第2話
『アキラ君、こっちだよ』
サクヤは小汚い箱を取り出した
『あんさーアキラ君ってやめてくれへん?
アキラでいいから、そんでおっさんの事はサクってよばしてもらうわ』
私は生意気にもそう言って箱の方へ近寄ってみた
『開けてかまへんの?開けるで〜』
私は返事すら待たずに箱をあけ、覗き込む
『アキラ君、こっちだよ』
サクヤは小汚い箱を取り出した
『あんさーアキラ君ってやめてくれへん?
アキラでいいから、そんでおっさんの事はサクってよばしてもらうわ』
私は生意気にもそう言って箱の方へ近寄ってみた
『開けてかまへんの?開けるで〜』
私は返事すら待たずに箱をあけ、覗き込む
『うぁぁぁ〜〜なんやこれ、キラキラいっぱいやん』
『はい。お終い』
サクヤはそう言うと箱を私から取り上げかばんの中にしまいこんだ。
『なんやねん、もっと見せてくれてもええやんけ、それになんなん?
あのきらきらしてたん??』
かばんに箱を入れ終わると
『明日も今日と同じくらいにサクちゃん来るからアキラも気になるだったらおいで』
と言い残し公園を後にして行った……
『自分のことをサクちゃんってアホや、絶対痛い奴やなあいつ』
そうつぶやきながら、私も家に帰っていった
キラキラの箱の中身を気にしながら……
『なんやろあの箱の中身…めっさ気になる…ってか何でうちにみせたんやろ』
うわ言の様につぶやきながら眠りについた