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天元突破の超越達〜幽玄の王〜  作者: 赤地鎌
大英雄協奏曲

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第57話 それぞれの思惑

次話を読んでいただきありがとうございます。

ゆっくりと楽しんでいってください。

あらすじです。


アズナブルと対峙したディオス達は、

ディオスをアズナブルが引き抜こうとする。

ディオスの答えは…

 砂丘の丘で、ディオスとアルヴァルドにシャリカラン達は、この事態を作り出した張本人であろうアズナブルと対峙していた。


 一同より高い岩の上にいるアズナブルは、魔法の世界にはないスマホを掲げて

「こんにちは…私と同じ力を持つ同胞よ…」


 ディオスの視線に殺気が篭もる。

 そう、このアズナブルは、間違いなく自分と同じくこの世界に渡って、同じ力を身につけた男だった。


 ディオスの膨れあがる殺気に、アルヴァルドは不信に感じる。

 アズナブルの掲げる何かの装置を見てからディオスは、殺気立ち始めた。

 何の関連があるのだろうか…?


 アズナブルは、ディオスを見つめて口元だけ笑む。

 仮面に目元が隠れているので、本当に微笑んでいるのかは…分からないが…。

 アズナブルは淡々と

「同胞よ…。君はこの世界をどう見る?」


「はぁ…」とディオスは鋭く眉間を寄せる。


「この世界は素晴らしいと思うか? それとも愚かに思うか?」


「ふ…」とディオスは顔を横にして鼻で笑い

「それが…お前にどう関係するんだ…」

 ディオスの言葉の節々に鋭さがある。


 アズナブルは仮面の顔の口元だけを笑み

「関係あるとも…。この世界は…遊具だ…。私と君は…特別な力を授かった。それを生かし活用して楽しむ為にこの世界はある…。どうだね。私とその力を有効利用して楽しまないか?」

 アズナブルは右手をディオスに差し向ける。


 ディオスはそれで、この男の思考を察した。

 そう、この世界をタダの遊び道具にしか見ていないのだ…。

 脳裏に、クレティア…クリシュナ…ソフィア…ゼリティア…と様々な人の顔が過ぎった次に、クレティアとクリシュナのお腹にいる赤ん坊達が…。

 ディオスは鋭く冷たい視線をアズナブルに向け

「答えを言ってやる」

 ディオスの姿が消える。

 ベクトの瞬間移動で、アズナブルの背後に回って

”グラビティ・アビス・エンテマイト”

 超重力の固まりを乗せた右足の回し蹴りを、アズナブルの背中にお見舞いする。


 アズナブルは、フッと口元だけ皮肉に笑んだ次に、全身が閃光と化して、残像を残して頭上へ飛んで回避した。


 ディオスの、超重力の回し蹴りは、残像を切り裂き、超重力を解放して、岩を粉砕した。

「オレの答えはこれだぁぁぁぁぁぁ ふざけんじゃねーーーー この世界は、オレの大切な居場所だぁぁぁぁ」


 空にいるアズナブルは「やれやれ…」と呟き、閃光と化してディオスの背後に瞬間移動のように移動して

「そうか…この世界に毒されたか…。残念だよ」

 アズナブルが両手に光を集中させ、ディオスに放とうとしたが、その右にアルヴァルドが飛翔して現れ、拳を硬く握り締め「すぅぅぅぅぅ」と…

「よくぞ言ったディオス」

 音速を突破した拳の乱舞がアズナブルへ襲い掛かる。


「はぁ…下らない人擬きに拘る愚者が…」

 アズナブルは、アルヴァルドへ向いて閃光を放つ。


 アルヴァルドの超音速の拳撃と、アズナブルの閃光が衝突して、周囲に破壊の衝撃波を爆発させた。


 ディオスは、その衝撃波を交わしながら次の魔法を放つ。

”アインサイズ・ホロウ”

 アズナブルの周囲の空間が歪んで、牢獄となる。

 アズナブルは、自身を閃光と化して激しく空間の牢獄内を動く。

 空間の牢獄が、アズナブルの光速化した動きによって歪み崩壊した。


 ディオスは、それでアズナブルの攻撃の特性を理解した。

 クレティアと同じ、体に魔法の力を付加、エンチャン系攻撃か…。

 ならば…。

 ディオスは次へ移行する。それ込みで封じる手段を使う。

”グラビティフィールド・ポイント・アビス”

