離島へ
もしも、もう一度青春を謳歌できるとしたらあなたはどうしますか?
楽しみますか?はっちゃけますか?それとも勉学に励みますか?
これは常に青春を楽しみ続ける子達の物語です。
そう……………………永遠に…………………
【常夏の遠島へ】
今飛行機に乗っていいる俺は、「永崎 六郎《ながさき
ろくろう》」この飛行機の行き先、天人太島へ行くところだ。ちなみに行き先は展練村小さな集落らしく、まぁ…留学に近い形で入学手続きを受けている。
……本島が遠くに行くにつれ少し寂しくはあるが、ここから楽しい学生生活が始まるのは心底ウキウキしている…!
父
「おー…ついたなぁ、天人太島!」 母「ハァ…大丈夫かしら。いきなりこんな場所でねぇ……。」
この二人は俺の両親、父「小平」と母「善恵だ。親父と母さんだな。
父
「とりあえず天人空港からはレンタカーで展練村に向かうぞ」「わかった」「そうね」
\すいませーん/ \貸してくれませんかー?/
おじさん
「おお、ハイハイどうもこんにちは。こんな片田舎で珍しい。本島から来た人ですかい?」
父「ええ、そんなところです。車を借りに来たんですが。」
おじさん
「ここにくるってことは観光ですかねぇ?」
父
「いえ、移住です」
おじさん
「またまた珍しい…親戚とかの“つて”かなにかで?」
父
「兄がここの島の工場で経営をしようとしていて、職がなかった私に[職場与えてやるよ]と」
おじさん
「なるほど、じゃあ山道を通って旧市街地に行くんですねぇっと。ハイ鍵。」
父
「あとすいません、行くのは展練村です。」
。
…
………………ん?……………………おじさん?
おじさん
「…………………そうですか………そりゃまた何で?」
父
「ただ、工場に一番近い村でしたので…。」
おじさん
「なるほど!そりゃ遠くなるわけですなぁ。…積もる話もあるでしょう。3日後でもいいですよ。」
父
「ほんとですか!ありがとうございます。それでは」
車に乗って目的地の村に行くことになった。家は比較的広く、俺も気に入ってる。村役所の手続きも意外早く終わって拍子抜けだった。
六郎
「イヤー、面倒だったねぇ。手続き。」
父
「でもかなり早く終わった方だったぞ?前の実家は結婚前でもかなり長かった。」
母
「うん。ほんと、こんなに早いからびっくりしちゃった。」
とかなんとか言い、褒めあってイチャつき出しやがった…
はあ、っま!いっか。
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……、ん、なんだあれ、人影?なんであんな山奥に?
六郎「親父。森に人影!見えないか…?」
「はぁ?んなわけないだろ。イノシシとかだろ。どうせ」
…………