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ドラゴン強すぎて衛星砲作るぞ!!

おはこんばんにちは!!

今日もお疲れ様でした。

作者が、ニマニマしながら作った話です。

是非、真顔で読んで下さいw

次話も読んでみてね!!


燃え(ただ)れた家々とそれらの亡骸。

周りは炎に囲まれて、まるで火のプールに飛び込んだようだ。

それに肌がジリジリ焼けて、グリルされてるようだ。俺の場合、人間グリルか?ハハッ笑えねぇ~~

ズぅン、、、ズぅン、、、

「近いな」

たまに聞こえるドラゴンの足音を嫌うように、ドラゴンがいるであろう方向を背にして、俺と猫耳少女は、瓦礫(がれき)の山に身をひそめる。

「う~~ん。これは、、無理、、、なんじゃ、、」

俺は、大学受験の最後らへんに来る教授が趣味で出した超難問を解いた時並みに悩んでいる。

まさか異世界でこんなに悩むとは思ってもみなかった。そもそも、このレベルの悩みが来るとも思ってもなかった。

力量、位置、身体能力、どれをとっても差が開きすぎている!!

時を戻せるなら戻したい!!

~~10分前(※タイムリープしたわけではない)~~

マグウェイmark0を失った俺は失望感にひたひたに浸りながら、ドラゴンに襲われた村の前で突っ立っていた。

あぁ、マグウェイよ。これが終わったら新しいの作ってあげるからね~~、、、あ、そもそも生きて帰れるかが問題だった。

ラノベみたいに上手くいかないのが、俺だからな。

はぁ、、、げんなりするわぁ~~

「どうしたんですか?賢者様?」

小さい子に心配させてしまうなんて、俺も末だな。

「いや、だから賢者じゃないって」

さっき言わなかったっけ?賢者じゃないよって。

「いいえ名前も知らないですし、ほぼ賢者様なので」

「投げやりすぎないか?!さっきまでの賢者愛は!?」

「いや、まぁ、、、はい、大丈夫です」

何が?

「あ、そう言えば、この村の人達って、、、」

、、、、あぁ~~やっちまったぁぁ~~~!!!!この村の惨状で生き残れてるわけがない。今頃、ドラゴンの火とか火災で骨に、、、その中を進むと思うと鳥肌手に汗(もん)だな。

これは純粋に不謹慎すぎた。

「生きてますよ」

「生きてんのかい!」

猫耳少女に睨まれる。

「いや、今のは違っ!、、、さっき質問したじゃん?それが不謹慎じゃないかとかゴチャゴチャ考えてたら、予想が良い意味で裏切られたから驚いただけっ!!心から生きててよかったって思うよ?生きてるって良いね!!!」

人が死んでた方が良いとか、それもうサイコパスだろ。

いや、、ホントに生きててよかった。

「まぁ、ドラゴンを倒してくれるならなんだっていいです」

「いや!めちゃテキトーかよ!!そんな感じです連れてきたのかよ!」

それに心なしか俺、蔑まられとらんか?ラノベ展開だと、俺これからドラゴン倒すかもしれんのだぞ?後、猫耳少女キャラ変わってね?ん~~、俺に気許して素が出てきたのか?そうなら悪い気はしないな。

俺甘いな。

「それじゃあ、その村人たちの所まで、送ってってあげるよ」

「え」

え?なんでそんなキレ気味でコイツ馬鹿なのか?って聞きそうな顔なの?

「え、、、と、、村の人達と一緒にいた方が安全だし」

「いいえ」

生まれて初めてこんなにキッパリと断られた。

「、、、、」

初体験だったので、脳がフリーズしてしまう。

「人が集まっている場所はバレやすいのでかえって危険です」

確かに的を得てるっぽいようには聞こえる。が、ダメだろ。普通に考えて。

俺は、確実に生き残れるけど(因みに勝てるとは言ってない)国が他国に助けを求める程の強敵が放つ一撃なんて最悪風圧だけで、ワンチャン猫耳少女死んでしまうんではないか?