 ディオスを中心として、重力の歪みが広がる、それに光の属性を付加して動くアズナブルが引き寄せられる。


 ディオスが空中に作った超重力の歪み捉えられ、光となっているアズナブルの動きが鈍る。

 その瞬間をアルヴァルドは逃さない。


 緩慢になった光のアズナブルへ近接、あの身体能力を無限に高めた拳撃をアズナブルにお見舞いする。


 完全に捉えたとディオスは思ったが、空から巨大な剣がアズナブルとアルヴァルドの間に入り、アズナブルを拳撃の嵐から守る。


 ディオスはその巨大な剣に見覚えがある。

 ヴィクトリア魔法大学院で殺されそうになった事件で見た、そうララーナという少女の操っていたモノだ。


 別の巨大な剣がディオスの、頭上から降りる。

 ディオスは、そこから飛び退くと、アズナブルを捉えていた超重力の力場が消えた。


 解放されたアズナブルは、突き立った巨大剣の上に来ると、傍にララーナが止まる。

「アズナブル様…不用心すぎます」

 更に、空から空気を圧し潰して黒い鋼で出来たゴーレムが降り立つ。

 大地を揺らしたゴーレムの胸部のコアである中心にいたのは、レイドだった。

「アズナブル様…如何致しましょうか?」

 レイドが尋ねる。


 アズナブルは、フッと仮面の顔を口元だけ、皮肉に笑み

「いや…すまない。少し…舐めていた…」


 ディオスと、アルヴァルドは、その前の丘の着地する。


 黒光りゴーレムと巨剣に囲まれるアズナブルは、再びディオスへ

「なぁ…君は、この世界の人間ではない。私と同じな筈だ。私の所へ来るのが筋な筈だ」


 ディオスは目を瞑り、皮肉に笑む。

 頭の中にあったのは、地球での事だ。不思議だった。地球の事を思い出しても、何にも感情が沸かない。

 次に、こっちの世界の事が過ぎる。

 大切な妻達と産まれてくる子供達、屋敷の家族、バルストランの仲間、友

 それを思うだけで、全身から力が漲って迸る。

 ディオスは、目を見開き

「言ったろう。オレの居場所は…ここだーーーーーー」

 ”グランギル・カディンギル・オルレイン”

 ディオスの背後に巨大な数十メータの魔法陣が展開され、そこから数メータサイズの巨大光線が、アズナブル達を襲う。


 レイドは「チィ」と舌打ちした次に、ゴーレムに身を包む我が身を動かし、ゴーレムがそれに呼応して動き、傍にある巨剣を取って、ディオスの放った巨大光線を叩き落とす。


 その動きの合間を縫ってアルヴァルドが動き、アズナブルへ迫る。


「ふ…」とアズナブルは皮肉に笑んだがそこへ、アルヴァルドが鉄拳を叩き込む。

「ディオスに何を言おうと無駄じゃあーーーーーー」

 アズナブルは光と化して、アルヴァルドの鉄拳を待ち受ける。


 ゴーレムと巨大光線の攻防と、アズナブルとアルヴァルドがぶつかり合い衝撃波が連続爆破するその場から、必死にカルラとシャリカランの者達は逃げる。

 完全に、対応出来る領域違いの世界に、逃げの一手が最善だった。


「この愚か者がーーーーーー」

 レイドが叫んで、巨剣を振るうゴーレムを、巨大光線を連射するディオスに突進させる。

「はぁ! お前等に言われたくないぜーーーーーー」

 ディオスは腕を交差させて、別の魔法を放つ。

”ブラックホール・アビス・フルオーバー”

 全長三十メートルの巨大魔法陣を展開、その魔法陣と同じ超重力のエネルギー波が放たれる。

 超重力エネルギー波は、周囲の空間を曲げて無重力状態と、超重力状態の交互を繰り返してレイドのゴーレムに衝突した。


 レイドのゴーレムがエネルギー波を巨剣で叩き潰そうとするが、巨剣がエネルギー波に負けて砕ける。別の腕にある巨剣で同じようにするも、それも砕ける。


 ゴーレムの背後にララーナの巨剣の群体が来て、ディオスの放った超重力のエネルギー波に突き立つ。


 それでもエネルギー波の勢いは止まらないので、ゴーレムが押す。


 ゴーレムと巨剣達、対、超重力のエネルギー波の衝突によって、周囲はデタラメな重力ベクトルを乱立する。


 その中を、光となったアズナブルが走り、それを無限に高まる身体能力で追撃するアルヴァルド、ぶつかり合う衝撃波の軌跡が連なる。


 そこには、人知を超えた戦いの世界が広がっていた。


 何とかとばっちりがこない所まで逃げて来たカルラとシャリカランの者達は、呆然とその戦いを見るしかない。


 その戦いにいたララーナは、このままではマズイ…と判断する。

 ディオスとレイドは、お互いの闘争の勢いに飲まれている。

 アズナブルは、アルヴァルドの追撃で余裕がない。

 ララーナは、右手を隠し魔導収納から、とある装置を取り出し、それを操作する。


 その信号がアズナブルが用意した無人自動兵器に伝達され、自動で動く空母の飛空艇から、幾つもの無人戦闘機が飛び立つ。


 数十秒後、人知の戦いを繰り出す、この場へ、無人兵器が機体下部に搭載されたミサイルを発射する。

 

