表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役聖女は再び召喚される   作者: 日下部ゆいかが
9/17

悪役聖女は再会に喜ぶ




「アオイさま!」

「えっ、レナ!?」

紅茶を片付けに行った帰り、王宮内で歩いていると、亜麻色の髪の少女が嬉しそうに破顔して近づいてきた。

突然の再会に、葵も懐かしさと喜びで大きな声が出てしまう。

亜麻色髪のショートヘアの少女――レナは二年前に大神殿で暮らしていたとき、葵の身の回りの世話をしてくれた侍女の一人だった。

葵と同じ年で、おっとりとした優しい性格で、よく一緒にお茶をしたりした。

二年前にできた、数少ない葵の異世界の友達である。

「アオイ様、再びこの世界に来られたというのは本当だったのですね」

「うん、私もまさかとは思ったけど、また来ちゃって……まだ女神様からは何の役目かは聞いていないんだけどね。ね、レナは今も大神殿にいるの?」

葵の質問に、レナは一転して暗い表情になった。

「私は……実は大神殿より追い出されてしまいまして……今は王宮の隅で下女として働いております」

「えっ、どうして?」

驚いて葵が聞くと、レナはじわりと涙を浮かべ始めた。

「あ、ちょっと、待って、こっち来て」

王城の中でも人通りの少ない場所へつれてきて、レナから事情を聞きだすことにした。

レナは涙混じりの声で、アオイが日本へ帰還したあとのことを話し出す。

「アオイ様が帰還されたあとに、軍部が大神殿にいる司祭様や私達侍女を突然拘束して……司祭様達は汚職の罪で処分されてしまい、私達侍女も全員尋問されたあとに、大神殿より追い出されてしまったのです」

そういえば、悪名高き前代聖女の噂の中に、侍女達が聖女のわがままにふりまわされて、というものがあった。一体どういうことなのだろう、と葵が尋ねてみると、レナは目を丸くしていた。

「私はアオイ様がそんな方ではない、と軍部の騎士達に訴えたのです! しかし、軍部はそれを握りつぶして、ひどい噂を流してしまいました……きっと軍部はアオイ様の存在を邪魔に思ったのですわ」

「え……」

レナによると、葵のひどい噂は軍部が捻じ曲げてわざと世間に流しているのだという。

葵は混乱した。カイがそんなことをするとはとても思えないからだ。けれど、彼の副官のジーンは葵を毛嫌いしているし、城下町の食堂で葵を拘束した騎士達も、前代聖女への嫌悪と侮蔑の感情はすごかった。

「王宮といっても、洗濯女で、とても扱いがひどくて……」

そういいながら、掌を広げて見せてくれる。あかぎれがひどく痛々しい手だった。

大神殿の聖女付きの侍女、というのは侍女の中でもエリートなのだ。レナは元々貴族であり、そんな彼女が下働きの中でも一番低い位置にある洗濯女に落ちるというのは、かなりの罰のようだった。

葵はどうにかしたかった。

カイに頼んでみようか、と考えてみるが、軍部に対して不信感のあるレナは猛反対した。どうか、自分のことは軍部に話さないでほしい、と怯えている。王宮からも追い出されてしまったら、いくところがない、と涙混じりに訴えられてしまえば、頷くしかない。

「あの、私にできることがあるなら、なんでも言ってね」

「なんとお優しいお言葉……ありがとうございます。ではアオイ様、またわたしと会ってくれますか……?」

「うん、私もレナと久しぶりに話したいし、また会いたいな」

レナも笑顔で「嬉しいです」と言ってくれた。

肩身の狭い王宮で、懐かしい人との再会は葵の心を軽くした。






* * *





翌日、今日は一日屋敷の予定だった葵はのんびりと過ごしていると、執事長ハンスが困った様子で声をかけてきた。片眼鏡の似合う渋い老人であり、代々ローマイアー公爵家に仕えている人だ。

「アオイ様……」

「ハンスさん、どうしたんですか?」

「実は、王宮からお迎えの馬車が屋敷の前に止まっておりまして……」

「えっ、一体誰が……どうしよう、今日はカイさんいないのに」

今日は朝からカイは王城に上がっているのだ。

まさか、また王女からの呼び出しなのだろうか?