「いや、そうだとしても、ほら、、俺これからドラゴンと戦うじゃん?」

これで諦めるだろ、流石に。ていうか、諦めて欲しい。

「はい、知ってます。ですから、ここまで来てしまったのなら、どこにいても危険ですので、魔法が少なくとも3種類使える賢者様の傍にいた方が安全です。これまでの少ない時間の中で何回も助けて貰いましたし、折角ですから魔法で戦うところを真近で見たいのです」

メッチャ喋るじゃん。最初会った時には考えられなかったな。

いや!そんなことより!どうやって諦めさせるかだよな。

「、、、死ぬぞ」

「、、、良いです」

馬鹿なのか?それつまり魔術のためなら死んでもいいってことじゃねぇか、、、

それなのに、そんな生き生きした夢であふれてる目でこっち見るなよ。

はぁ~~、、、

「じゃあ俺の後ろに隠れながら、付いて来いよ。連れてく代わりに、これからは命を大切に行動しろ。普通なら付いていかないからな?ま、嫌でもお前を確実に生かして帰してやるけどな」

「はい!」

こんな猫耳少女に押し切られた形のような感じで炎の森に入っていく。

の前に【魔法7:属性・無】発動させておこうか。

フォンフォンフォンフォンフォンフォンフォンフォンフォンフォンフォンフォンフォンフォンフォン

取り敢えず15個立方体を展開させといた。

割り振りは、2個攻撃用13個防御用。

攻撃用はどちらからでも突ける用にお正月に使うおせちの取り箸のように両端がヒュッとなっている先端がつまようじみたいな物に、防御用は縦100㎝横50㎝暑さ25㎝位の大きさの分厚い楕円形に造形した。

硬度は、この魔法を作った時に実験した時みたいに、ダイヤモンドの硬度にしておいた。

防御用は猫耳少女の周りに飛ばしておいた。俺は、『絶対防御』があるから多分大丈夫のはずだから。

いざ!入村!!!

ザクザクザクザク

「それにしてもっ、、視界悪すぎるだろ」

煙がもっくもっくと何かを燃やしちゃいけないもんまで燃やしているほど立っており、それを黄色っぽいオレンジ色にライトアップする炎の壁も相まって視界が絶望的に悪すぎる。

「けほっ、、けほっ、、」

猫耳少女が、胸を詰まらせるように苦しそうに咳き込む。

「ん?大丈夫?かぜ?」

「煙が少し苦しくて、、、賢者様は大丈夫、、けほっけほっ!」

「だから賢者じゃ、、、」

そう言えば、こんなに煙に囲まれているのに何で苦しくないんだ?

、、、、『絶対防御』か?え?でも、それの設定って[そのままにしたら死に至るような事]だけじゃないの?いや、でも、それぐらいしか考えられないしな。欲しい時に発動してくれるから便利だな。

「うん、大丈夫。あ」

「何ですか?」

「いや、賢者様賢者様呼ばれてるから、ちゃんと名前教えなきゃなって」

「あぁ、、、」

「、、、、、」

あ、俺からっすか!?

「、、、ソラです」

今更、自己紹介なんか小っ恥ずかしいな。

「あ、はい」

、、、、、、、

言わないんかい!!

「、、、、え?君の名前は?」

君の名前は、何て言っちゃったから『君の縄』見たくなっちゃったじゃん!あぁ~~でもこの世界DVD無いんだよな~~。あ!!この世界で前世の著作物書いて出版したら儲けるんじゃないか?

ドラゴン討伐が無事終わったら真面目に考えよう。

「リジュです」

見た目通り可愛い名前だな。

これでもう猫耳少女って言わなくて済むな。

ズぅンズぅンズぅン

地が波打ち、瓦礫が豆腐のように脆そうに崩れる。

質量、力量ともにとてつもなく巨大な物が、近づいてきているのが感じ取れた。

俺は、ほとんど考える暇もなく脊髄反射で、その場にバッとかがむ。

猫耳少女は、俺よりも先にかがんでいた。

シーーーーン、、、、

あれ?歩みを止め、、、

かがむのが愚策だと分かり、瓦礫の陰にリジュを連れていこうとする、その時!

ブゴゴゴォォォォォォォゥゥゥウウウウウンンンンンン!!!

ビルの二階ほどあるであろうぶっ太い尾が、瓦礫を食べつくすかのように巻き込みながら、こちらに迫ってくるのが目の端でギリギリ視認できた。

考える時間ももったいない位のスピードのドラゴンの尾に出来ることは、リジュを庇うぐらいだった。

バキバキボキュッゴギンメギメギ!!!!

