第1話
今思えば、彼との出会いが全てだったような気がする…
私の名前はアキラ
もうすぐ50歳になろうとも男の人生記録を小説風にでも堀りおこしてみよう
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『そこのボウヤ何をしてるんだい?』
この一言が彼との長くも短い付き合いの始まりだった
『こら、おっさん、ボウヤって誰の事いっとんねん?
こんな昼間っから公園におって子供に声かけてたら犯罪者思われるで!!』
大阪から親の転勤によって東京へ引っ越して間もない自分はしゃべってる言葉が
大阪弁などと言う発想すらなかった。
今思えばくそ生意気な子供だったと思う。
『面白いものを見せてあげるからこっちへ来てみな』
『せやから、そ〜ゆんが犯罪者やっちゅうねん、んま行くけどな
てか、おっさん名前なんちゅうねん、うちはアキラやで?』
『おっさんは失礼だな…まだ22歳なんだけどな…
名前はサクヤ、サクちゃんとでも呼んでよ』
『アホか12歳も離れてたら十分おっさんや。
それに自分からニックネーム名乗んて痛いやろ??
ついでになんやねんそのキッショイ言葉…』
『あははは……キショイか〜10歳なんだねアキラ君は。
大阪からの旅行か何かかな?』
『オトン転勤でここいらに住みよんねん。
みんなキッショイ言葉しゃべって何をきどってるんやろな〜
んで面白いもんってなん??』
10歳の小学校5年生の夏休み真っ最中の出来事であった……




