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平日早朝、朝の日課。

 朝4時、起床。空はまだ暗い。外では、朝刊を配達するカブの音が響いている。他に家の前を走るものの音は聞こえない。いつもと同じ朝。

 勝手口の灯りを点け、外に出、郵便受けから朝刊を取る。家に入り、ダイニングの食卓の、自分の席に座り、朝刊をを開く。いつも一番に見るのは、今日の星占い。水瓶座、今日の運勢。

「『大吉日。周囲に感謝でより一層。4・赤・南(吉数・吉色・吉包囲)』・・・最強やね、今日は。」

 地方紙の占いだが、これがよく当たる。毎日的中しているのではないだろうか。(22歳から購読して、もう2年。)

 冷蔵庫からアイスコーヒーを出し、氷を入れたグラスに注ぐ。グラスの中の氷がコーヒーに浸っていく様子が気持ちいい。それを一口、口に含み、再びグラスを見る。やはり、いい。

 再び、新聞。一枚めくれば、事件の記事。紙面一面より、こちらを先に熟読する。(一面は、郵便受けから取り出したときに、チラ見しているが。)悲惨と言われる事件・事故。亡くなられた有名人の偉業について。また、新聞社がピックアップした地方のニュースが、それに続く。この紙面が、私にとって、その日の朝刊の印象となる。

 朝刊を読みながら、朝食を摂る。毎日、一番に食べるのはバナナ。次にフルーツグラノーラ(以下、フルグラ)にヨーグルトをかけて食べる。最近はこの朝食スタイルにハマっている。この朝食リズムだと、午前中の調子がいいのだ。。 

 食べ終わると、食器を流しに置き、浴室の脱衣所へ。洗濯物を取りに。私が子どもの頃は二槽式の洗濯機で、洗濯⇒脱水⇒すすぎ+柔軟剤⇒脱水で、間の洗濯槽と脱水槽間の洗濯物の移動には人の手がかかっていた洗濯も、今は全自動。しかも、洗濯完了時刻の設定まで可能な、お利口さんときている。4時完了の「お願い」には、忠実に対応してくれている。(洗濯機への有難さから、いつも私は「お願い」している。)

洗濯物を籠に入れると、二階へ。階段を上がった踊り場に簡易の洗濯干を設置しているので、そこでセットし、ベランダへ運んで干している。今日の天気は晴れらしいので(朝刊の天気予報は、最近当てにならないことがあるので、ネットでも確認するようになった。)、安心してベランダに洗濯物を出した。まだ辺りは薄暗い。東の山の上の空は、少し赤く、明るくなってきているか。空気は澄んでいる。この朝の空気は、最高にいい。至上の幸福感を感じられる。人に伝えたい気持ちになる。自分が生きていることを感じる。

洗濯物の対応が終わると、1階に行き、洗面台の前に立ち、仕事に行けるよう、身だしなみを整える。嫁によると、どうやら私はこの朝の鏡の前に立つ時間が、人一倍長いようである。人と比べた経験はないが、鏡の前に立つことが好きな私は、嫁の言葉に「そうなのかもしれない。」と思う。

洗面台の前の時間が終わると、青い制服に身を通す。これを着ると、モードが変わる。気持ちが引き締まる。さっきまでのお酒大好き遊び人が、公職を司る者としての自覚に目覚めるといった感じだろうか。眼が開く。気が背筋を下から上へ走る。背筋が伸びる。今日も行ける。

そして、荷物を持ち、出勤する。

今日は月曜日。火曜日と金曜日は可燃物のゴミの日なので、その準備と収集場所への運搬があるが、今日は

そのまま車で出発。我が家の敷地内から車道に出る際は、我が家の塀で対向車が見えないのと、嫁への知らせとして、クラクションを鳴らす。

今日も、いい一日のスタートを切った。

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