ではないんです。



 でも…(・.・;)


 女子競技には一部に

 救済措置がある。


 例えば平均的女性より

 男性ホルモンの多い人は

 規定値よりホルモンを

 下げれば出場できる。。


 もしこの規定値を上手く

 設定できるのなら、

 元男性が女子競技に

 参加しても有利不利の

 ないようにできるの…


 かもしれません。。


 実際、最初にこの規定が

 できた当時のままだったら

 現代ほどの不公平はなかった

 はずですから。。


 まぁいわゆる差別意識満載の

 トランス団体が自分の有利

 ばかり主張している現代では

 絵空事ですが、(*´Д`)



 それでも元女性が男子競技で

 勝つことに比べれば、

 遥かにマシな問題なんです。

 (/・ω・)/

 

 だって男性ホルモンを投与

 した人は性別関係なく

 競技資格がないですから。


 理想とする体と心の差に

 苦しんでるのは何も

 トランスジェンダーだけ

 ではありません。


 薬物を使って肉体改造

 しようなんて人はみんな

 同種の苦しみを持って

 いるんですから。


 一部の人だけに特別に

 ドーピングを認めては

 絶対にいけません。



 まぁそれでも…(・.・;)


 トランスとかの団体の

 暴走を鑑みれば、

 いずれこの薬物使用が

 認められる可能性が

 ないとは言えません。


 普通(?)の元女性では

 男子には勝てないから

 それくらいいいだろ、

 ってなりかねません。


 でももし認められたら…



 歯止めがききません。

 (/・ω・)/

 なぜなら男子競技は

 無差別級だから。


 仮に男性ホルモン量が

 平均的男性の100倍

 ある人がいたとしても

 それで失格とする規定

 はありませんから。。

 ( ̄д ̄)


 ましてトランス男性の

 中には見た目を男性に

 近づけるために、

 成長ホルモンや

 筋肉増強剤を使う

 人もいますから。



 現在の規定ならば無限に

 強化薬物を使えます。


 もしこれを認められたら…



 マッドサイエンティストが

 国や企業の威信をかけて

 無制限な投薬を女性に行い…


 男性でも太刀打ちできない

 巨大化した筋肉の塊たる

 サイボーグを作る。。



 元女性が男子競技で

 勝つとはそういうこと。

 (・.・;)

 それ以外の解釈はない

 大大問題ですから。。



「(久実)なるほど、(+_+)

 そりゃ絶対にダメだわ。」

『(久佳)…そゆこと。('ω')

 薬物の怖さを知ってるべき

 医大生なら特に理解して

 おくべきことだよ。。』


「(久実)けど…(・.・;)

 それでどうしよう??

 ボクの秘密を隠した上で

 どうやって陸上部の勧誘

 断ればいいかな??」

『(久佳)…(-ω-;)ウーン

 ウチの大学の運動部に

 限ったことかもだけど…』



 体育会系の部活って…


 掛け持ち禁止のとこが

 多いらしい。(・.・;)


 ということでボクは…


 サークル活動への参加を

 勧められてしまいました。



女子競技とは平均的一般的女性に

活躍の機会を与えるためのもの。

つまり女性であっても特異な要素の

ある人は出場資格のない競技です。

('ω')

その大原則は厳守しましょう。

それでもなお女子競技に出たがる

元男性がいたら平等公平なレベルに

なるよう鋭意調整しましょう。


また元女性でも薬物で強化すれば

男性トップアスリート以上の筋力や

体格に改造するのはさほど難しくは

ないそうです。。


そんなの…もう競技ではありません。

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