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天元突破の超越達〜幽玄の王〜  作者: 赤地鎌
ディオスと挑戦者達
112/1107

第111話 暴風娘達の正体

次話を読んでいただきありがとうございます。

ゆっくりと楽しんでいってください。

あらすじです。


ディオスは同じシンギラリティである純也の助けになればと、借金についてゼリティアのオルディナイト財団の力を頼った。そして、とある衝撃の事実が判明する。それはあのダラス、ウルア、メディナの正体へ通じていた。


 ディオスは翌日、ゼリティアの城邸にいた。

 ゼリティアの執務室で、ディオスは純也の借金に関するメモを渡す。

「これで調べられるか?」


 ゼリティアは受け取ってメモを見つめ

「まぁ…大丈夫じゃろう…。しかし…」

 ゼリティアはディオスを見つめ

「どうして、この者の借金に関して知りたいのじゃ?」


 ディオスはフッと笑み

「純也くんは、オレと同じシンギラリティなんだ。まあ…同族のよしみってヤツさ」


「ふむ…まあ、良い。夫殿は色々と甘いというのは分かっている。調べるので二日程、待っておくれ」


「ああ…すまんな」


 ディオスは、ゼリティアの近づき…そっと抱き締める。

「で…この後の予定は?」

 そう、ゼリティアとの蜜月の時間を欲する。


 ゼリティアはディオスの唇に一差し指を置き

「本当にディオスは欲しがりじゃのぉ。すまん。仕事が色々と入っておる。また…何時もの明日ならな」


 ディオスはガクッと首を落とし

「分かった。じゃあ…明日」

と、ゼリティアに口づけする。



 こうして、ディオスはゼリティアの執務室を後にすると

「ディオス様」

と、呼び掛ける人物がいた。

 赤髪の男性、オルストルだ。


 ディオスは肩を竦めて

「何でしょう? まさか…また、自分を試そうなんて思っているんですか?」


 オルストルはフッと笑み

「いいえ、違いますよ。理事長が…お呼びです」


「バウワッハ様が?」



 ディオスはオルストルに案内されて、城邸の隣にあるオルディナイト財団の本部へ行く。

 実は…ディオスはオルストルに試された事がある。


 一ヶ月前…。

 黒髪に眼鏡を填めたオルストルがディオスの屋敷に来て

「これは大きなチャンスです」

 そう、新たな資源、エンチャン系鉱石が取れる土地の売買にディオスの力を借りたいと来た。


 ディオスは資料を見つめ…

「ふ…ん」

 どこか淡々とした感じだ。

 時価総額、金貨十億枚「日本円で十兆円」の鉱山の資料だ。


「これは、買うしかないと…そうでないと大損をしますよ」

 オルストルが強く出る。


 ディオスは資料を置いて

「悪いが…やっぱり止めにする」


「どうして!」

 オルストルが声を荒げ

「これは確実な事です。必ず儲かるんですよ」


 ディオスは頭を掻いて

「まあねぇ。そうかもしれないけど…。事が性急過ぎるのは好みじゃない」


 オルストルが

「いいんですか? これを逃せば、他に取られて損をしたと思いますよ」


 ディオスはフッと笑み

「それはそれだ。自分は損をしたとは思わない。そういう人物がやったから、儲けられた。それまで…自分には向いていなかっただけだ」


 オルストルがジッとディオスを凝視していると、ディオスは静かな視線で

「それにだ。君はなんで、自分を隠している?」


 オルストルがハッとする。

「なぜ…そう…」


 ディオスは口元だけの笑みを見せながら

「普通、人間ってのは、どんな整った服装をしても、多少は個性が出る。それなのに…君は個性を隠すように、綺麗に整った様相をしている。そういう事をする人物は、誰だと思う? 騙そうとする詐欺師に多い」


