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アンダーブルー・クロスロード ~結晶の少女と楽園の後継者~  作者: 深月 慧
第二部 継いだ者と九つの学園都市とアリアドネの糸
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出雲兵器目録 ぺがさす型沿海域戦闘艦

メーデーから航空機を、航空機からジェットフォイルのことを調べてたら、よくわからないものを思いついてしまいました。せっかくなので載せます。本編に出るかどうかわかりませんが(多分出るかも)、ここからヒノマ共和国と学術研究都市「出雲」・八島自治区の内情を汲み取ることができたらとは思います。


これも全部トンチキ兵器がわんさかでてくるスワロウテイル・シリーズが悪いんや……

 ぺがさす型沿海域戦闘艦(Pegasus-Class littoral combat ship)は、出雲武装警察海上保安局が保有する、全没翼型水中翼沿海域戦闘艦である。


 九大技術流派(ナインスターズ)の一つである天堂流派が、かつての友好国と連携して設計・開発(これは天堂家が持つ航空機分野の技術と知見を海洋面に転用しようと試みた時期があったためである)した旅客用の水中翼船で得られた数々の知見から、軍事用途向けに設計し、一条重工業が建造。竣工後、出雲武装警察海上保安局(Izumo Coast Guard)に引き渡された。


 哨戒・海上保安の任が主となっているが、学術研究都市『出雲』において、出雲武警の能力を超え、対処不可能な事態になった場合における『最大の治安維持能力』を速やかに執行する任も兼ねている(とされているが、詳細は不明)。


 欠点としては建造費と運用コストの高さ。

 当然のことながら、選定においてもこの点が問題になったのだが、即応性と速度(治安維持任務における機動性)を重視すべきというアドバイザーを担当していた北方皇国軍幹部の主張が決め手となり決定された。


 ただ、この主張はあくまで表向けという見方が根強い。

 実際は「高コストの艦船の建造と継続的な運用を強いることで、ヒノマが反乱を起こさないようにしたい」という北方皇国の思惑と、またそれとは別に、全没翼型水中翼船の技術伝承と部品調達ルートの途絶を恐れていた天堂家と交通ネットワーク整備・開発に関わっていた法人の思惑が一致し、ぺがさす型を選定するように出雲武警に圧力をかけたのでは――という見解が一般的である。


 なお、ぺがさす型選定で見られた九大技術流派による圧力はこれが初めてではない。

 ヒノマ皇国敗戦後、技術流出と技術断絶を極度に恐れた(これ事態は戦前からあった傾向である)結果、せめて断絶だけは防ごうと、なりふり構っていられなくなった結果のひとつが、ぺがさす型の選定における顛末を始めとするロビー活動や圧力であった。ぺがさす型を始めとして「なぜこれが選ばれたのか?」と首を傾げたくなるような仕様の兵器が散見されるのもこのためである。


 《要目》

 全長:150 m

 全幅:17 m

 吃水:4.3 m

 機関方式:CODAG方式

 主機:ガスタービンエンジン2基/ディーゼルエンジン2基

 出力:85000馬力

 速力:45 ノット(約80 km/h)以上

 乗員:約70名

 兵装:5インチ砲、標準型VLS(16セル) など

 レーダー:OPY-6 多目的型

 ソナー:対機雷戦用ソナーシステム /水上艦用ソナーシステム

 電子戦・電子支援ユニット:有

 対抗手段:有

要目は……うん、そっとしてください

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