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018 結婚のキーマンはボク?(・.・;)

鹿児島に帰ってるクミちゃん…

ではなく久実くん。(・v・;)


実は姉の結婚のカギを握ってたと

知らされることに、、




「(久実)あのさ大久保さん、(ーcー)

 ホントにそんなに似てるの??

 ボクとサエ姉って。。」

「(大久保)…と思うよ。(・v・;)

 たしかスマホに当時の写真が

 入ってるから見てみる??」



 えーと、状況を整理します。

 (・n・;)


 大学に入学して約一か月。。

 ボク(19)は東京で同居中の久佳(ヒサカ)

 姉ちゃん(22)と鹿児島に帰省中。


 理由は一番上の姉…

 久恵ヒサエ姉ちゃん(30)の結婚に際し

 親族顔合わせに出席すること。


 で、その前に結婚相手…


 ボクと旧知の仲良しでもある

 大久保さん(33)との会話で、、



 ボクが若い頃のサエ姉と似てる

 って話になりました。(・ω・)


 で…なぜかハグされました。

 どうやらボクが結婚のカギを

 握ってたからなのですが…

 ( ̄д ̄)


 ちょっと嫌です。

 新婚嫁さんの代わりに抱かれ

 てる感になりかけてます。。



 けどこれボクが普段…(・.・;)


 東京で女子大生してることに

 関係するのでしょうか??


 ボクは若い女と同じ見た目

 ってことでしょうか??


 けど…弟と姉が似てるなんて

 ごくごく普通のこと、、、、


 とか考えながら昔の写真を

 見せてもらうと、、



「(久実)…似てる、、(・c・;)

 自分でも瓜二つと思う。。」

「(大久保)…だろ?(*´ω`*)

 若い頃の久恵さんは初々しい

 元気印だったと思うよ。。」


「(久実)けど…髪短いね。。

 なんかボーイッシュを通り

 越して男の子みたい。。」

「(大久保)…だね。(´・v・)

 当時は彼女も若手だったし

 張り切ってたから。。

 清潔感を保つには化粧とか

 長髪はダメだと言ってた。」


「(久実)…けど、(・v・;)

 そこに惚れちゃったの?」

「(大久保)…まぁね。(ーvー;)

 元々ボクはそういう元気な

 娘の方が好みというか…」



 そりゃ…(・.・;)

 ボクはそうではないからよく

 わからないけど…


 こういう男の子みたいな

 女性が好みの男性が

 いるのもいいんだけど、、



 そういうのは今ボクの前では

 言わないで欲しい、、

 "(-"n"-)"


 まぁ大久保さんは某アイドル

 事務所の関係者ではないから

 可愛い(?)男の子に手を出す

 心配はないんだけど…


 ただその言葉回しは色々と

 当事者にとっては問題が

 あったようで…(ーvー)



『(久恵)…すいませんね。(ーnー)

 若くも初々しくもなくて…』

「(大久保)わ、久恵さん。。

 準備終わったの?( ゜Д゜)」


『(久恵)…おかげさまで。

 新婦にしては化粧と整髪に

 時間が要りませんので。。』

「(大久保)…いや、(;´・ω・)

 そういうつもりではその…

 今でもキレイなんだし…」


『(久恵)…今でも??( -`ω-)』

「(大久保)…ごめんなさい。。

 今が一番おキレイです。(;c;)」



『(久恵)あとミィちゃん、(ーcー)

 私たち挨拶回りで忙しいから

 いつまでもお兄ちゃんに遊んで

 もらいなさんな。(; ー`vー´)』

「(久実)…はぁい。。(;ー∀ー)

 がんばって、お二人さん。。」



『(久佳)そうだぞ師匠。('ω')

 嫁さんばかり働かせてたら

 また怒られちゃうぞ。。』

「(大久保)…久佳こそ。(;`v´)

 おまえ久恵さんにだけは

 素直なのに師匠のボクには

 相変わらず生意気だな。。」


『(久佳)おっ、(*'ω'*)

 久々にやるか??』

「(大久保)おう。(*'v'*)

 かかってきなさい。。」


『(久恵)サカちゃん!(; `C´)

