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88.配信休止=礼嬢オリィは不信感を抱く。


 騒がしいビル群を抜け、閑静な住宅街へとやってきた私とノーみりん先生は道行く人へ尋ね、表札に目を配らせながら白崎さんの実家を探していた。


「……分かってはいましたけど、中々、見つかりませんね」


 やはりというべきか、大まかな住所だけではかなりの範囲を搜索しなければならず、すでに探し始めてから二時間が経過している。


「それでも一軒、一軒回っていくしかないよ。たぶん、今日一日あればこの辺りは全部行けると思うし」

「……やっぱり地道に行くしかないですよね……よし、次に行きましょう」


 そしてそれから一時間と少し、なんの手掛かりも得られないまま歩き探し回る私達の前に派手な格好をした女性が近寄ってきた。


「――――アンタ達、もしかして白崎の知り合いなの?」


 少し怪訝な表情を浮かべた女性は近寄ってくるなり、いきなりそう尋ねてくる。


「白崎って……貴女こそ、彼女の知り合いなんですか?」


 ずっと手掛かりも掴めない中でやってきたその女性に対し、期待と不安を込めて尋ね返す。


 正直、眼の前の女性の不躾な態度と纏う雰囲気は決して印象が良いとは言えないが、それでもせっかく現れたチャンスを逃すわけにはいかなかった。


「は?聞いてんのはコッチの方なんだけど……ま、いいや。アタシは中学時代の白崎のクラスメイト。そっちは?」


 案の定、機嫌悪げに眉をひそめて返してくる女性だったが、まさか白崎さんの中学時代のクラスメイトだとは思わなかった。


 その言葉が本当なら白崎さんの実家がどこにあるか知っていてもおかしくはない。でも――――


「……私達は白崎さんの友達です。最近、彼女と連絡が取れなくて心配なので様子を見にきました」

「……そうそう、家に行ったんだけど、居ないみたいでね、実家の方にいるかなと思ってきたんだけど、大まかな場所しか分からないから探し回ってたんだよ」


 私は咄嗟にノーみりん先生へ目配せをして不自然のないよう上手く話を合わせてもらう。


 嘘を言っているようには見えないけど、彼女の態度からはどことなく悪意が見え隠れしている気がする。


 そうでなくても今、白崎さん……漆黒ゆうぐれは騒動の渦中にいる……彼女がその正体を知っているとは思わないが、注意を払っておくに越した事はないだろう。


「へぇ……あの陰キャで根暗の白崎に友達なんていたんだ?意外〜」

「……陰キャで根暗って……貴女は白崎さんの友達じゃないんですか?」

「友達?んなわけ無いでしょ。アタシはただのクラスメイトだってば。普通に考えて分かるでしょ」


 白崎さんの事を悪しざまに言う彼女の言葉に憤りを覚えながらも、それを出さないように感情を抑えるが、このままの調子だと、それもいつまで持つか分からなかった。



88.配信休止をご覧くださり、誠にありがとうございます。


礼嬢オリィとノーみりん先生の前に現れたクラスメイトを名乗る女性……果たしてその目的とは……?


今後が気になる、彼女達を推せるという方はチャンネル登録とグッドボタン……もとい、ブックマークと評価の方をよろしくお願いいたします……それでは彼女達から一言!


「視点が切り替わって再び私達のお話ですわね」

「……今だから言うけど、最初に近付いてきた時からあの人はあんまり良い人には見えなかったんだよね。高圧的というか」

「ですわね。人を見た目で判断しては駄目と言いますが、あれに関しては態度や言動も論外だったと思いますわ」

「オリィちゃんがそこまで言うのは珍しいね……まあ、私も同意見だけどさ」

「……もし、許されるなら私はあそこであの人を引っ叩いたかもしれません……大事にならなくて良かったですわ」


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