 オルストルは黙る。


 ディオスは告げる。

「詐欺師は、高そうな肩書きや、綺麗の整った個性を消した様相で現れて人を騙す。肩書きが悪いとは思わないが…。肩書きばかりを強調する人物は、どうも…信じられない。整った様相も悪くはない。だが…それが全く個人の匂いさえ消しているなら、それは自分が見られて欲しくない何かを抱えているという事だ」


 オルストルが

「つまり、最初から疑っていたと…」


 ディオスは

「そうだ」

 告げるディオスには全くの揺らぎがない。


 まるで、大きな山の如き胆力のディオスに、オルストルはフッと笑み、伊達眼鏡を外して、黒髪を撫でて染めている魔法を解除して本来の赤髪に戻し、目付きが鋭くなる。


 それにディオスは

「やっと、自分を見せてくれたな」


 オルストルはフッと笑み

「いや…参った。申し訳ありません。自分はバウワッハ様の秘書の一人です」


 


 なぜ、ディオスを秘書を使って試したのか…その答えは、今日のバウワッハとの話にある。

 オルディナイト財団の本部の理事長室に入ったディオスは、書類にサインしている理事長席にいるバウワッハに

「バウワッハ様。ここに参りました」

 お辞儀する。


 バウワッハは手を止め

「うむ、良く来た。こっちに来い」

 席の前にある客席にディオスを座らせる。


 バウワッハは対面に座り

「早速だがディオス。まどろっこしい事は言わん。ワシの後を継いで欲しい」


 ディオスは困った顔をして

「それは筋違いです。バウワッハ様の後は、ゼリティアが継ぐべきです」


 バウワッハは、渋い顔をして

「ワシも七十半ばじゃ。後と十数年後には理事長を降りて、後進の後押しに専念せねばならない。そう…丁度…ソフィア陛下の王位が終わる時期じゃ。時期バルストラン王は…ゼリティアになりそうじゃ」


 ディオスは少し俯き

「つまり、ゼリティアがオルディナイト理事長になると、バルストラン王になるのが重なると…」


「そうじゃ。それは相当の負担になる。時勢にもよるが…十年近くは王だろう。その時に…代わりの者に理事長をやって貰ってもいいが…。あまり、良くは思わんじゃろう。だが、とある前例がある。五百年前に我がオルディナイトから王が出た際に、女王だった妻の代わりとして夫がオルディナイト財団理事長をしたのじゃ」


