始まりの始まり
※世界観などが前作のままなので、前作の「終焉のモノと二天姫(短編)」を予め見てからの本作を見て頂けたら幸いです。
今回は、短めです。その代わりに近い日に次話を投稿します。(多分)
――これはアルドガルムという世界の中、ティルロッテ王国という人間族の王国のお話。
「終焉のモノ」と呼ばれ世界から恐れられているドラゴンの巫女として生き、魔法の適性を見出され、いつか村の皆や私たちを産んでくれた両親、何よりたった一人の可愛い妹を守るために魔法の練習をした。
早く力をつけ、あの御方の世話を焼かないようにするために。
しかし、そんな中、村に敵襲があった。それは、魔物とかのそういった生物ではなく、明らかに人間の形をした佇まいであった。それがどの種族の者か、また擬装しているのかはわからなかったが、そんなことはどうでもよかった。
私たちが住んでいる村に襲撃が有った事だけが、ただ一つの現実だった。
習得し練習したばかりの魔法で何とか襲撃者を追い払っていたのだが、このままでは村が滅んでしまうと思った私は、リューンをあの御方の方へ逃がし、助けてくれるようにお願いをした。最初は渋っていたが、早くしないと本当に村が滅んでしまうことを言ったら、すぐに後ろを振り向き、森の奥深くへと走って行った。
私の可愛い妹はこれで大丈夫だろうと思い、あとはこの襲撃者をリューンの方へ行かさないように足止めをするだけだ。
でも、もう何人もの村人が死に私も魔法の連発で息も上がり、「そろそろ私も終わりかな」と思った時、身長も高く筋肉があることから一人の大男が私に近づいてきた。
「お前が、竜巫女か?」
「ええ、そうだけど、あなたは?」
「今から死に逝くものに、名乗る事は無いが名乗るとすれば『全種族による世界戦争を望む者たちだ』。」
「・・・・・そう。目的は何?」
「『終焉のモノ』にこの停滞した世界を動かして欲しい事だな。」
そう言い、剣を構えた。
私もこれ以上は無駄だと思い魔法を唱えたが、彼は走りながら距離を詰めてきて剣で私の魔法を切断するとそのまま、私の心臓へと剣を差し入れた。
そこで、私は息を引き取りながら、「リューンは無事に逃げれたのかな」とそう思いながら死んだ。
――――――――――
ここは、ティルロッテ王国第二王子の12歳の誕生会の中、王城の中での出来事であり王子を見て私が思い出したすべてだった。
それから、私は王子を祝う誕生会の中王城で倒れるというはた迷惑な令嬢だった。
それから私は無事に家に馬車で送られた。
そんな私の名は、リンネ・カルネージ。
ティルロッテ王国の宰相という国の運営の中核を担っているカルネージ公爵という公爵家の長女である。
次話と一緒に、近いうちに登場人物一覧を投稿します。そちらをちらちら見ながら、本作品を見てくださったら幸いです。




