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013 今日の授業は人命救助?

医大に入って友達もできて、

(*'ω'*)

そろそろ授業も本格化します。


「(肝稲)…えぇ、(・ω・)

 であるから人工呼吸の基本は

 マウスtoマウスで、、、」

『(生徒)…"(-""-)"』


「(肝稲)これは人命を救うため

 大事な授業です、(`ω´)

 医学部の生徒として基本中の

 基本と心得て下さい。」

『(生徒)…はい、、(ーcー;)』



 入学して数日…(・.・;)


 一般教養ばかりだった授業の

 中で今日は初とも言える

 医大らしい実践授業。。


 お題は…心肺蘇生初級。

 (`・ω・´)

 担当は肝稲(きもいな)先生。


 内容は主に人工呼吸とAED

 と心臓マッサージ。


 普通の座学なんだけど…



『(サチ)…うーん。(ー.ー;)

 授業はわかりやすいんだけど

 これ何というのか、、』

『(薫)…集中できない…(ーnー;)

 申し訳ないと言うのか…』


『(クミ)…何が?(・.・;)

 大事な授業だからちゃんと

 聞いといた方がいいよ。

 ねぇナンサク。。』

『(桜)…んだども…(;´・ω・)

 オラもちょっぐらなぁ…』



 この授業…(・.・;)

 特に女子は集中できてない。


 理由は…たぶん肝稲先生。。


 この先生は講義は上手い。

 ただホント申し訳ないけど…



 不細工なんだ。"(-""-)"

 はっきり言えばキモい。。



 そのせいで授業に集中できて

 ない生徒が多く出ている。。


 ボクはそうでもないが…

 (*'ω'*)

 それたぶんボクが男だから。


 嫌悪感ともいえるこの本能は

 異性に対して強く働くから。。


 それでいつも最前列で授業を

 受けてるチバちゃん以外の

 女子(?)はみんな後ろの席に、、

 

 あからさまに避けてるんだ。。

 ( ̄д ̄)


 なんだよ女って酷く失敬な

 生物だなぁ、と思うけど……

 "(-"C"-)"ノ



 実はこの本能は男の方が

 強く持っているらしい。。

 (=゜ω゜)ノ


 けど男が女に向かって

 キモいとか本音を言ったら

 傷つけると知ってるから

 言わないだけ。


 つまり男性が必要最低限の

 配慮をしてるだけです。


 女性も男性と同じ程度の

 気遣いは持つべきです。


 というのはさておき…



 そも本来の♂は♀に交尾を

 迫る立ち位置なんです。

 つまり♀の出産育児能力を

 見抜けないと子孫は断絶です。


 まして人間以外の♂の殆どは

 何度も続けて射精できない。。

 多くはシーズンに一回。

 少ない場合は一生に一回。。

 (´;ω;`)ウゥゥ


 つまり…生殖能力のない(低い)

 ♀や♀モドキに関わったら…


 実際問題として♀に擬態して

 ライバルとなる♂を騙して

 生殖機会を奪うことで機会を

 作る生き物は存在する。


 生殖能力が低くても♂に

 アピールする♀も存在する。



 だからトランス♀はもちろん

 高齢美魔♀や健康状態の悪い

 ♀も見抜けないとダメ。。

 子孫を残す機会を損なう。


 つまり生物♂は本能として、

 生殖能力のない(低い)♀が

 色気ある♀のようなフリして

 近づいてくる個体には…


 直感で悪寒を覚える。

 反射的に遠ざけるか逃げる。


 それが生殖本能です。

 (/・ω・)/


 ♂がオカマやGを忌避するのは

 宗教や偏見のせいではない。

 生物として自然な反応なんです。


 その本能なき♂は自分の子孫を

 残さない…生物として最低限の

 望みを叶えられないんです。。


 

 ただ…性的少数者本人は、

 性欲はあるが生殖欲求は低い。

 だから自身ではこの本能を

 理解する機会がほぼない。


 そのせいかこの本能を

 表で語れば性的少数者から

 差別と言われてしまう。。


 あげくには「性的少数者に

 人間の本能がないとでも

 言うのか!?」となるので

 議論にならない。(。-_-。)



