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天元突破の超越達〜幽玄の王〜  作者: 赤地鎌
聖帝の憂鬱

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第180話 純也ショック 後編

次話を読んでいただきありがとうございます。

ゆっくりと楽しんでいってください。

あらすじです。


行き違い、勘違い、ああ…無情、そんな誤解がとんでもない事態のドツボに…ディオスは悩む。


 ディオスは屋敷の広間で頭を抱えてしまった。

 それは純也も同じだった。

 純也は両手で頭を抱え、何故、そうなったのか? 必死に日々を思い返していた。

 

 その場には、ディオスの妻達クリシュナ、クレティア、ゼリティアもいる。

 更に手助けとして、ヴィルヘルムとライドル、ソフィア、ナトゥムラ、スーギィ、マフィーリアもいる。

 もっと更に、娘達から婚姻の話を聞いた三娘達の各父親、三人もいる。

 

 ライドルが

「一応、聞いた方がいいのでは? 我々の勘違いだった可能性もある」


 ディオスは額を抱えた後

「そうなら良いですが…」


 ヴィルヘルムが

「とにかく、連絡して聞いて見ろ!」


 ディオスはレベッカに

「レベッカさん。通信機を」


「はい…」

 レベッカは、魔導通信機を持って来てくれた。

 

 ディオスは、純也達が住む屋敷の魔導通信機に繋げる。


 ブルードラゴン町、フェニックス町と同じく王都の周りを囲む城塞町の一つ、大きな湖があり、そこを利用した養殖漁業が盛んで、王都や周辺の城砦町から釣り人が来る。

 その湖が見える古い屋敷、二階建てで敷地として二十メータの正方形の場にある。

 昔、貴族が住んでいたらしく、そこで男女を巡った刃傷沙汰があったとう曰く付くの屋敷を安く借りて住まわせて貰っている純也達。

 その屋敷の魔導通信機が鳴ってダラスが出る。

「はい…」


『ああ…ディオスだが…。その声はダラスか?』


「ああ…そうだ。ディオス殿、何か?」


 ディオスは屋敷の広間にて、テーブルに魔導通信機を置いて、拡声モードにして全員に聞かせる。

「いや…ダラス。念のための確認だが…。純也くんと結婚するんだよなぁ」


『はぁ? そうだが…何だ?』


「その…つまり…純也くんと君との結婚なんだろう…?」


『はぁ? そうだ! 私と純也との結婚だ。なんだ? 昨日、説明した筈だぞ?』


「いや…すまない。その…他にも力添えをしてくれる人がいてね。一応、確認を…とね」


『おおお! それはありがたい。ますます心強い。感謝、申し上げる』


「その…分かったからウルアと変わってくれないか?」


『ああ…分かった』

 ダラスがウルアを呼びに行く。


 ディオスの屋敷の広間で、テーブルにある魔導通信機を前に、ディオスがソファーに座り、その左に純也がソファーいて、さっきのダラスの話を聞いて

 なんで? どうしてそうなっているの? ええ?

 ぶつぶつと何かを言って頭を抱えている。


 ディオスはそれを見つめていると

『はい、なになに?』

 ウルアが出た。


「ああ…ウルア」とディオスは「確認だが…君と純也くんが結婚するんだよなぁ…」


『はあ? 当たり前じゃない。アタシと純也の二人以外、誰が結婚するのよ』


「そ、そうか…分かった。一応の再確認だ」


『ふ…ん。まあいいわ。とにかく、よろしくね』


「ああ…。じゃあ、すまないが…メディナに変わってくれないか?」


『うん。いいわよ』

 ウルアがメディナを呼びに言った。


 ディオスは、スーと痛そうに息を吸って額を抱える。

 最悪だ。最悪な事が連続している。

 このままでは…。


『はい。メディナです』

 メディナが来た。


「メディナ。再確認なんだが…君と純也くんが結婚するんだよなぁ…?」


『はぁ? そうですよ。私と純也が結婚するんです。あ、何か…問題でも?』


「いや、何でもない。一応の再確認だ」


『そうですか。では、後見の方…よろしくお願いします』


「ああ…分かった。それじゃあ…」

 ディオスは魔導通信機を切った。


 ディオスの右にはライドルが、対面の正面にはヴィルヘルムが、二人はテーブルを囲むソファーに座っている。


 ソフィアは、ディオスのいる長いソファーの右に座っていて

「ねぇ…アンタ…」

と、頭を抱える純也に

「三人を口説く程にすけこましだったの?」

 ソフィアの目には軽蔑があった。


 純也は顔を上げ

「そんなの知りませんよーーーーーーー」

 悲鳴のように叫んだ。


 ライドルが額を小突きながら

「どういう事だ? 全く話が見えない」


 ヴィルヘルムは首を傾げ

「三人とも、各々と結婚すると言っている? どんな行き違いがあったのだ?」


 ディオスの後ろにいる妻達のクリシュナが

「ねぇ…とにかく、慎重に思い返して。あの子達が来たのが…昨日よ。つまりそれより前に、何かがあってこうなった。何か、切っ掛けがあった筈よ」


 純也は頭を抱えて必死に思い返していると…

「あ…そういえば、三日前…妙な事が」

 純也は、三日前の釣りをしていた事を細かく話す。


 ディオスは頭を抱えた。

 それが、どうしてこうなるんだ?

