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1話  てんせー

この物語はチート、最強。若干のグロ要素があります。ご容赦ください。

ある学園の一角にある、クエストが受注出来る場、学生課のフロアにある一人の人物が来た。


「この依頼を受けたい」



ローブを深く被った、声からすると女の子の学生が依頼書が貼ってある掲示板から剥がして、カウンターの受付嬢の前まで来て

そう言った。


「はい…この依頼書はBランククエストです。ギルドカードを提示してください」


言われるのが分かっていたのか、直ぐに白が基調のなにやら色々表示されているカードを提示した。


「…はい、結構です。それでは、気をつけてください」


カードを返却してもらい直ぐに歩き出す。


しばらくして、ふとこう零した。どうしてこうなったのだろう。と











俺の名前は××。名前が分からない?ま、名前何てどうでもいい。

俺はいま輪廻転生とかいうのを味わった直後だ。神様何て見ていないし、

自分が転生した直前の出来事がすっぽり抜けている。ただ、覚えているのは

仕事から帰ってようやく寝れるぞ、そう思ってベットにダイブしたのが最後だ。

その後、気が付いたら……


「まぁ…この子…!!」

「うむ…何という…」


吃驚している美男美女がぼやけながら見えたわけ。

結論から言おう、この二人は俺の第2の両親だ。…エルフだが。

そう、俺はエルフに転生した。初めは動揺して泣いていたが、魔法を見た瞬間にその気持ちはすっ飛んだ。


毎日が面白くない仕事漬けより、こちらの方が心躍る。今まさに、ファンタジーに触れているのだ。

その事が、たまらなく興奮し、たまらなく…嬉しい。別に前世が不満であったわけじゃない。

人間関係も別段悪くなかったし、両親や家族ともそれなりに仲が良い。友達とも遊んだり

仕事仲間もまぁ悪くは無い。が、それはそれ、これはこれ。なってしまったのであれば受け入れるしかない。


「シリィー!ご飯出来たわよー!」


おっと、もうそんな時間なのか…あ、そうそう俺の名前はシリィティリア、愛称ではシリィと呼ばれている。

まぁ…お察しの通り女なのだ。


「はい」


子供は元気が一番。だが、なぜか顔の筋肉が言う事を聞いてくれない。くそ!俺はこんなにも元気なのに!