 だから現代人は本能を学ぶ

 機会そのものがなくて、、


 気持ち悪いと感じることが

 本能のせいではなく、

 思想や不勉強のせいとされる

 から本音も言えなくなり…


 さらに何か言ったら無条件で

 差別発言扱いされて、、

 (。-`ω-)


 まともな人間は本能の欲求は

 根本から否定されて、

 生物としての最低限される

 世の中を誰が望むのやら、、



 まぁ…いいです。。

 (/・v・)/


 だってそんな差別主義者の

 デタラメな主張の結果

 ボクは医大に入れたから。


 フェミ団体がなければ

 女子枠も何もなかったし、

 LGBT団体がなければ男は

 制度利用できなかったし…


 そこは大いに感謝した上で

 とにかくその、、、



「(肝稲)…今日はこれまで。。

 しっかり復習して医学者の

 基礎とするように。。」

『(女子)……はい。(-c-)』



 こうして授業が終わった。

 (;´・ω・)

 ボクとしてはわかりやすく

 有用な授業だったけど…


 幼い頃から医院に出入りした

 医師の息子としては新しい

 ことはなかった。(;´ーωー)


 開業医の子女の多い医大では

 それは当然らしいけど、、



 ただ…特に女子はあまり頭に

 入ってないみたい。(+_+)


 けどそれでは…

 いざという時に対応できない

 医療関係者ではダメ。。


 もう現場実践の機会を設ける

 くらいがいいのかな??


 って不謹慎なこと考えてたら

 前触れなく目の前で…( ゜Д゜)



 肝稲先生が倒れた!!

 \(゜ロ\)(/ロ゜)/


 白目をむいて泡吹いて、

 チアノーゼも出てる。。


 おそらく…心肺停止状態、、



 ボクが余計なことを考えた

 せいなのか?( ;゜n゜;)


 なんて場合じゃない。。

 これ授業でなく命の危機だ。


 今、先生の近くにいるのは

 ボクたちグループの5人だけ。


 ここでなすべきは当然、、



『(クミ)応急処置!!

 手伝って!(; `д´)』

『(全員)…うん、( ゜n゜)』


『(クミ)そのAEDを!!

 さっき授業で使ったヤツを…』

『(サチ)…使えないよこれ…

 説明用の模型みたい。(;c;)』


『(クミ)…ちっ、(;`n´)

 こうなれば直接、、、』

『(サチ)…キャッ、( ゜Д゜)

 何をしてるの???』



 ボクは躊躇なく…(`・ω・´)


 肝稲先生の上衣を破いて

 胸をはだけさせた。。


 …男から見ても小汚い…

 胸毛を散らかした醜い胸板。

 (。-`ω-)

 そりゃ…女子は躊躇する、、



 ただ…この状況で恥じらい

 など些末すぎること。

 心臓マッサージのために胸を

 出すのに男も女も

 キレイも汚いもない。。


 最大第一優先は救命!!

 (; ・`д・´)


 救う側は文字通り必死で

 救命してるんだから、、



『(久実)…ぐっ!(; ・`c・´)

 動け…動けよ心臓、、、』


 ボクは…全力で肝稲先生の

 胸を押し続けた。


 心臓マッサージとは…


 肋骨を折るつもりで力一杯、

 全体重をかけて押すモノ。。


 けど…肝稲先生は見た目より

 胸板が厚くて小太り。


 減量で体重の落ちたボクの

 腕は既にパンパン。。

 これ以上は力が出ない、、


 …どうする??(;C;)


 女を名乗るために減量して

 人命を損ねてどうする???


 そんなんで誰が救われる??


 だから誰をどう頼れば患者を

 救えるかを必死で考えて、、、



『(クミ)ナンサク…早く!

