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第二幕 ”奇術師にして名探偵”三重野トオルの登場


 翌日、井出アキラはニットキャップをかぶって出社した。


 目の前には上司の甲斐田タカトラがいる。甲斐田と井出は幼なじみであり、井出が上司の不正を告発して前の職場を追い出された時真っ先に再就職先として自分の会社に誘うくらいの打ち解けた関係だった。


 「おいおい、アキラ君。今日ぐらい休んでもいいじゃねえかよ」


 元機動隊という肩書を持つ甲斐田は心配そうな顔で井出を見る。井出という男は近年では絶滅危惧種となってしまった正義の熱血漢である。甲斐田は下手に心配すると井出が意固地になるのも知っていたので話題を変えることにした。


 「で…城田が死んだって?そういう報告は聞いてないな…」


 井出は甲斐田を睨みつける。人当たりの良い男だがいざという時は矢面に立って出る男だった。話題の選び方は慎重にしなければならないだろう。


 「あのな。城田君がもし生きていたとしても重傷なのは間違いないんだ。すぐに警察に報告してくれ」

 

 「いや。でも警察はな…」


 甲斐田にとって職場から死者が出たという会社の対面に関わる事態と同じくらい元の職場に助けを求めるという状況は厄介だった。


 「トラちゃん‼城田くんには奥さんや子供がいるんだぞ‼トラちゃんにだって家族がいるじゃないか…あ痛たたた」


 井出は頭部の負傷しているであろう部分を抑える。朝一番で病院に行ってからすぐに出社したらしい。井出の両親からは医者に検査入院を勧められたが本人はそれを拒否したとも聞いている。


 「会社でトラちゃんは勘弁してくれよ、アキちゃん。城田君の事は私だって今朝お前から聞いたばかりなんだ…。頭の中で整理だってついていないんだしさ」


 甲斐田が井出から事件の話を聞いたのは午後一時の事だった。事前に中西から私用で井出に仕事を頼んであると聞いていたので今日は欠勤しても文句を言うつもりはなかったくらいである。それが午後になって井出から電話が来るなり一方的に怒鳴られれば気後れするというものだ。

 若い頃は自分から危険な場所に飛び込む蛮勇を発揮した甲斐田だが、今はむしろ平穏無事な余生を望んでいる。この一度火がつくと止まらない幼なじみの男にもそうであって欲しい思っていたのだ。


 「警察。中西社長には許可を取ってあるんだ。後はウチの社長に判断を任せるって」


 甲斐田は肩を落として項垂れる。警察関係者という自身の職歴が仇になってしまったのだ。きっと中西社長も藁にすがる思いで甲斐田を頼っているのだろう。


 「はいよ」


 甲斐田は元気のない声で返事をすると近所の警察署に一報を入れる。こうして数日の間、中西ビルは関係者以外は立ち入り禁止となってしまった。


 幸いな事に中西社長に人望の厚さもあってか中西ビルから退去する会社はいなかったが、それでも珍妙な噂が立ってしまった。そう例の”ラジオ男”が実在したという噂だ。中西興産では秘書の田中さんが中心となって事後対応をしてくれたらしい。結局、井出と甲斐田が中身ビルに入れるようになったのは一週間後の事だった。


 「こんにちわ」


 甲斐田と井出は余所行きの背広を着て、中西興産の社長室に現れた。井出は菓子の箱詰めが入ったビニール袋を秘書の田中に渡す。


 「お忙しいところをすいません」


 「中身は水ようかんだからみんなで早めに食べてね」


 甲斐田は陽気な声で言った。田中は微笑んだ後、一礼して社長室を去る。


 「はあ。アレ私に持ってきてくれたんじゃないのか?」


 中西は物欲しそうな顔で田中の後ろ姿を見送っていた。


 「後でもらいなよ、社長。人数分は用意したからさ」


 甲斐田は巨体をゆすりながら豪快に笑った。甲斐田と中西は父方の祖父が兄弟であり、親戚関係にある。


 「それで城田君はどうなりましたか?」


 井出がずいと前に出た。いつもは温和な五十男だが、今日ばかりは崖っぷちに追い詰められたような壮年の男の顔になっていた。城田の不在を知ってからここ何日かは眠れずにいたらしい。


 「その話なんだけどさ…」


 中西の話ではやはり城田の死体は出なかったらしい。事件(?)発生後も机と椅子の位置も元通りになっており死体は無かった。だが現場に現れた警官からは”成人男性の血痕が残されていた”事だけは間違いなかったらしい。