瞑っていた目を開ける。

あれ?ちゃんとさっきの場所のままなんだけどな?

飛んでかなかったみたいだな。つまり、『絶対防御』は衝撃無効って言う事だな。

良かった。『絶対防御』が衝撃貫通系のヤツだったら、今頃リジュはぐちゃぐちゃになってたところだったよ!ハハハハハ~~、、、笑えねぇよ!!

辺りを見ると、動きが止まったドラゴンの尾と光り輝く魔法の盾の残骸が無残に光り輝いていた。

さっきの人体破壊音これだったのか。

待て、ダイヤモンドの硬さの盾だぞ?しかもそれが13個もあるのにもかかわらずワンモーションで粉砕なんて、、、ヤベェ、、、

余りの驚きに語彙力が低下してしまった。お恥ずかしい。

せめてもの報いだ!!くらっとけ!

攻撃用に用意していた物をドラゴンの尾、目掛けて打ち込む。

ガギンッ!ガギンッ!

ギャァァァァァアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ドラゴンが、鼓膜がなます切りになってしまうほどの咆哮を解き放つ。

「うん!やっぱ効かないよな!!てか、うるせぇな!!逃げろ!」

リジュを抱えたままドラゴンから逃げる。

~~~~~~今に至る~~~~~~

リジュとともに瓦礫に隠れながら、ほぼありもしないような好機を待つ。

そう言えば、さっきなんでバレたんだ?原因が全く思いつかないのだが?

もしかして気まぐれで振り回しただけなのか!?もしそうだとしたら国が他国に救助要請するのもうなづける。

効果があったのかどうかは不明だが、再度【魔法7:属性・無】を発動させる。さっき壊されたモノをもう一度、造形する。

ゴッ!

「わっ!」

「ってぇぇぇぇ~~~~~~~~~~」

ダイヤモンドの硬度をイメージしたんだぞしたんだぞ!?その硬さになるように設定したのに、あんなにもお手軽にごっちゃぐっちゃに壊されてちまったので不安にもなるだろ!!

ドラゴンと戦うってだけで不安なんだけどな。

だから、気休め程度だが、他人なんて殴ったことのないド素人の俺の一撃だけどある程度の硬さかは分かるだろうと思って、思いっきり殴ってみた。

メッチャ硬かった。

一生かかっても壊せないだろうと言う確信が俺をゴヌンと一口で飲み込んだ。

「っ~~、、、これを壊したのかよ。これ出す意味あるか?」

あ、でも、数出しゃ防げるかもな。気休めにもなるし、試す価値はある。

メンドーだから、100個出すか。

さっきうるさかったから一気に出そ。

ブォォン!!

くらっ

ん?めまいか?

めまいはすぐに治った。

人生初だなめまい何て。ん?異世界初か。

んま、そんなことどうでもいい。取り敢えず、全部盾にしとこ。それら全部をリジュの周りに舞わせる。

ズぅンズぅン

え?また来た?いや、流石に今度は偶然だろ。

息潜め、、、

ブゴゴゴォォォォォォォゥゥゥウウウウウンンンンンン!!!

「またかよ!?」

盾を展開させて、リジュをもう一度庇う。

ギギョッガゴンッガゴガゴバキョンッメキョメキョ、、、ッ!!!!、、、、

人体破壊音が止まった。

目を開けると盾が十数個ドラゴンの尾を防ぎとめていた。

「また逃げろ!」

今度は、バレないようにさっきより遠くに逃げる。

リジュを抱えながらの移動で気が回らず、盾はその場に放置してしまった。

よく分からないけど、その盾達が消えたように感じた。

瓦礫の陰に飛び込み、そこから辺りを見るがドラゴンはどうやら撒けたようだ。

どうやら視力は低いのかもしれない。

でも、もしそうだとしたら何故2回も俺たちのいる場所が分かったのか、が問題だ。

必ず共有点があるはずだ。

「共有点、、、共有点、、、、」

無い!!全く分からない!ていうか、ドラゴンの尻尾の一撃が迫力ありすぎて、その直前の記憶がすっぽりとない!

そもそも俺、間違い探しとか苦手だったわ!

あ、でもさっきの盾で防げたのは進歩だな。ほとんどバッキバッキにへし折られてたのは、まぁ、、、、無視しよう。ま、防げただけでも有り難いと思わねば。

てことで、取り敢えず、また100個出すか。