「んん…」とディオスは考える。


 バウワッハが

「のぉディオス。ゼリティアを助ける為にも、ゼリティアが王になった時は…オルディナイト財団理事長をやってはくれまいか?」


 ディオスは不安な顔で

「本当に部外者の自分がやっても…」


 バウワッハは首を横に振って

「お主はもう、我が一門の一員じゃ」


 ディオスは目を閉じて暫し考えて開けて

「ゼリティアには何時も助けて貰っています。本当に感謝してもしきれません。ゼリティアの助けになるなら、喜んでオルディナイト財団理事長になります」


「そうか…」

と、バウワッハは微笑む。


「ただし、成った時はオルディナイトの中から相談役を何人か欲しいです。それだけは約束してください」


「ああ…約束する」

と、バウワッハは微笑む。



 そう、ディオスが将来のオルディナイト財団理事長として相応しいか調べたのだ。

 結果は、満足のいく合格だった。


「失礼します」

と、ディオスは理事長室から出ると、そこにオルストルがいて

「何時でも、理事長になれるよう、お待ちしておりますディオス様」


 ディオスは頭を掻いて困った顔をして

「まあ、将来そうなったらですから。そんなに期待しないでくださいよ」




 ディオスは屋敷に帰ると、そこへクレティアが来て

「ダーリン! ヴィクトリア魔法大学院から来ているよーー」


「おおお」

と、ディオスは屋敷の駐車場に帰りの魔導車を置いて、屋敷に入ると広間に、トルキウスとサラナがいた。


 ディオスはトルキウスに近付き

「良く来てくれた。で、サラナさんとの式は何時になるんだ?」


 トルキウスは戸惑い気味に

「まあ、半年後には…」

 そう、トルキウスとサラナは結婚する事になった。


 ディオスはニヤリと笑み

「全く、朴念仁が…サラナさん、苦労したろう?」


 サラナはフッと微笑み

「ええ…まあ…」


 トルキウスは焦りながら

「で、だ。連絡のあった?」


「ああ…待ってくれ呼ぶから」

 ディオスは純也に連絡を取った。



 純也が屋敷に来ると、広間で純也のシンギラリティを調べるのが始まった。

 スーツケースに入る装置で、純也の両腕に吸盤を付けてシンギラリティを調べる。

 画面には、純也のシンギラリティの渦が出ている。

「あの…どうでしょう?」

と、純也が聞く。


「普通だ。私と同じタイプの深度だな」

 トルキウスは答える。


 サラナが微妙な顔で

「シンギラリティに普通も何もないと思いますけどね…」


 隣にいるディオスは腕を組んで

「やっぱりオレにみたいな、遺伝するタイプじゃあないのか…」


 トルキウスが

「まあ、ディオス殿のタイプはやっぱり特別だという事だ。後、子供達の方も検査をするから」


「ああ…頼む」

と、ディオスは頷く。


 その後、屋敷でトルキウスが純也に色々と経緯を聞いて、夜が来た。

「じゃあ…」と純也が帰ろうとする。


 ディオスが

「もう、遅いから泊まっていけばいいのに…」


 純也は悲しそうな顔をして

「アイツ等から目を離すと、どんな事をするか不安なんで…」

 そう、アイツ等とはダラス、ウルア、メディナの三人だ。


 ディオスは渋い顔をして

「そうか…じゃあ。またな」


「はい」



 純也は小型の魔導バイクに乗って帰っていく姿に、ディオスは渋い顔をして

「本当に、大変だな…」

 純也の事が器用貧乏に見えてしかたない。

 それにあの大騒ぎ娘達が、つけいっているように思えて不憫でしかたない。



 翌日、ゼリティアの屋敷に行く日、最近、アイカやティリオにリリーシャの三人も一緒に行きたがるので、四人して行く途中、屋敷の魔導通信機が鳴った。


 それに、レベッカが出て

「旦那様…」


「どうした?」


「ゼリティア様が緊急の用があるので、屋敷に来ると…」


「はあ?」