そうそう、エルフといったら閉鎖的で、森の奥深くに住んでいると思っていた。まぁ事実そういう所で住んでいる

エルフもいる。が、俺が住んでいる村はそこまで森の奥深くではない。…まぁ田舎というのは否定できんが。


俺はもう5歳になる。あっという間だ。そんで鏡があるのだが…物凄い美幼女だ。

具体的に言うと、髪は腰くらいまであるブロンド色のストレートロング、顔は目がパッチリで唇もふっくらと

程よい。頬はうっすらピンクが混じり将来は絶世の美女になるであろう。

エルフは基本美男美女が多いが、俺は両親のいい所を奪ったのではないかというレベルなのだ。将来が楽しみでならん。


部屋から出て、既に料理が並べられているテーブルの椅子に腰を掛ける。


「こぉら、手を洗いなさい」

「はい」


てへ、怒られちった…まぁいい…ちょっと集中して魔法を一丁。


「水よ…」


これだけで、水が操れるから最高だぜ。魔法=イメージといっても可笑しくないレベルなこの世界。

固有の魔法にはちゃんと名前が付いているが、それはこの世界の住人がこれはそういうものだと

イメージを持たせるために付いている。俺は異世界人だから、アニメや漫画で色々な魔法や技が有るのを

知っている。まぁ、技名言った方がイメージしやすいけどな。そのため、別段固有の名前を覚える必要性はあまりないのだ。この世界の簡単な魔道書を見ても

著作者の想像をどうにか言葉で表しているレベルが多い。つまり、やはりイメージで何でも出来るのだ。

……エターナルフォースブリザードだって出来るかもしれないんだぜ。


この世界の魔法は「火」「水」「土」「風」の基本4種類がある。さらに補助魔法とかもある。

「強化」「回復」後は、相手に不利な効果をもたらす魔法とか。そして上位として

「光」「闇」とかもある。至ってシンプルな構成。だが、シンプルが故に奥が深い。

まぁゼロ魔みたいに色々出来ますよと思ってくれてOK。事実、雷とか余裕で出せる。

ライトニングクラウド!とか言ったらホントに雷が発生したのはびっくらこいた。


まぁ、この体もチートだからというのもある。

元々エルフは魔力と相性が良い。昔から精霊やその精霊が住んでいる自然に溶け込んで生きてきたから

魔力の感受性が抜群だ。さらに俺は突然変異や、進化とも言えるエルフの上位種「ハイエルフ」なのだ。


このハイエルフなのだが、100年に1人生まれるらしい。特徴としてエルフの平均の数十倍以上の魔力を持って生まれると派生するらしい。

さらに、額に何かセンスが良いのか悪いのか分からんが、紋様が浮かび上がるのだ。

なぜ派生するのかは、まだよく分かっていない。ただ、過去のハイエルフを見ると皆魔力が恐ろしく多かったし。

額に紋様がある。俺もその例に漏れず。魔力何て村人全員の合計とどっこいどっこいとか…チートすぐる。


村人は全員で130名位いて全員エルフなのだが…

これだけじゃない、寿命もエルフより長いし、最盛期の状態で体の成長はストップする。

そこから下手をしたら数千年もの間最盛期でいられるのだ。ちなみに、エルフは緩やかだが年をとっていく。

…チートすぎる。ただ、それによりエルフ、ハイエルフ問わず奴隷にされやすいのが現実だ。


ずっと若くて綺麗なもんだし、男だってカッコいい。売れないはずがない。

まぁ、この村は安泰しているしそんな事は無いと思いたいが。


ご飯を食べて、家の外へ。

庭へ行き今日も今日とて魔法の練習。画面越しに見ていた魔法が自分の目の前で、自分の手で発現する様は

実に愉快で実に面白い。一日中練習しても魔力の関係で魔力切れは起きないし、むしろ増え続けている。

両親も悪戯をしなければいいと思っているのだろうか、割と放任主義で自由にやらせてもらっている。


両親は俺がハイエルフだからと言って、何かさせようとも何かになれとも言わない。

ハイエルフは確かに珍しいが、神に選ばれた等々、村人も言って来ない。

何故なら、別段今が戦乱の世でもないし、他種族とのいがみ合いも無いに等しいからだ。


この世界「リントブルウ」は大昔、魔族が支配していたといわれるが、そこに爽快と現れた

神様によって地下深くに追いやられて平穏がもたらされたという。まぁ最初の頃は戦争とかあったらしいが

今は平穏穏やかだ。何故か、それは共通の敵が出来たから。


数千年前に突如現れた巨大な迷宮。まぁダンジョンだな。そこから魔物がわんさかわんさかと発生し

国同士、他種族同士が結束して追いやったおかげだ。そのかわり魔族や魔物が出てきたわけだ。

といっても、地上にいる魔物なんて、雑魚だ。子供が遭遇したら絶望的だが、魔法や武器が扱える

人にとっては歯ごたえが無さ過ぎる。弱すぎるのだ。まぁ中には強いやつもいるが、大体は軍隊に蹂躙され

即、討伐される。


俺も魔物と会った事があるが…即殺だった。まぁ本当に雑魚だったというのもある。

ファイアーボール!と混乱しながら魔法を放ったら終了した。それこそ跡形も残らなかった。

有る意味驚いたのが今でも印象に残っている。そのあとは、両親にこっぴどく怒られたが……


さて、今練習している魔法なんだが…どうやら俺は氷と強化の相性がいいらしい。

まぁ、他の魔法もバカスカ打てるけども。相性がいいなら伸ばすしかない。

氷版のロー・アイアスとか作ってみた。めっちゃ綺麗。俺、魔法の才能ありありだぜ!