 「とりあえず俺からは捜索願いを出しておいたよ。城田君の家族は家にいなかったみたいだしねえ」


 甲斐田は井出と中西の顔を交互に見ながら語る。ある意味、被害者の中西も井出の顔色を窺っていた。


 「明日俺が城田君の家を尋ねるからさ、社長は警察の後輩に頼んでくれよ」


 「まあ頑張ってみるさ。俺も城田君の事は心配しているから」


 井出の表情はまだ曇ったままだが、甲斐田の事を社長と呼ぶようになっていたので冷静さを取り戻しつつあるという事だろう。中西と甲斐田は内心ホッとしていた。


 「そうだ。こんな時にいきなり知り合いの探偵の話をするのもどうかと思ったんだけさ。実は俺の母親が管理人をやっている別のビルの店子に探偵がいるんだけど結構有名な男らしいんだ」


 中西の父は引退後、土地を買って中西の妹夫婦と一緒に農場を経営しているらしい。母親は田舎暮らしに興味を示さず、中西の家族と同居しながら隣町で持ちビルの管理人をしていた。隣町に住む風変わりな名探偵の話は井出と甲斐田も小耳に挟んだ程度には聞いていた。確か名前は…。


 「それってこの前テレビに出ていた三重野っていう探偵さんの事かい?」


 井出は思わず身を乗り出して中西に詰め寄る。三重野トオルはつい最近、強盗未遂事件を解決して有名になった人物だった。隣町に住んでいる人間とは思いもしなかったのだろう。三重野に依頼すれば城田の所在が明らかになるのではないのかと井出の表情も明るい物になっている。


 「探偵ねえ…」


 井出とは対照的に甲斐田は三重野の名前を聞くと次第に渋面を作る。以前甲斐田が警察に勤務している時に三重野の師匠である小説家の今井とは事件現場で何度も衝突した事はあるらしい。実際甲斐田は三重野との面識もあった。


 「あの頭でっかちの頑固者の爺さんと比べれば三重野のヤツは少しだけマシだが…」


 そこで甲斐田はため息をつく。甲斐田が警察を辞める原因となった事件には三重野の師匠、今井アツシが関わっていた。

 色々と苦い思い出がある事件で、今井の活躍が無ければ甲斐田は今頃犯人たちによって牢獄に入っていた事だろう。事件の後はあれほど憎まれ口を叩いていた今井から励ましの言葉を受けた事も、甲斐田の記憶には新しい。


 「中西社長、三重野さんとウチの社長何かあったの?」


 「実はねえ…」


 「イチロウ、余計な話はするなよ」


 甲斐田は中西をその名の如く虎のように睨みつける。中西は曖昧に笑うと黙り込んでしまった。


 「三重野のところに行くなら俺も行くぞ。それに中西の伯母さんにはガキの頃から世話になっているから挨拶に行かなければならん」


 甲斐田は勢い良く立ち上がってから部屋の外に出て行った。扉の近くで田中さんと鉢合わせになったらしく何かと謝っている声が聞こえてきた。井出と中西は急いで甲斐田のところに行くと三人で田中に謝っていた。


 田中はビルに入っている他の会社から受け取った書類を中西のところに持って行く最中だったらしい。田中は”自分にも非がある”と言って頭を下げる。そして中西たちが出かける事を聞いていたらしく(甲斐田の声が大きすぎて社員たちには筒抜けだった)書類は自分が責任を持って確認しておくと言ってくれた。


 こうして中西と甲斐田と井出は三重野の事務所がある隣町に向けて出発した。


 約三十分後、三人は隣町にある第二中西ビルに到着した。説明を付け足しておくと現在の中西興産本社がある建物は第三中西ビルである。第一中西ビルは老朽化が原因で取り壊され、現在は中西マンションになっていた。


 甲斐田と中西は第二中西ビルの裏口に回って古めかしい扉のドアノブに手をかける。


 「あれ?鍵がかかっている」


 中西は何度かドアノブを回したが扉が開くことは無かった。


 中西は事前に電話を入れていたそうだが、中西の母が急な事情で家を出なければならなくなったのだろうか。


 「中西社長。お母さんに電話をしてみては如何ですか?」


 井出は城田の事件で心配症になっていた為に中西の母の身を案じていた。


 「わかった。そうしてみる」


 中西にもそのニュアンスが伝わっていたらしくポケットの携帯電話を探る。しかし、彼が電話をするよりも先に中西の母からメールがあった。ビルの一階にある喫茶店で休んでいるらしい。


 「うちの母ちゃん、そこの喫茶店にいるってさ。はて喫茶店なんかあったかな?」


 中西はビルの一階を外から見て回った。入り口から建物の奥に入ったところに”トリックスタア”と書かれた看板が確かにあった。しかし店の入り口にかけられているのではない。よそから調達した椅子の上に乗せられていたのである。