 ディオスは首を傾げた。



 ゼリティアが急いでセバスと二名の執事を伴ってディオスの屋敷に来る。

「ディオス。大変な事が分かったぞ」


「なんだ? どうしたんだ?」

 ディオスが戸惑っていると、ゼリティアが

「ディオスが、調査を頼んだ借金の所在について驚くべき事が分かったのじゃ」



 ディオスは広間のソファー席でゼリティアを隣にして共に座って、ゼリティアから渡された純也の借金に関する資料を見て

「え…純也くんの借金している貸し金屋って、金融の免許を持っていない違法金融だったの…」


「そうじゃ」

と、ゼリティアは頷く。


 ディオスは額を抱える。

「どういう事なんだ?」


 悩むディオスにゼリティアが

「今現在、その貸し金屋は、強制捜査が入っておる。おそらく…もっと詳しい事が…」


 ディオスは頭を振りながら

「それでも、借金は借金なんだよなぁ…」


 ゼリティアが厳しい顔をして何かを告げた。


「はぁ!」とディオスが険しい顔になった。


 そこへ、レベッカが来て

「旦那様…ナトゥムラ様が…」


 ディオスはレベッカから魔導通信機を受け取り

「はい。えええ! はぁああああああ」


 その後、ディオスは純也達を呼び出す。

 ダラスとウルアにメディナは渋っていたが…ディオスと勝負が出来るかもと言われてノコノコ付いて来た。


 意気揚々と、ダラスはディオスの屋敷のドアを叩き開いて

「さあ―――― 勝負をするぞーーーーーー」

と、大声を張った正面に、ディオスにゼリティア、ナトゥムラにスーギィとマフィーリアがいた。


『え…』とダラスにウルアとメディナは固まる。


 純也はおかしな三人に

「どうしたんだ?」


 ダラスが…

「今日は、日がマズイ…やめ」


 その後ろにセバス達が付いて

「お入りください」

 逃がさないように止める。

「あああ」とダラスにウルアとメディナは、セバスに押されて屋敷の中へ入る。

 純也も入ってその後、セバス達が鍵を掛ける。


 純也は、ディオス達の視線が鋭い事に気付き

「あの…グレンテルさん…何か…?」


 ディオスが数枚の書面を見せる。

「これが純也くんの借金の書面かい?」


 純也は来て、ディオスの掲げる書面を手にして

「はい…確かに…自分のサインがあります」


 確認が取れた所で、ナトゥムラがウルア、スーギィがメディナ、マフィーリアがダラスを掴んで、広間のソファーに無理矢理に座らせその後ろに付いた。

 ダラスとウルアにメディナは震えていた。


「ど、どうしたんだ?」

と、純也が三人に尋ねると、

 ナトゥムラが

「そりゃ…震えるだろぜ。オレ等は、お前達を知っているんだからなぁ…」


「え?」と純也が首を傾げる。

 そう、三人は誰も知り合いなんていないと言っていたからだ。


 ディオスが、純也を

「まず、こっちへ」

 三人娘のいる右斜めの席に純也を座らせ、ディオスは三人娘と対峙するソファーへ座る。

「まずだ…君の借金をしている貸し金屋は…金融の免許を持っていない違法の貸し金業者だった」


「え!」

と、純也はディオスの言葉に驚く。


 ディオスの後ろにゼリティアが来て

「妾のオルディナイト財団の調べによると、その貸し金業者は、とある事を専門にする貸し金だったのじゃ」


 純也は瞬きしながら

「とある専門って?」


 ゼリティアは鋭い顔をして

「脱税の手伝いじゃ。税金を誤魔化す為に、借金をしているように細工する。税金を逃れる為に本来はある筈のお金を借金として偽り保管する。そういう違法金融業者じゃ」


 ディオスは鋭い目線で額を小突きながら

「つまりだ。借金がないのに、借金があるように見せかける違法業者なので、純也くんの被された借金なんて始めから存在していない。今現在、進行でその業者が強制捜査されている。これからどんな連中が脱税をしていた…分かるだろう」