どれくらい耐久性があるか分からねぇけどな。カッコいいからそれで良いかなと思っている。

まぁ、強化を掛けてすげぇ堅くはして有るんだけど…試してぇよぉ…

強化は、その名の通りかな。色々な物を強化出来る。身体能力や切れ味向上。防御向上。

ただ、自分の体以外や離れている物を強化するのは結構操作が難しかった。まぁ直ぐに出来たけども。


この強化だが、極めれば実にチートだと分かっている。

魔力をつぎ込んで強化すると確かに強くなるが、重ねて掛けたほうがより強くなる。

詳しく言うと幼女が大木を氷のナイフで切断する図面が見れるぜ。

さらに、軽く地面を蹴っただけで数メートルジャンプしたり出来る。


俺のチートぶりは解ったであろうか?しかも、まだ5歳なのだよ。


「ご飯よー」


おっと、今日は母が呼んでいるので練習はお終い。さて、今日の夕食はなんだろか。






ユリアサイド





ティリアが生まれて早5年。あっという間に過ぎて行ったわ。

一目見た瞬間、感じた瞬間。この子はいろんな意味で大きくなると思った。…たぶん

でもでも、魔力とか凄く多かったわ。正直この子一人で大抵の魔法は苦もなく扱えるのではないだろうか。


というのも、この子がようやく立って歩く頃にはもう、簡単な魔道書を読み漁っていたのだ。

夫の書斎にある魔道書を読んでいるときはただ、流し読みだと思っていたのだけれど…

ちゃんと読んでいたと気付いたのはその1年後なのよねぇ…


外に行って、もうすぐ帰ってくるかなと思ってたら、案の定帰ってきたのだけれど…

目がすっごくきらきらしていたの。理由を聞いてみると、何とモンスターを倒してきた何て言うの。

…心臓が止まるかと思ったわ。手を上げる所だったけど、踏みとどまって凄くきつく叱っておいたけれど…


でも、倒してきたモンスターの姿かたちを聞いていると、どうもこの辺をうろついているゴブリンだと思うの。

それを一瞬で倒すなんて…末恐ろしい子。ダンジョンなんてあるのだし…出世するかもしれないわ…

そしたら、お金を…あーだめだめだめ!我が子からなにお金をむしり取ろうとしているのよ!


まぁ、今後はあまり遠くに行かないでと叱って、許可がなければ庭までしか外出を許さない事にしたの。

…でもあの子の事だから、何だって一人で出来ちゃうかもなぁ…母としては寂しいのよ。

…まぁ夜の方は夫がいるおかげで全然寂しくないのだけれど。


おっと、自己紹介が遅れたわね。私の名前はユリアージュ。ユリアって呼んでね。

過去には大陸随一の魔道士って自称してたわ。…嘘よ嘘。ちょっとした茶目っ気よ。

でも、魔法は大得意よ。夫とは、ダンジョンでばったりと会って、丁度前衛が欲しかったからそのまま…


気が付いたら結婚してました(笑)



で、ぐだぐだ時間が過ぎて行ってもう子供が生まれて今、育ててるって感じかな。

まぁ、悪い気はしないのよね。夫もいるし子供もいる。幸せだなぁ。


そうそう、シリィに剣の使い方教えてやるぞぉ!って夫は意気込んでたなぁ…

ふふ…本当に面白い人生を歩みそうだね…シリィ。早く大きくなって都会に暮らせるくらいのお金…

お金を稼いでほしいなぁ…ふふふ…よーっし!私も魔法を教えるぞー!


行く行くは将来のために!




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あとがき

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はじめまして。モーリリンと言います。

まずはここまで読んでくださりありがとうございます。

この話はほのぼのと進んでいきたいなぁと思っております。

チートですがw

誤字脱字あったらご報告をお願いします。

では、これからよろしくお願いします。

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