 「…”喫茶トリックスタア”ねえ。なるほどこいつは三重野の店だな」


 「どういう意味だい、トラちゃん?」


 「…ああ。三重野トオルはただの探偵じゃない。本業は奇術師マジシャンなんだ。あくまで本人の弁なんだがな」


 「奇術師マジシャン?今時ねえ…」


 井出はトランプマンや腹の出た道化師ピエロの姿を想像する。


 「ごめんください。中西という者ですが…」


 井出と甲斐田が話込んでいる間に中西は喫茶店に入っていた。トリックスタアの内装は如何にも昔の喫茶店という雰囲気が出ていて五十路の男たちは古めかしいテーブルと椅子を見て安心する。


 「いらっしゃいませ、お客様。好きな場所に座って下さいね」


 店のカウンターからエプロン姿の青年が姿を現した。年長者への気配りや愛想の良さを感じさせる模範生的な好青年だった。外見は二十代前半という感じで少しウェーブのかかった茶色の髪をしている。目鼻の整った小顔の若者はカウンターに戻ってコップに水を入れていた。

 

 中西は自分たちが座る席を探す事を井出たちに任せて母親の姿を探している。甲斐田の話では同居しているらしいが孫夫婦に気を使って日中は家にいないことが多いらしい。


 「おやおや。こんな時間に誰かとうちの息子とトラちゃんじゃないかい」


 カウンター近くの席から年配の女性の声が聞こえてきた。女性が眼鏡をかけて立ち上がる前に中西は席まで急いで移動する。中西の母トシコは大病を患った経験はないが最近は何かにつけて気にかける事が多くなった。


 「母ちゃん。俺の方から行くから。トラちゃん、井出君。うちの母親がここにいるみたいだから」


 中西の話を聞いた二人が小走りですぐに駆けつける。


 「おばちゃん、久しぶり。こっちは部下の井出さん」


 「どうも。甲斐田さんのところで働かせてもらっている井出という者です」


 中西の母は目を細めて二人に頭を下げた。


 それから甲斐田は自身の近況報告と正月に挨拶に行けなかった事を中西の母に報告する。

 中西の母は「別にいいのに」と微笑んでいる。


 「あれで一言無かったら後で怖いんだよ」


 中西は井出に内情を打ち明けてくれる。井出も昨日の圧迫感から解放されて苦笑しながら中西の話を聞いていた。


 「ところでイチロウ、トラちゃん。今日は私に何の用だい?大の男ががん首そろえちゃったりしてさ」


 中西の母はテーブルの上に置いてあった緑茶を啜る。テーブルの上には他にクロスワードパズルの雑誌、筆記用具、老眼鏡のケースが散乱していた。


 「イチロウから三重野トオルの事務所が伯母ちゃんの持ちビルにあるって聞いたのさ」


 すっ。その時、頃合いを見計らったかのように先ほどのウェイターの若者が麦茶の入ったグラスをテーブルに置いた。若者は一礼をするとカウンターに戻る。所作の美しさからして育ちの良い若者なのかもしれない。


 「何だ。お目当ては三重野かい。アイツなら材料の買い出しに行ってるところだよ。佐渡くん、三重野はまだ帰れそうにないのかい?」


 中西の母が張りの良い声でカウンターに向って話かける。


 「三重野先生ですか?近くの市場に行ったみたいですから多分もう少しで帰ってくるんじゃないかと思いますが…。お急ぎの用事なら電話でも…」


 ウェイターの青年佐渡ジュウゾウは破顔しながら答えてくれた。声の調子が嬉しそうなのは探偵としての仕事が舞い込んできたからなのだろう。案外、この華やかな雰囲気の若者は三重野某の助手なのかもしれない。


 「はははっ。それには及ばないよ。そんな事をしたらアイツの下手くそな手品と胸糞悪い口上を聞かされるだけじゃないのさ」


 中西の母は三重野が気取った様子で手品を見せ、講談師のように語っている場面を想像してうんさりした顔になっていた。


 カウンターの佐渡青年も思いっきり苦笑いしている。探偵業はともかく手品の方は評判がすこぶる良くない。


 そして入り口の方からドアノブを回す音と扉を開ける音が聞こえてきた。


 「ワトソン君。今日は一年分、動いたような気がするよ。やはり私には肉体労働は無理だ。明日からは君も一緒について来てくれ」


 大きなマイバッグを両手に、背中にはリュックサックを背負ったヒョロ長の男が現れた。上は前をボタンでとめるタイプの白いシャツを、下は白地のズボンを履いたそれこそお話の世界に登場する探偵そのものだった。


 「おや。今日は大家様に、見知った顔の混じったお客様が三名もいるじゃないか。これはもしかしなくても、この灰色の脳細胞に用がある御仁がおられるという事かな?」


 三重野はあれほど荷物が重すぎると文句を言っていたのに軽々とキッチン奥に運んで行った。


 「アイツ、あんなヒョロヒョロした体つきだが元の職業は俳優見習いなんだ。本当によく口が回る男だよ。三重野は…」


 甲斐田は呆れた様子でキッチンの方を見ている。三重野本人はキッチンの奥にある休憩室で上着を取ってから戻ってきた。シャツを含めて上下は白、革靴とネクタイは黒という姿で三重野は甲斐田の前に現れた。