 純也は目を泳がせて

「その…僕には…借金なんて無かった…と…」


「そうだ…」

 ディオスは頷く。


 ダラス、ウルア、メディナが青ざめて震える。


 ディオスは三人娘に怒りで鋭くなっている顔を近づけ

「おい、これはどういう事だ?」


 ダラスが震えながら

「しゃ、借金は本当なんだ…」


 ゼリティアが一枚の書面を三人娘の前に出す。

「これは、純也の借金として返済していたお金が…流れていた金貨通帳の書類じゃ。その所有者の名前がある。ここを見ろ!」

 書面にある名前には、アミルス・アルバ・ユーチューリとある。


 ゼリティアが鋭く

「誰の名前だと思うか?」


 ウルアの後ろのいるナトゥムラが、ウルアの肩を持つ、ウルアが激しく震えた。

「この名前…お前の名前だよなぁ…」

と、ナトゥムラがウルアに告げた。


 ウルアが首を横に振って

「知らない! アタシはウルアよ!」


 ディオスがドンとテーブルを叩き

「よーし。じゃあ、この書類にあるサインにある魔力波紋と、お前の魔力波紋が一致するか…調べようではないか! 違うなら一致しないんだろう…」


 ウルアが涙目になって

「うああああああああああああ!」

 悲鳴の様に泣き出した。


 ディオスは足を組みソファーの肘置きに右肘を乗せて顎を手に置き、鋭い視線で三人娘を睨み

「オレはさぁ…昔に、金のために利用されて、殺されそうになったんだよ。だからさぁ…こういう人を嵌めて上手い事やって甘い汁を吸うヤツが…許せないんだよ」


 純也は全ての事を聞いて頭を抱える。

 曲がりなりにも、彼女達を信じていた純也はショックを受けていた。


 ダラスは俯いて震え、泣き喘ぐウルア、メディナは俯いて青ざめ遠くを見ているようだ。


 重く鋭い空気に支配されているそこへ、玄関のチャイムが鳴る。


 それにレベッカが出て、外にいる三人を通す。

 三人の男性、オーガ族の男、獣人の男、青髪の人族の男、年齢的にディオスより上である。


 その三人がダラス、ウルア、メディナを見つめると急いで三人娘に駆け付け


 オーガ族の男性がダラスに

「ラティーナ…」


 青髪人族の男性がウルアに

「アルミス…」


 獣人の男性がメディナに

「メリビット…」


 そう、彼らは彼女達三人の父親である。



 父親の登場に、ダラスは頭を抱え、ウルアは「わあああああ」と喚き泣き、メディナが「はははは」と意識が飛んだ笑いをする。


 ダラスの後ろにいるマフィーリアが

「全く、家を飛び出したバカ娘共が…とんでもない事を!」


 ダラスとウルアにメディナは、貴族の者だった。


 ダラスによって全ての白状が始まる。

 自由に生きたかった三人娘達は、結託して家を飛び出し、王都の東にあるブルードラゴンの城砦町に住み着いた。

 身銭を稼ぐ為にハンターや護衛をしたりしたが…上手く行かなかった時、純也の話を来た。もの凄い魔力で、強力な神具という力を使える純也を手に入れる為に、純也を嵌めた。

 飲み物に睡眠薬を入れて眠らせ、男女がイチャイチャするラブホに連れて行き、純也も合わせて自分達も裸になれば、純也が襲ったと騙せるとして…。

 それは、成功して純也を手にした後、裏の非合法に詳しい者から、借金を見せかけて作れる、その金融業者を紹介して貰い。

 自分達に借金があるとして、それを純也に被せて離れられないようにしたのだ。

 因みに純也が必死に払っていた借金のお金は、ウルアの通帳に流して、隠れて豪遊していた。


 そのゲロに広間にいた全員が黙り、怒りの顔だ。


 ドンとディオスは怒りでテーブルに足を載せる。


 対面にいるダラスにウルアとメディナは全身を激しく震わせる。


 ディオスが鋭い口調で

「おう、お前等の罪をカウントしてやろうか? 詐欺罪、偽証罪、搾取罪…。まだ、叩けばでそうだな…あああああ!」

 声を荒げるディオス。


 その左斜めの席にいる純也は頭を抱えて動かない。


 後ろにいるゼリティアが、左手に扇子を握り、右手の平に合わせ叩きながら

「お前等、よーう、面汚しをしてくれたなぁ…。我ら貴族は強い権限がある故に…規範とならねば成らぬ。それを忘れて好き勝手やる愚か者がどうなるか…知っておろう…」


 純也の脇にダラスとウルアにメディナの父親達が、膝を床に付いて正座して

「娘達が! 申し訳ない事をした! すまない!」

 純也に向かって土下座した。


 純也は「はぁ、はあ、はぁ」と変な息の吸い方をしている。


 ディオスが

「お、おい…純也くん?」


 ドンと純也はテーブルに倒れて伏せた。


「しっかりしろーーー」

 ディオス達が倒れた純也へ駆け付けた。


 純也は気絶した。

 それ程までにショックだった。


ここまで読んでいただきありがとうございます。

次話があります。よろしくお願いします。

ありがとうございました。

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