 空から幾つものミサイルがその場に降り注ぐ。


 絨毯爆撃が広がり、アルヴァルドとディオスが怯む。


 解放されたアズナブルにララーナが来て

「アズナブル様…行きましょう」

「助かったよ。ララーナ」


 ララーナはレイドを見て

「行くわよ! レイド!」

 レイドをコアにするゴーレムの周りを巨剣群が囲み、そこへララーナはアズナブルと来て絨毯爆撃の中を


「では…また…」

と、アズナブルが告げた瞬間、三人のいる場所が光に包まれ、アズナブル達は消えた。


 ディオスはブチッと切れて

「ウザいわーーーーーー」

 絨毯爆撃を続ける上空の無人機達へ右手を向け

”セブンズ・ゲート”

 六つの属性の魔法陣が展開され、そこから豪雨の如き六属性の光線が空へ昇り、爆撃を続ける無人機達を破壊した。


 アルヴァルドは、その傍に来て

「逃がしたか…」





 ディオス達は陣営に戻り今後の対策を練る。

 軍議のテントの中で、レジプトの士官達を交えてディオスとアルヴァルド、カルラに数名のシャリカランの者達と話をする。


 ディオスは、額を小突きながら

「事態はどのような状態ですか?」


 その質問にレジプトの士官が資料を見ながら

「ええ…大変、混迷しています…。どれから説明すれば…」


 アルヴァルドが

「いずれ、戦闘が始まるのだろう…。どこがその先方となる?」


 士官が

「おそらく、ロマリアかと…」


 ディオスは士官を見て

「曙光国の方は?」


「はぁ…」と士官は溜息をして「あまり、積極的ではないようですね…」


 ディオスが目の前にある地図を広げるテーブルを指さし

「そもそも、どうして、曙光国は軍を派遣したのだ? 抗議の理由は?」


 士官は厳しい顔をして

「どうやら、秘密裏に私達が潰そうした組織の内偵していたようです。それが我々の組織を潰す攻撃によって、組織が無くなる前に自分達が潰して、情報を得ようとするのが、その動機らしいです」


「ええ…」とディオスは額を抱え

「それなら、レジプトと手を組んだ方が効率がいい筈だ。なぜ…そうしなかったと言う事は…」

 そう、考えられる可能性として、アフーリアの資源交渉の邪魔をしたかったから…。

 それ程までに、アリストスと曙光国ってドップリなのか?


 アリストスが損をすると自分達が損をするという関係なのだろう…か?

 どうも…引っ掛かりがあってしっくりこないディオス。


 そう考えている隣にいるアルヴァルドは

「まあ…当面はロマリアに気をつけていれば、良いか…。ディオス…再び、ロマリアの部隊へ向かい奇襲を掛ける。それでヤツも…」

と、アルヴァルドがディオスに呼び掛けるが、ディオスは上の空だ。

「ディオス!」

 アルヴァルドが呼ぶと


 ディオスが

「お父様…少し、自分に時間をくれませんか? どうも…曙光国について納得出来ない事があります」


 アルヴァルドは首を傾げ

「ああ…具体的にどうするのだ?」


 ディオスはカルラを見て

「カルラ、チョッと協力して欲しい」


 カルラはキョトンとした後

「ああ…はい、構いませんが…」




 そして、夜を迎えた。

 夜の闇に紛れて、ディオスは曙光国の陣営に来る。


 その陣営の中をディオスは静かに…移動する。


 テントの端を進み、大きな道になると、覗いて人がいない事を確認、動くと…

『ディオス様、来ます。隠れて』

 ディオスは立ち止まり、空間を曲げて自分を透明にする術を使って隠れる。

 透明になったディオスはテントに張り付く。


 二名の兵士が通り過ぎる。


 ディオスは、透明になる術を解いて、再び進む。


 そのディオスの動きをサポートしているのは、陣営が一望出来る丘にいるカルラと二名のシャリカランの者だ。


 カルラは、遠くから建物の中を透過して人の様子を探れるスキルがある。

 そのスキルで、ディオスに何時隠れれば良いか指示をしていた。

 