 初見の中西と井出はそれこそ古風な小説の名探偵のような三重野を見て呆然とする。どう見てもコスプレのような衣装だが三重野の醸し出す雰囲気がそう感じさせなかった。


 「三重野トオルです。以後お見知りおきを」


 三重野は中西と井出に道化師ジョーカーの絵札を渡す。そして指をパチリと鳴らすとトランプの絵札は名刺へと変わった。


 「おおっ‼」


 中西と井出は年甲斐もなく驚嘆の声をあげる。


 「はあ。相変わらず下手っくそば手品だね。指パッチンに気を取られている間にカードを交換しただけじゃないかい」


 手品の玄人、中西母が口を挟んできた。


 「初めてのお客さんだから騙されてくれたんですよ?僕の死んだお爺ちゃんも言ってましたけどやっぱり才能ありませんね、手品の…」


 三重野の助手であり保護者を自称する佐渡は大きく息を吐く。探偵業はともかく手品では佐渡は三重野の遥か先を行っていた。


 「フッ…。ちょっと部屋で練習してくるから、佐渡君と大家さんがお客さんの相手をしてくれ」


 中西の母と佐渡にダメ出しされてやる気を失った三重野は私室に引き上げようとする。結局、甲斐田と井出と中西が説得する事で三重野は三人から城田が行方不明になった事件の話を聞くことになった。井出は時系列毎にメモを取っていたので、それを記した手帳を開示しながら事件について説明する。その間、甲斐田が中西の母に退出するように願ったが「私に説教するのは百年早い」の一言で追い払われてしまう。


 「…というわけです。三重野先生、城田君がどうなったか調べてもらえませんでしょうか?」


 井出は頭を深く下げて頼み込んだ。三重野は井出の話をまとめたノートを眺めながら難しい顔をしている。井出は懐から現金六万円の入った紙袋を取り出して三重野の前に置いた。三重野の瞳がキラリと輝く。彼と佐渡青年は滞納していた家賃をまとめて払ったせいでこの一週間パンの耳ともやしの味噌汁ですごしていたのだ。


 「ふむう…。お話はわかりました、井出さん。不肖三重野トオルめが行方不明となった城田さんの行方を探ってみましょう‼大船に乗ったつもりでいてください‼」


 そして胸をドンと叩く。やけに芝居がかった仕草に佐渡は呆れていた。


 「おい、アキラ。お前が何で金出してるんだよ。ここは社長の俺が筋ってモンだろうが‼」


 まさか井出が自腹を切って三重野に依頼料を払うと思っていなかった甲斐田が思わず出てきた。

井出ほどではないにしても雇用主として城田の事は気にかけていたのである。


 「待ってくれよ、二人とも。そもそも私が井出君にお願いした話なんだ。それに私のビルで起こった事件なんだから私が全額を…」


 そこに中西が割り込んできた。その後、三人は相談してそれぞれが二万円ずつ払うという事で話に決着がついた。三重野は佐渡に臨時収入として三万円ほど手渡す。


 (また見栄を張って…)佐渡はもらった三万円のうち一万円を食費として供用貯金箱に忍ばせていた。その佐渡の献身的な振る舞いを中西の母が見ている。


 「それでは事件現場に出発しましょう。中西社長、捜索の許可を宜しくおねがいしますよ」


 三重野は店の留守を佐渡と中西の母に任せると井出たちと一緒に中西ビルに向った。


 「大丈夫かな、先生…」


 「トラちゃんがついているから荒事になっても問題はないだろ?」

 

 中西の母は夫にメールを送りながら緑茶をすすっている。メールには佐渡を連れて夕飯は回転寿司に行くことになっていた。当然、三重野を連れて行くつもりはない。


 「いえそうではなくて。大家さん、実はウチの先生はもう一つよそから依頼を受けているんですよ」


 「へえ。三重野が掛け持ちで依頼を受けるなんてね。珍しい事があったもんだ」


 中西の母は驚いた様子で言う。三重野は絵に描いたような御調子者だが約束を違えるような男ではない。


 「実はですね、大家さん。その探している人間ってのが城田さんっていう人なんですよね」


 「そういえばトラちゃんの会社の子もそんな名前を口にしていたね…」


 中西の母は緑茶をすすった。佐渡は中西の母に頭を下げると店から出て行った三人の使った食器を持ってカウンター席に戻る。その後、中西の母は夫が車で迎えに来るまでの時間をクロスワードパズルの本に費やす。佐渡は三重野の無事を祈りながら洗い物をしていた。


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