「王太子殿下が、アオイ様に王城へいらしてほしい、と」

「王太子殿下が?!」

思ってもいない人物に、葵は混乱した。

王女ならともかく、王太子殿下が葵を王城に呼び出すなんて、ただごとではないのではないだろうか。

ハンスも困っているようだ。それはそうだろう。突然とはいえ、王太子殿下からの迎えの馬車を拒むことなんてできるわけがない。応じるしかないのだ。

「わかりました、王城へ行きます。あの、準備をお願いします」

「かしこまりました。セレンをお呼びします」

王城へ、しかも王太子殿下に会うのに、ワンピースのままではだめだろう。急いでセレンを呼んで、ドレスの準備をしてもらった。




「急に呼び出して悪かったな、アオイ」

「いえ……とんでもありません」

葵が近衛兵に連れられて来たのは、ドーム型の広い建物の中だ。階段を上り、通路を抜けて扉を開けると、椅子席がずらりと並んでいる。観客席のようで、上空を見ると天井の一部が抜けて、青天が覗いている。下を見ると舞台があった。日本でもあった、ドーム型の球場のような作りだ。

案内された先には王太子が座っていて、恐縮しながら、葵はお辞儀をする。

王太子殿下の隣には、美しい金髪の女性がいて、葵と目が合うとにっこりと笑いかけられた。

「我が正妃の、シンディアだ」

「お初にお目にかかりますわ、アオイ様。シンディアと申します」

「シンディア様、初めまして、アオイと申します。こちらこそ、よろしくお願いいたします」

さすが、例の正妃争奪戦を勝ち抜いた人だ。王太子殿下の美貌にも負けていない、優美な微笑みを浮かべ、所作一つ一つが洗練されている。色気もあり、豊満なスタイルで、葵は羨ましく思った。

「そなたを呼び出した理由はあれだ」

王太子の視線の先を辿って見下ろすと、石舞台の上に、二人の男性が対峙するように立っていた。そしてその舞台の周りには騎士服を着た人たちが幾人も立ち並んでいる。その中にカイの姿も見えた。

「え……あれは、カイ様? 騎士の方がたくさん……決闘か何かでしょうか?」

「ふ、そうだな、決闘みたいなものだ。騎士団間の演習会だ。たまにこうして王族が観覧するときもあり、今日がそれだ。ふと、アオイのことを思い出してな。屋敷で退屈しているだろうから、そなたにも見せてやろうと招待したのだ」

「えっと、ありがとうございます」

そういえば、以前にもカイとの雑談の中で、騎士団間の演習があると言っていたような気がする。

いつもは訓練場で行うのだが、王族が観覧するときだけは、こういった式典用のドームで開催されるようだ。王太子や葵のいる席は王族専用の席で、ここからは舞台の上の様子がよく見れた。王族以外にも、上位貴族等が自由に観覧できるらしい、と王太子が説明してくれた。

「アオイ様は、ローマイアー公爵邸にいらっしゃるのよね。カイ様の出番はもうすぐですわよ」

「カイ様も戦うんですか?」

「勿論。むしろそれが目玉だな。相手は青龍騎士団将軍であるウェインだから、中々良い勝負が見られそうだ」

手前側にいるのが、カイの率いる黒龍騎士団で、向こう側にいるのが、青龍騎士団だという。名があらわす通り、騎士服も黒と青にわかれているため、とてもわかりやすい。

各騎士団から、数名が選抜され、一対一の勝負が行われる。

その際使用できるのは、一部の魔法と刃を潰した剣だという。

最後に行われるのが、将軍同士。この演習の一番の目玉であるらしい。



「やっと、始まるか」

石舞台の上に、カイとウェインがあがった。長身だがどちらかというと細身のカイと違って、ウェインは見るからに歴戦の勇者といった風体だ。顔も強面で、身長も二メートル近くありそうに見える。

二人は向かい合って一礼する。

そのあと、号令と同時に、耳を切り裂くような刃を削る音が響いた。

「カイ様!」

目では追えないほどの速さで、葵ははらはらしっぱなしだった。ぎゅっと握りしめた掌は汗でいっぱいだ。

「ウェインが羨ましい。俺もカイと久しく打ち合っておらぬというのに」

「まあ、殿下ったら」

どこか悔しそうな王太子に、シンディアはころころと笑っていた。カイ達の戦いなど見慣れているのだろう。ひやひやと見守っている葵と違って、寛ぎながら楽しんでさえいる。

幾度かの打ち合いが終わり、徐々に押されていったのは、ウェインの方だった。驚くことに筋肉隆々とした男が力で押し負けているようだ。表情も段々と余裕がなくなっていき、石舞台の隅へと追いやられていく。

じりじりと押されていたウェインだが、咆哮を上げたかと思うと、凄まじい突きを繰り出し、攻めへと転じた。しかしそれもカイに読まれていたのか避けられてしまい、死角へと回り込んだカイは、目に見えぬほどの速度で剣を叩き落とした。