 大久保さんも…

 そんな恰好で取っ組み合い

 なんかしないの!!』

『(久佳・大久保)はい…(ーcー)」



 当たり前だ。(;´∀`)


 二人とも和服だけどそれ

 柔道着じゃないから。


 振袖と紋付袴だから。


 襟をつかみ合うなんて

 とんでもないぞ。。

 (;´v`)



 というのも二人は柔道家で

 師弟関係。(^^)


 大久保さんは七年前、

 鹿児島に来てすぐ

 週一二回ペースで柔道を

 できる場所を探した。


 それで…(・.・;)


 当時高校一年だった

 サカ姉が自分の学校の

 柔道部に誘った。。


 健康運動感覚でやってる

 165㎝60㎏の小男相手なら

 勝てると思ったサカ姉は

 試合を挑んだんだけど、、



 瞬殺されたんです。。

 (*ノωノ)

 開始2秒で一本負けです。



 それもそのはず。(・v・;)

 だって大久保さん……


 柔道三段だから。。


 高校柔道部員たちは

 男子部の三年生も、

 100キロ級のエースも

 誰一人として彼には

 勝てなかったから。。


 それで…(・.・;)


 サカ姉は大久保さんの

 弟子になってやがて

 対等に戦えるまでに成長

 させてもらった結果…


 高三の県大会で優勝。

 ヾ(*´∀`*)ノ


 まぁそれは今は関係ない

 ことかもだけど…



 ボクが気になったのは

 その前の話だ。('n')



 サエ姉は…


 看護師長でもある母に

 代わってボクたち

 年の離れた弟妹の面倒を

 みてくれた人。。


 子供好きで母代わりとも

 いえる姉はボクらには

 頭が上がらない存在。。


 そんなサエ姉ゆえに…

 «結婚は早くしたい»って

 ずっと言ってたんだ。

 ('ω')


 それがなぜ…(・n・;)

 30歳での結婚??



 そして…早い結婚を望んで

 たのは大久保さんも同じ。

 (;´・ω・)

 というかそれが大久保家の

 家風らしい。。


 けど医者ってのは一人前に

 なるのが30歳前後、、


 ゆえに他の職業に比べると

 初婚年齢は遅め。(^n^)



 けど…それでも33歳という

 大久保さんの年齢は決して

 早い方ではない。


 相手と知り合ってから7年

 かかってるのも長すぎる。。


 それなぜかというと、、


 大久保さんもボクらに伝える

 べきか迷ってたそうだけど…


 慎重に話してくれたんだ。

 (;・ω・)、、、、、、、、




 東京の大病院で初期研修期間

 (2年間)を終えた彼がこの

 西郷病院に来たのは7年前。


 26歳の時だった。


 そこで院長の長女で看護師の

 久恵(当時23歳)と出会い…


 やがて交際に発展。


 大久保さんが三年間の後期

 研修期間を終え正規の医師と

 認められた29歳の頃には、

 既に結婚の意思を固めていた

 らしいんだ。。


 普通の若手医師と看護師の

 関係ならそこで決まり。


 なのだが…(・.・;)



 悪い噂が立ったらしい。。

 Σ('◉⌓◉’)


<大久保は院長の娘を(たぶら)かし

 病院を乗っ取る野望あり。>


<西郷家の人間でない大久保が

 院長を継ぐのなるのなら、

 古参医師はついていかない。>


 とかなんとか、(´-ω-`)



 …間の悪いことにその時期は

 次女の久佳が薬科大への

 進学を決め、医長の候補には

 なりえないと決まった頃。。

 (;´・ω・)


 大久保さんは努力して院内で

 頭角を示しはしたものの、

 これまた院長の依怙贔屓って

 噂が立ってしまって、、


 こんな状態で結婚はムリ。。

 (´;ω;`)


 だから病院長でもある父は

 院内で宣言したらしい。



 跡取りは…長男の久実ボクだと。



 とはいえ…(/・ω・)/

 その長男(ボク)は当時まだ15歳の

 高校一年生。


 跡取りはいずれ医者になると

 証明せねばならない。


 そのために…(・.・;)