 もう…疑問しかない。


 ディオスの後ろにいる妻達が額を抱える。


 クレティアが

「マジか…でも、あの勘違い娘達ならやりかねないわ…」


 ゼリティアが

「整頓するとじゃ。恐らく、前々から三人は純也殿に好意があったが…それを言い出す切っ掛けがなかった」


 クリシュナが

「本当に驚くべき事だけど…同時に三人は思う所があって、それで聞いたんだと思う」


 ディオスは頭を抱えて

「ええ…だったら、もっとハッキリ言うべきだろう」


 ソフィアが

「ねぇ、ディオス。アンタは鈍感だから分からないけど…。女の人って空気を察して欲しいって何時も思っているのよ」


 ディオスは驚きの瞳をして後ろにいる妻達を見る。

 クレティアとクリシュナにゼリティアは微笑み。

 クレティアが

「アタシ達は、ダーリンがそういう所が鈍感だって分かっているから…」


 ディオスは更に妻達に対して尊敬の念が深くなる。

 本当に自分の事を理解してくれて、嬉しかった。

 きっと、彼女達以外に、最も自分を理解してくれる者達はいないだろう。

 そう、確信を強くした。

 

 問題を戻す。

 純也と三娘達がどうして行き違ったのだ!


 純也は、なんで? なんで? どうして? 青ざめて怯えている。


 スーギィが腕を組み渋い顔で

「これは正直に言うべきだろう」


 マフィーリアがサングラスの付け根を上げ

「正直に言えば許してくれる」


 クレティアが

「どうかなぁ…。こんな勘違いする問題児達だよ。もし、ウソでしたなんてバレたら…」


 クリシュナが

「確実にブスって殺されるわね」


 ゼリティアが

「このような輩は、必ず最悪な展開を起こす。刃傷沙汰になると覚悟した方がいいぞ」


 ディオスは顔を引き攣らせ

「デット オア アライブ しかないのか…」


 ナトゥムラが

「なんだ? そのデットなんたらは?」


「ああ…生か死かって事です」

 ディオスは答えた。


 ナトゥムラが

「なら、決まりだ。死んだら意味がない。よって解決策は一つ。三人を嫁にする。それしかない」


「え!」とディオスは驚きの声を漏らす。


 ライドルも

「そうじゃな。その方がいい。一番の解決だ」


 ヴィルヘルムも

「当然の帰結だな」


 ディオスが戸惑い気味に

「それでいいのですか?」


 ヴィルヘルムが

「まあ、色々と気に入らない輩は出るだろうが、それは私達が後見となれば、抑えられる。聖帝ディオスの帰る場所を守る部下的な役割なら、そういう特権を持ってもありだろうとなるだろう。それにディオスと同じシンギラリティも功を奏すだろう」


「チョット待ってください!」

 純也は立ち上がり

「何か分からないですけど、オレが三人と結婚するって流れになって、おかしいでしょう?」


 ライドルが

「死にたいのか?」


「死にたくないですよ!」

 純也は叫ぶ。


 ヴィルヘルムが

「その娘達に何か問題でもあるのか?」


 純也が

「えええ…いや、も、問題はあるといえば…でも…」


 ヴィルヘルムはフッと笑み

「お主、それなりに三人対して気持ちはあるようだから、問題はなかろう」


「ええ…そんな勝手に決めつけないでくださいよ」

 純也は告げるも


 ディオスが

「純也くん、ヴィルヘルム陛下は、真実を見抜くジンを持っている。ウソは通じないぞ」


 それを聞いて純也は

「ああ…う…ああ…。その…まあ、確かに三人には、いいなぁ…って思う事はありますよ。一時くらいですけどね」


 ライドルが胸を張り

「なら、女の方からの告白を突き返すは、男の恥。堂々と受け止めるのが男の度量だ」


「ええ…」と純也は戸惑い顔を引き攣らせる。


最後まで読んでいただきありがとうございます。

次話があります。よろしくお願いします。

ありがとうございました。

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