がくりとウェインが膝から落ちて、二人の勝負はついた。

わっと歓声が湧き起こる。黒の騎士服の人達は喜んでいて、青の騎士服の人達は落ち込んでいるのが見てわかる。カイはウェインに近寄っていき、何やら話しかけているようだ。

そんな様子を、半ば呆然とした心地で葵は見下ろしていた。

心の奥で興奮しているのがわかる。


「カイの勝ちだな。さすがは龍に連なるものだ」

当然だといった様子のアウレーリウスの口から、聞いたことのない単語が出てきて、葵は首をかしげる。

「龍に連なるもの……?」

「聞いたことはないか? 神話の時代には、この大陸に創造神の眷属である龍族がいて、人と交わった龍族もいたらしい。そしてそれを受け継ぐ子孫の中で、稀に龍族の力を顕現させる者が生まれるのだ。一種の先祖返り、というやつだな。それらのものを、"龍に連なるもの"と称している。カイもギルベルトもそれだ」

顕現する龍族の力は人によって違うが、普通の人間よりも強靭な身体能力や膨大な魔力に恵まれるという。カイが前者でギルベルトが後者らしい。彼らが若くして、将軍や魔道士長といった重要な役職についているのもその力が大きいのだという。

「カイ様とギルベルト様が……あ、だから、黒龍公って呼ばれているのでしょうか」

「そうだ。黒龍騎士団将軍でもあるからな」

「あと……確か、創造神と女神は違う存在だって、聞きました」

「ほう、よく勉強しておるな。そうだ、創造神はこの大地を創り給うた存在だが、天地創造を終えたあとにこの大地より去り、そのあとに女神が降臨された。龍族も創造神とともにこの大地からは去ったと云われておるな」

「神話は、ギュンター先生……えっと、家庭教師の先生に教えていただきました」

「ギュンター先生、か。なんだかむず痒く聞こえるな。ああ、すまん、ギュンターのことも存じている。あやつは息災か」

「は、はい、ギュンター先生にはお世話になっています。お元気でいらっしゃいます」

王太子殿下にも知られているとは思わなかった。もしかして、葵が思う以上に、ギュンター先生はすごい人なのだろうか。



「やあ、盛り上がっているようじゃないか。私も混ぜてもらえない?」



突然、葵達の会話に入ってきたのは、一人の男性の声だった。

振り向くと、ウェーブを描いた赤髪を揺らし、泣きぼくろのおかげか、妙に色気を滲ませた美貌を持った人がこちらに向かって歩いてくる。年齢はアウレーリウスよりも年上に見える。二十代後半くらいだろうか。

この世界はどうしてこんなに美形ばかりなのか、と頭の片隅で思ってしまう葵だった。

「ディートリヒか、久しぶりだな」

「ごきげんよう、ディートリヒ様」

ディ―トリヒと呼ばれた男は、葵の目の前で立ち止まると、緑の目を輝かせて見下ろしてきた。

「アオイ、我が従兄のディートリヒだ」

「君が前代聖女のアオイだね。私はディートリヒだ。よろしくしてくれると嬉しいな」

王太子の従兄というと、彼も王族ということか。髪色は違うが、どことなく、アウレーリウスに似ていると思った。葵は立ち上がってお辞儀をする。

「初めまして、アオイと申します」

「可愛い子だね。会えて嬉しいよ。カイの応援にきていたのかな」

そう言うやいなや、恭しい所作で葵の両手をとってしまう。

「え、えっと」

どうしていいかわからず、葵は視線をうろうろさせる。手を離してほしいが、失礼な真似にあたるのかどうかわからなくて身動きができないのだ。

アウレーリウスに助けを求めようとしているのがわかり、ディートリヒはそれよりも早く、葵の手の甲に口づけを落とした。

「えっ!??」

まさかの行動に葵は大きな声をあげて固まってしまった。異性への免疫がない葵にとっては、手の甲に口づけをされることなど、天変地異にも等しい行為なのだ。真っ赤になってしまった葵を見て、アウレーリウスは苦笑を落とす。

「カイばかりずるいよね。そう思わないか、アウレーリウス」

「ふむ、まあ、それは私も同意だがな。そろそろアオイを解放しないとまずいことになるぞ」

諫めようとしたが、ディートリヒはその程度では引き下がらず、葵の様子を楽しく観察しているようだった。

「私だって、ずっと異世界の聖女様と会いたかったというのに。これからは私とも仲良くしてね、アオイ」

「え、ええと……」

ジーンのように敵意溢れる人間も怖いけれど、初対面から友好的すぎる人間もまた別の意味で警戒心を呼び起こすものなのだな、と葵は心中で思った。





* * *





「ちくしょう、勝てなかったか」

どさり、と後ろに倒れて、ウェインは悔しそうな声を上げた。叩き落とされた剣は遠くにあり、右腕は痺れてすぐには動きそうもない。

剣を鞘にしまいながら、カイが近づいてきた。

「ウェインも日に日に腕を上げているようですね」

「ちっ、余裕かよ」

息を切らしてもいない相手の様子に、ウェインは心底嫌そうに舌打ちした。

「まあ、俺の部下が迷惑かけちまったからな。まさか伝令が間違って伝わってるとは思わなんだ。前代聖女にも詫びといてくれよ」

ぼさぼさの短い茶髪を掻きながら、ゆっくりと身を起こした男はそうぼやいた。

今回の召喚直後、葵を食堂で拘束したのは彼の部下だった。それを思い出したカイは、眉間に皺を寄せる。葵の保護を通達した筈なのに、青龍騎士団には間違って伝わっていたようなのだ。カイが駆け付けたときには、少女は暴力に怯え、恐怖で震えていた。

