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いただいたお題 詩集

brock en

作者: 日浦海里

切り立った尾根

右手に連なる岩場を1つ

ひょいと乗り越えれば

見下ろした先は真っ白な海

左手を見れば砂と違和が交じる斜面


霧立った尾根

左手からは吹き上げる風

その向こう側に広がるわたあめ

空から降り注ぐ光が虹色

右手を見れば空にはお日様

こんなにも青空は青いのに

すぐ目の前に雲がある不思議


太陽を背にして雲を見下ろす

わたあめを食べるように

飛び込む人影

辺りの霧が含む雨粒が

そこかしこに虹の飴を

振り蒔いている


人影を見つめると

わたあめが余程美味しかったか

天にも昇るようだと言うように

背中に光の輪っかを背負ってた


先に天に昇ろうとする影に

まだ「いただき」には早いんだからと

しっかり足に縫い付けて

また尾根伝いに登り始めた

自分と影で

疲れを半分こに出来たなら

もっとたくさん動けるのに


そう思ったけど、

きっと影も同じだけ疲れてるから

結局疲れを分けようとしても

分けられないってことに気付いた

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― 新着の感想 ―
[気になる点] コレが出る折は服が湿ってキリキリ舞い♪ ・・・そして、世代によってはjrを付けたくなる筈(笑)
[一言]  そこだから見える世界。身体の疲れは取れなくても、気持ちの疲れは吹っ飛びそうですね。  自分の影に円を背負わすには、自分自身が登るほかなく。きっと写真や映像では得られない感動があるのでしょ…
[良い点] ブロッケン現象ですね! 観てみたいですが、山に登らなきゃなんですよね。 光の影を背負った自分の影をみたら テンション上がりそうです。 確かに、疲れはわけあえませんが、、。 結構険しそうな…
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