幽玄の王 第68話 動く裏側
次話を読んでいただきありがとうございます。
襲撃者の正体とは?
ヘオスポロス、時空間の戦争屋や様々な事をビジネス的に行う、時空間巨大組織
そのヘオスポロスの兵器人、ネオデウス・ウェポンの一人、エピオンが命令を受けていた。
エピオンが
「合理的な理由をお答えください」
と、質問を投げる。
それを受けるのは、円座の席が浮かぶ闇の中の空中、その円座の席にはエグゼクティブというヘオスポロスを総括する者達が座っている。
そのエグゼクティブがエピオンの問いに
「まずは、依頼という事」
エグゼクティブの一人、エピオンに近いエグゼクティブ887が
「そして、それをする理由は…」
それをエピオンが聞いて
「陽動をかけると…」
エグゼクティブが
「あるいは…炙り出てくれる期待もある」
エピオンが考えて
「こんな単純な手に乗ってくれますか?」
エグゼクティブ887は
「だが、襲撃された…となれば、出ざる得ないだろう」
エピオンが溜息を漏らして
「依頼者は?」
エグゼクティブ887が依頼者の名前を告げる。
エピオンは更に深い溜息を漏らして
「全く、そんな搦め手を考えるようになるとは…」
エグゼクティブ887が
「それ程までに、実力を信頼していると…そういう事だ」
エピオンが
「分かりました。命令通り、レイ・フィリックス・神崎を襲撃します」
エグゼクティブが
「よろしく頼むよ。キミなら…達成できるはずだ」
レイ達が乗っている時空戦艦に迫る別の時空戦艦、それはヘオスポロスから派遣されたエピオンが乗っていた。
レイ達の時空戦艦は千メートルと巨大で、エピオンはその五分の一、二百メートルだが戦闘能力に特化した時空戦艦である。
ここまで読んで頂きありがとうございます。
アナタに幸せが訪れますように…
次回、襲撃者は…