 手伝って!!( ;`C;´)』

『(桜)…オラ??(;・c・;)

 何すればええだケロ?』


『(クミ)…ボクの手の上から

 指示に合わせて…(`c´)

 全体重を乗せて押せぇ!!』

『(桜)…ええだが!?( ゜Д゜)

 そんしたらクミぢゃんの手ぇ

 折れるがもしれんべ、、』


『(クミ)かまうなぁ!!(`C´)

 人命がかかってるんだ!!』

『(桜)…お…おぅ!(;`c´)

 オラだで医者のタマゴだ!』



 こうして…(`・v・´)

 ボクらは二人がかりで

 心臓に圧力をかけた。。


 おかげでなんとか…

 心音は戻ったんだけど。

 ヾ(*´∀`*)ノ


 自発呼吸が戻らない。

 \(゜ロ\)(/ロ゜)/


 ここは授業でやったばかりの

 人工呼吸をすべきだけど…


 さすがにボクとナンサクは

 手が離せない、、


 けどこの状況での人工呼吸は

 肺活量のある人が適任。。


 ならチバちゃんは外して…



『(クミ)サッチン、カオリン!

 手伝って!(; `C´)』

『(サチ/薫)…わかった。。

 何をすればいいの???』


『(クミ)人工呼吸!!(`c´)

 授業でやっととおりに、、』

『(サチ/薫)え、あ、そのぉ…

 人工呼吸って((;+Д+;))

 マウスtoマウス???』



 これ…(ーcー;)

 失敗したかも、、、


 だって肝稲先生は…

 キモイから。。


 本職医者なら患者の見た目

 など関係ないけどボクらは

 まだ医大生のタマゴ…


 しかもたぶん二人とも…

 キス未経験者。(/・ω・)/


 カオリンはあからさまに

 固まっちゃったし、(ーnー;)


 サッチンは先生を抱えるまでは

 したけどマウスtoマウスには

 躊躇しちゃってて、、


 一刻を争う状況でこれは

 非常にマズい。(; ゜c゜;)


 どうしよう??

 と思ってたら…



『(サチ)…えっ??(・c・;)』


 サッチンと肝稲先生の間に

 割り込んできたのは、、


 メープルさん!?( ゜c゜;)

 こと佐東楓さん。。


 それで躊躇も何もなく

 マウスtoマウスを始めて…



 しかも、(/・C・)/

 むちゃくちゃ上手い。


 肺活量もかなりありそう…


 あっという間に肝稲先生は

 自発呼吸を取り戻して、

 もう安心って状況にまで…


 けど、(・.・;)



『(サチ)…ありがとう。。

 メープルさん…けど私は…

 怖くって…( ;C;`)』

『(楓)…いいから。(-v-;)

 患者が助かればそれ以上は

 何も要らないから。。

 よく頑張ったね。。』


『(サチ)…そ…そうだけど…

 私はとんでもないこと、、』

『(楓)…そんなことない。(ーvー)

 サチさんが肝稲先生を抱えて

 なかったら私も…

 失敗してたかもしれない。』


『(サチ)…けど、(´;c;)

 やっぱりなにかお礼を…』

『(楓)じゃぁお言葉に甘えて…

 私は目立ちたくないから、

 あとはヨロシク。(^-^)』



 こうしてメープルさん…

 (・.・;)

 立ち去っちゃった。。


 カッコいいというか

 爽やかというか、、


 それはよかったけど…


 サッチンはまだ肝稲先生を

 抱えたままだったから、


 その後すぐに先生は意識を

 取り戻したからその、、



「(肝稲)…ありがとう!!

 キミは命の恩人だ!!(;C;)」

『(サチ)え、( ゜Д゜)

 いやあのこれはでもあとは

 ヨロシクされたから……』



 というわけで…(;´^c^)


 マウスtoマウスで、

 肝稲先生を助けたのは、


 サッチンってことになって

 しまいました。。



救急現場において最優先はまず命を救うこと。

あとは後遺症を残さないこと。。


他は全て…無視していい些末なこと。


その認識を持たない人は仮に命の危機にあっても

救急医療に頼るべきではないと思います。


本気で命を救いたい者にとっては恥じらいだの

男だの女だの胸をはだけるなどの主張は、、


ふざけるな、人命軽視めが!!


です。(。・ω・。)、以上。。


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