表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
26/124

25.配信中=彼女はその苛烈な輝きに目を細める。

 

「――――皆様、ごきげんよう。元ブラック勤めの令嬢Vtuber……礼嬢オリィですわ!」


≪ごきげんよう≫

≪待ってました!≫

≪ごきげんよう≫

≪ごきげんよう。一日だけだけど、オリィ嬢の配信が恋しかったよ~≫


 いよいよ始まったコラボ配信。まずはいつも通りの挨拶にリィメンバーのみんなが反応を返してくれた。


「昨日は配信をお休みしてしまい、申し訳ありません。少し今日に向けての準備があったもので……」


≪全然大丈夫だよ~≫

≪そうそう、むしろオリィ嬢は毎日配信を頑張ってるから、少し休んだって罰は当たらないって≫

≪うんうん、これからも配信を続けてほしいし、無理せずにね≫

≪それよりもビックなゲストって一体誰だろ?楽しみで夜しか眠れなかった≫

≪前回の配信の事もあるし、もしかしてノーみりん先生だったり……?≫


 不満どころ身を案じてくれたリィメンバー達の温かさに感謝しながらも、ゲストが誰かと盛り上がるコメント欄を見て、彼女が出てきたら驚くだろうなぁと思いつつ、前振りへと話を進めようとする。


「ふふ、それは見ての楽しみですわ。それでは早速――――」


≪その前に私がきたー!――――¥10000≫


 ゲストを呼ぶための前振りを口にしようとしたその瞬間、赤いスパチャ共みいつもながらハイテンションなノーみりん先生が現れた。


≪うわ、出た≫

≪まーた赤スパで殴りにやってきたよこの人≫

≪あれ?でもここでノーみりん先生が元気にスパチャ芸しているという事は……≫

≪ゲストはノーみりん先生じゃあない……だと……≫


 現れたノーみりん先生への反応は様々、察しの良いリィメンバーはゲストが彼女じゃない事に驚愕しているのが分かる。


「ごきげんよう、ノーみりんお母様。開幕早々の赤スパチャ、ありがとうございます」


≪ううん、気にしないで。今日のコラボをすっごい楽しみにしてたんだから!これは感謝の気持ちだよ!≫

≪い、いつも以上に凄いテンションだ……≫

≪この反応……ノーみりん先生はコラボ相手を知っている……?≫


 事前に打ち合わせしたからノーみりん先生はもちろんコラボ相手を知っている……というより元はといえば彼女の差し金ともいえるので知っているも何もないのだけど。


「さて、少し予定とは違いますが、これ以上ノーみりんお母様がテンションに任せて口を滑らせないよう、気を取り直してゲストの方に登場していただきますわ――――どうぞ」


 BGMを消し、ドラムロールと共にスタンバイしている彼女へ合図を送る。


「――――皆のもの、注目。私が……私こそが頂点。何にでも為れるし、何だってできる……けれど、唯一無二の存在…………」


 普段とは違う凛と響く声音。聞く者を惹きつけるその声から紡がれる口上は傲岸不遜ながら決して嘘ではなく、まさに最強と呼べる彼女は――――


「なりきり系最強Vtuber……〝漆黒ゆうぐれ〟とは私の事よ!!」


 登録者百万人を優に超える最強Vtuber……〝漆黒ゆうぐれ〟が私の配信に登場した瞬間だった。



25.配信中をお読みくださり、ありがとうございます。


ついに彼女の配信へと登場した〝漆黒ゆうぐれ〟……果たしてコラボを無事終えることができるのか……?


彼女の今後が気になる、推せるという方はチャンネル登録……もとい、ブックマークの方をよろしくお願いします……それでは彼女から一言!


「いよいよ最強Vtuberとしての彼女と配信……始まる前は期待と緊張でいっぱいでしたが、いざ、始まるとあっという間に……っとこれは次のお話でしたわね。それでは次回をお楽しみに……ですわ」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