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社会人編2 お前、周りの人間を炉端の石と勘違いしてない?
モテない話ついでだが、Aは本当に身だしなみがだらしない。
基本髪はボサボサで、服は適当、シャツがズボンから出ていることはしょっちゅうだ。
彼の会社での評価がしばらく地の底にあったことの要因の1つは間違いなくこれであろう。
ある日私は彼に聞いたことがある。
なぜ身だしなみを気にしないんだ?
すると、彼はこう言った。
「気にする必要性を感じないから。」
こいつは本当に他人の評価を気にしない。
だがある日を境にAが身だしなみを整えてくるようになった。
髪はセットされ、服はバチバチに決まっており、靴に至ってはREGALの上等なやつだ。
Aは顔だけは良いので、身だしなみを整えるとかなり映えた。
気にする必要性はないんじゃなかったのか?
そう聞くと、彼はこう答えた。
「最近通っているパン屋の店員が気になっててさ。」
………?