「ちょっと待ってください」

「え?」

猫耳少女が、僕の手を抑える。

「なんかあったの?」

「さっきからソラ様が出してる盾?みたいなものって何でできているんですか?」

確かに。そう言えば、あれって何で、できてるんだ?

でも、普通に考えたら、魔力的な(もん)じゃないのか?

「魔力でしょ?」

「では、ドラゴンに居場所がバレてしまいますよ」

「え!?もしかして、ドラゴンって透視出来るのか!?」

何ていやらしい!覗かなくても覗けちゃうとか、セルフラブコメ出来んじゃねぇか!!

何言ってんだ俺は、、、死ぬかどうかの瀬戸際なんだぞ。

あ~~でも透視ってすぐ飽きちゃいそうだな。どーせ裸なんて見慣れちゃうだろうし、使うとしても相手が何隠し持ってるかぐらいしか使い道無さそうだからな。

「いや、透視より凄いスキルです」

この世界、ちゃんとスキルって概念あるんだ。

それだったら、『絶対防御』の事も普通に言っとけばよかったな。

「『魔力感知』です」

「、、、あぁ~~、なるほど!」

じゃあさっきから出してた盾とかのせいで居場所バレバレだったんだ。

なんか恥ずかしいな。チャック開けっぱで街中歩いてたの、気が利かない声のおっきいおばちゃんに指摘されてた時みたい。

「じゃあ、盾使えないってことか」

リジュ死んじゃうじゃん!!

いやでも、デコイみたいな使い方なら出来るんじゃないか?あと、白兵戦でも使えるかもな。

「やっぱあれ魔力製ですよね」

「ん?分かってたの?」

「まぁ、、、なんとなく」

何となくで分かるのか?まぁ、魔法好きなら魔法関係の物だと思いたくもなるか。

「じゃあ、『魔力感知』ってどれぐらいの距離まで補えるの?」

「まぁ、この村全体は簡単に覆えるとは思いますよ」

広っ!って、、、この村の大きさ知らなかった。

「この村の大きさって、どれぐらいなの?」

「、、、、、他の村よりは、広いですよ」

「ん~~~~」

それじゃあ分かんねぇ!!他の村がどれくらいか分かんねぇもん!!

この村とかの、広さとか、建物の配置とかの戦場の情報が圧倒的に足らない。

俺が見ていた元プロゲーマーのユーチューバーの動画でも、まるで、そのゲーム内での戦場を完全把握しているかのような立ち回り。敵が居るであろう位置の予測。的確な攻撃・索敵。

それの元となっているのはマップ。

まぁ、今回、そのユーチューバーみたいな慣れなどは不要なれど、せめて大まかでもいいからマップが無ければ始まらない。

ま、今いるここはゲームではない紛れもないリアルなんだけどな。

リスポーン地点も無いし、マップの端からやって来る範囲制限の壁も無いし、走ったら疲れるだろうし、喉も乾けば、腹も減る。

そして、命も確実に無くなる。

これは、予感ではなく、確実に訪れる未来への恐怖が、俺にそう告げていた。

ん?範囲制限、、、、、?

「リジュ!『魔力感知』は、範囲に限りがあるのか!?」

「そうだと聞きました」

『魔力感知』で避けることができないほどの広範囲に、あの固い装甲すら打ち破る高火力、そして、それが打ち出せる物が、そもそも、『魔力感知』で悟られてはいけない。それに、ちょうどいい頃合の太陽な恒星がある。

もし、この()()()ならギリギリ手がないわけではない。

この発想は、転生者で宇宙好きの俺だからこその発想だろう。

こんなに起死回生のラノベみたいなことになるとは思ってなかったわ!!

衛星砲(サテライトブラスター)だ!!衛星砲を作るぞ!!!!

やっと!ホントにやっと題名通りに事が運ぶ感じになってきました!!

衛星砲がどのようになるのか楽しみにしていてください!!

いや、でもほんとに衛星砲どうしよう。まぁ、バカだなぁ、って笑ってもらえるような感じで想像してこうと思います。

面白いな~~とか、次も読んでみたいかも~~とか思って下さったら、評価とかブクマとかいただけたら幸いです。

明日が、是非来ますように、、、



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