 国家試験合格率が最も高い

 関東医大専願受験を命じ

 られたんだと理解した。。



 なのに去年…18歳の時には

 現役合格できなかった。

 (´;ω;`)ウゥゥ


 けど今年…19歳のボクは

 反則まがいの裏技とはいえ

 関東医大に合格したから…

 (/ーωー\)



「(大久保)…だから、('ω')

 ありがとうと言ったんだよ

 久実くんに。。

 キミの関東医大合格により

 結納に至ったから。。」

「(久実)…けど、(/;ω;\)

 結婚が遅れたのもボクの

 せいだよね。。

 現役合格できなかったから

 二人を一年も待たせて…」


「(大久保)…だが。。

 一年で済んだ。(;v;)

 それは全てキミの努力の

 おかげなんだから。。」

「(久実)…それはその…」


「(大久保)だから…必ず医師に

 なると約束してくれ。。

 そしたらボクは義兄として

 精一杯に久実くんを…

 次期院長を支えるから。。」

「(久実)…(・n・;)」



 これは…大変だ。。


 だって関東医大の国家試験

 合格率が高いというのは

 あくまで男子の話。。

 (;´・ω・)


 女子は…正確には女子枠で

 入った者に限ればその

 数字は当てはまらない。。


 むしろ…医者になれてない

 人の方が多いんだから。。



 ではもしボクが医者になれ

 なかったら。。


 あるいは…(・n・;)

 女子枠の不正利用が問題に

 なり退学にでもなれば…



 それは…避けねばならない。


 ボクは長男として弟として

 跡取りとして姉夫婦を

 庇護する義務があるから。



 あと…(・.・;)

 それで思い出したけど、

 

 兄と姉の違いの件は??


 そこだけは意外に心配が

 なさそうで。('ω')


 だって大久保さんには

 兄姉が一人ずついるから。

 (^O^)、


 親族の顔合わせの席で

 その人たちに話を聞けば

 良いと思ってたけど…



「(大久保兄)へぇ、('ω')

 キミが将来の院長候補で

 医大生の久実くんかい?」

「(久実)…はぁ、(・.・;)」


『(大久保姉)可愛い。(^^)

 まだ19歳なんですって??

 私にすれば姉弟というより

 親子みたいね年齢ね。。』

「(久実)…まぁ、(・c・;)

 そうなりますかね??」



 …です。(;´・ω・)

 当然と言えば当然ですが…


 大久保さんの兄姉は

 いずれもアラフォーです。


 世代が少々違うせいか、

 例の件では参考になる話は

 聞けませんでした。(*_*;


 それどころか早婚を望む

 家系ゆえなのか…



 どちらも高校生の娘さんが

 いるそうです。(*C*;


 …ウチの娘を貰って欲しい

 なんて言われました。

 (。-`ω-)

 本当に親子同然になりかね

 ない事態です。。


 けど…そんなことしたら

 大久保家が西郷病院を

 乗っ取るうわさが事実に

 なるわけで、、


 それにその…



 その婿候補はたしかに

 院長候補で医大生である

 好条件男子ですが…


 女子大生ですから。

 (*ノωノ)


 こりゃ…絶対にバレたら

 ダメだなこりゃ。。




余談ですが、医師の初婚年齢は

かなり遅いそうです。(+_+)


そりゃストレートで研修期間を

終えても一人前になった時点で

29歳ですから。。

大久保さんのように33歳でも

早いくらいだそうです。


ただ…男性医師もそうですが

女性医師にはこれは特に深刻な

問題らしいんです。


だって〇高になる前の出産には

結婚のタイムリミットは…

33歳だから。(/・ω・)/

婚約は32歳までが限界だから。



それ満たしても…第一子に限り。

第二子以降は◯高必至。。


だから30代後半から40歳前後で

出産する人が多いそうです。

。゜(゜´Д`゜)゜。



ただ…現実は厳しいです。


普段は〇高女性に向けては

「まだ出産大丈夫。٩( 'ω' )و

 40過ぎても誰でも妊娠可能。

 年とってるから遺伝病なんて

 心配ないよ。(๑╹ω╹๑ )」

なんて宣ってる女医さんでも…



自分に向かってウソつくことは

できませんから。(;´∀`)


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