ロードオブ名古屋
ゲームで学ぶ、生存戦略?
VRゲームが実現した場合、やって欲しい事の一つです。
これは、運転訓練シュミレーションです。
VR空間に、機械の声が響きます。
指示に従い、運転席に座ります。
普通車の、運転席です。操作して、準備をします。
「これから、こちらの指示にしたい目的地に移動してもらいます」
ナビ画面が点灯し、目的地が映し出されます。
「道路上は、大変危険な状態です、訓練が目的なので、路上には、悪意を持った存在が多数存在します」
物騒な事を言っています。
「この車は、非常にもろく、危険な物資を運搬していると言う設定です。ミスをした場合、爆発炎上します」
物凄く、物騒な事を言っています。
「まずは、練習です」
こちらの不安を無視して、実習は開始されました。
「100メートル進んでください」
信号待ちの状態です。対向車はいません。後ろも、視認できる範囲で車はいないです。
前方を、車が通り過ぎます。
信号が、青になりました。
「うごぉ」
アクセルを踏んだ瞬間、あわてて急ブレーキをかけます。
前方を、信号無視した車が通ります。
「悪意を持った存在か・・・」
実際問題、良くある事です。発信前に、左右の確認は必要です。
「合格」
無事、100メートル進む事ができました。
「次も、100メートル進んでください」
同じように、信号待ちした状態に戻ります。
2車線の道路です。右は右折専用の車線で、車が数台止まっています。
自分の後ろにも、車が止まっています。車間距離が狭く、微妙に嫌な感じです。
対向車はありません。
信号が青になります。
左右を確認。車はいません。
後ろの車が、青になる前から、接近していましたが、じっと我慢しました。
それでも、嫌なので、加速を強めに行います。
「えz?」
それは一瞬の出来事でした。
右側の、右折車線の車が、直進しました。
そのまま、前に割り込んできます。
こちらは、後ろに気を取られ、加速していたので、軽く接触。
次の瞬間、車は爆発炎上。
ゲームオーバーとなりました。
「そんな馬鹿な・・・」
悪意ある存在と言っても、これは酷くない?
その後も、色々と理不尽な目に合いました。
初見殺しといっていい理不尽な行動の数々。危険な道、無理な運転。
研修後、受けた人たちとの話し合い
ほとんどの人は、理不尽だと文句の嵐。
「こんなの、当たり前の日常だよ?」
一部の地域の人間は、そう語る。
おろるべし、名古屋。
日々戦場。
それが名古屋の路上です。