 陣営の中を進む、ディオス。目指すは…作戦資料がある部屋だ。

「どうだ? カルラ…作戦資料がありそうなテント、分かったか?」


『待ってください。人の動きから察するに…。ああ…多分、あそこかと…』

 カルラはディオスを誘導して、そのテントに案内した。


 そこはカルラの透過では人がいないらしく、ディオスはテントの中へ入る。

「おおお」

 そこには書類棚があった。

「ありそう…」

 ディオスは魔導収納から端末を取り出して、書類を閉まってロックしているキー端末に接続させ、ロックを解除する。

 まさか…リーレシアで貰ったダイアマイト級しか持てない特注魔導端末がここで役に立つは… 

 人生、何があるか分からないと思った。


 ディオスはゆっくりと、ロックが外れた書類棚を漁る。

「ええ…作戦、遂行資料…。ええ…伝令資料」

 ディオスが探している資料は、曙光国がこの部隊に命じた任務命令書だ。

 おそらく、それにチャンとした目的の命令がある筈だ。

「ないなぁ…」とぼやいたディオスの後ろ


「おい、お前…何をしている」

 呼び掛けた声にビックとするディオス。

 そんなバカな…カルラから何も…。

 ゆっくりとディオスは後ろを向くと、カズキヨがいた。


 カズキヨは不気味に笑う。そして、その右手には装飾が施された刀が握られている。

「ああ…」


 ディオスは驚いていると…カズキヨが右手に持っている刀を翳して

「これはチョットした特別な神具でなぁ…。探索する力を持つスキルや魔法の効果を阻害して発見させない力がある。まあ…姿が見えなくなる訳ではないがなぁ…お前のように…」


 その言葉にディオスは、視線を鋭くさせ

「何時から気付いていた?」


「フ…」とカズキヨは怪しく笑み「初めからだ。お前は…持っているんだろう。私と同じ

神の渦をな…」


 ディオスは、カズキヨが言った神の渦というのがシンギラリティを指していると分かった。

「その気配を察して、オレを追って来たのか…」

と、ディオスは告げると、カズキヨは肯いた。

「じゃあ…どうする?」

 ディオスが問う。

 人を呼んで捕まえようとするなら、とっと逃げるだけ…。


 カズキヨは、右手に持つ刀を回すと、刀が光となって消えた。しまったのだ。

 何かのスキルか、魔法的な力の塊か…とディオスは見当を付ける。

 カズキヨが背を向け

「アーリシアの大英雄にお茶でも出さないと失礼だろう…」


「ふ…」とディオスは苦笑する。



 カズキヨに連れられてディオスは、カズキヨのテントに来る。

 カズキヨは、テントの隅にある給水装置からお湯を出して、紙パックにティーパックを入れて、ディオスに差し出す。

「毒なんて入っていないからな」

 そう、告げてディオスに渡す。


 ディオスは、口にする。何かの薬が入っていればレジストで解毒すればいい。


 カズキヨの紙パックにティーパックを入れお湯を注ぎ飲む。


 ディオスはカズキヨを見つめながら

「お前達の目的はなんだ?」


 カズキヨはディオスに

「表の目的は、内偵をしていた組織が潰されそうだから、レジプトに潰される前に、自分達で潰して情報を得る。裏の目的は、お前が進めているアフーリアの資源交渉の邪魔だ。だが…どっちも本当じゃない」


「本当の目的は?」


「……今、対峙しているロマリアの方を仕切っている組織のトップは、曙光国にとって非常に公開されてはマズイ情報を握っている。それを公開されたくなければ…この戦場に参加しろと…脅された」


「何の情報だ?」


「さぁ…そこまでは知らない。だが…軍を派遣してでもそうならざる得ない情報という事だ…」


「ほぉ…それはまた…」

 ディオスはその情報というのが気になるも…今は、カズキヨが何故、自分をここに呼んだのか…。それが気になる。

 と…なると…カズキヨの目的は、別にあるという事だ…。

「アンタの目的はなんだ?」

 ディオスがカズキヨに聞く。


 カズキヨは鋭くディオスを見つめ

「お前達との共闘だ」


「ほぉ…共闘? なぜ…」


「ロマリアの無人兵器軍を仕切っているアズナブルという男は、自分が探し求めている、エニグマという組織の情報を持っている。それが欲しい」


 ディオスはピーンと来た。

 多分、この男はアズナブルとお父様が因縁の関係であると知っている。

 故に、共闘してアズナブルを押さえて、そのエニグマという組織の情報を手に入れる。

 同時にだ。曙光国にとって軍も動かすマズイ情報の消去にもなる。

 お互いの利害が一致している。

 

 そう考えてディオスは、不意に机に目が行くと家族の写真があった。

 そこにはカズキヨと妻らしい女性と、男の子と女の子が二人の家族の肖像があった。


「子供がいるのか…」

 ディオスが告げる。


 カズキヨはビクッと震えた次に

「ああ…まあなぁ…」


 ディオスは、フッと笑み

「そうか…家族がいるんじゃあ。早く終わらせて帰りたいだろう。よし、その共闘に乗ろう」


 こうして、一時的ではあるが…カズキヨとの共闘となった。


 カズキヨから通信機を渡され、ディオスは本陣へカルラ達と共に帰還した。


 どんな事になるやら…とディオスは、考えを巡らせる。

ここまで読んで頂きありがとうございます。

次話もあります。よろしくお願いします。

ありがとうございました。


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