「青龍騎士団はアオイへの誤解が酷いようですが」

「んー、そうかぁ? 黄龍の方がやべぇと思うけど」

「……黄龍については把握しています」

「まあそうか。それはともかく、うちの失態した奴は俺がぶん殴っといてやったから、勘弁してやってくれよ。お前に睨まれたら、いくらなんでも可哀想だからな」

「人をそんな魔物か何かのように。ともかく、これ以上、おかしな噂が広まらないように見ていてくださいますか」

「ええ? 俺、そういうの苦手なんだよなぁ」

「そうですね、副官のキースに伝えておきます」

見た目通り、ウェインに頭脳労働というものは向いていないのだ。カイは言う相手を間違ったといわんばかりに首をふって、言い直した。容赦のない返しに、ウェインが「おい」と半目で睨み返す。いつもの彼らのやりとりである。

「……ところで、殿下の横に見慣れない女がいたが、あれが前代聖女か?」

顔を上げて目を細めたウェインに、カイもすぐさま後方を確認して、目を見開いた。

「あれは……」

「あ……早ぇな。つうか、ディートリヒ様もいるのか」

めんどくさそうだな、と不愉快な色を交えて、ウェインは独りごちた。





* * *





「カイ、相変わらずの強さだな」

「ごきげんよう、カイ様。見事でしたわ」

「カイ様、お疲れさまです」

演習会が終わってすぐにカイが王族席まで上がってきたので葵は驚いたが、王太子や王太子妃に続いて労いの言葉をかけた。

「光栄です、殿下、妃殿下、アオイ……ディートリヒ様まで」

「やあ、カイ。とても楽しませてもらったよ」

カイの視線はどこか鋭く感じて、葵はどうしたのだろうと心の隅で思う。戦いの直後だからだろうか。

「……ありがとうございます。殿下が、アオイをここへ?」

「ああ、そうだ。せっかくだから、お前の勇姿を見てもらおうと思ってな」

「カイ様、すごかったです!」

葵は手放しで賞賛した。

同時に、手は離してくれたがいまだに距離が近いディートリヒからできるだけ自然に離れることができてほっとする。

「ありがとうございます、アオイ。少し待っていてくださいませんか、屋敷に一緒に戻りましょう」

カイの言葉に葵は素直に「はい」と頷く。煌びやかな王族に囲まれて、根っからの庶民の葵には居心地が悪すぎるのだ。セレンの待つ屋敷へ早く帰って窮屈なドレスを脱ぎたい。

「せっかく会えたのに残念だねぇ。またね、アオイ。カイばかりでなく、今度は私ともお話しよう」

そう言い残して、ディートリヒはその場から去っていった。

その後ろ姿を見つめるカイの様子はいつもと違っていて、葵は内心首をひねる。まるで、警戒しているように見える。

もしかして、二人は仲が悪いのだろうか。

カイもディートリヒも表情から感情を読み取らせてくれないので、葵には判断がつかないでいた。

「アオイ、先程、ディートリヒ様に何かされていませんでしたか?」

「えっ」

ちょうど二人のことを考えていた葵は、大仰に反応してしまった。

「何かって……」

まさか先程のやりとりを見られていたのだろうか。

葵にやましいことは何もないのだが、焦ってしまう。ついアウレーリウスの方を見てしまうが、我関せずといった態度をとられてしまった。助け舟は出してくれないらしい。

「ええと、なんだか、手の甲にキスをされて……異世界の挨拶ってすごいですね。びっくりしました」

欧米みたいだ。いやでも、いくら欧米でも、手の甲にキスなんてそうないと思う。あっても、ハグとかほっぺにキスとか。それでも、免疫のない葵にとって大事件だけれど。

そんなことをつらつらと考えていると、後ろにいたアウレーリウスが呆れたように口を開いた。

「……俺を睨むな。不遜だぞ」

「……」

「悪かった。お前に言えば反対するだろうと思ったからな。……反応が見たかったのだ。だからそう怒るな」

珍しくアウレーリウスが焦っている様子で、葵は目を瞬いた。






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