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天元突破の超越達〜幽玄の王〜  作者: 赤地鎌
幽玄の王 ドミネーター編
1052/1109

幽玄の王 第25話 盾のイージス 潜入

 次話を読んでいただきありがとうございます。

 盾のイージスが捕まっている場所へ向かうレイ達だが…


 レイ達は、捕まえた者達から得た情報で、とある廃棄惑星へ向かっていた。


 移動する宇宙船の中で、ジンが

「まさか…廃棄された惑星を根城にしているとは…」


 操縦桿を操作するシロッコが

「ああ…よく生きて行けるなぁ…」


 シロッコとジンの間にいるレイが

「確か…過疎化して廃墟しかない惑星なんですよね…」


 シロッコが

「正式な情報によると…過疎化して人がいなくなった惑星で、ヤバい物質を不法投棄するようになって汚染が広がって、立ち入り禁止になっているんだよ」


 ジンが隣の席で端末を操作しながら

「聖帝達の時空戦艦も後ろから来ている。時間通りだな」


 宇宙船内の立体映像モニターにディオスの顔が出て

「すこし遅れた。色々と準備があってね」


 シロッコが

「当然でしょう。汚染物質だらけの惑星に降りるんだ。オレ達のようなギアは大丈夫ですが…それがない者にとっては、重装備が必要ですからね」


 ディオスが微笑み

「ありがとう。しかし…汚染された廃棄惑星か…」


 ジンが

「厄介この上ない。戦いになった場合は…」


 シロッコが

「面倒な事を考えるな。突撃、突き破る。そして、各々の目的を達成させる。聖帝側も戦いに関して素人じゃあねぇんだよ」


 ジンは溜息を漏らして

「それしかないか…レイくんに…盾のイージスの発見を任せていいか?」


 レイが肯き

「ドミネーター達の共鳴があれば…」

と、レイの肩に槍のオルフェウスのマスコットが現れて

「私と盾のイージスは姉妹ですから…強い共鳴が作用するはず。封印されていても…近くなれば…」


 ジンとシロッコは肯きジンが

「じゃあ、頼むよ」


「はい」と、レイは答えた。


 二機のレイ達の宇宙船と時空戦艦が目的の廃棄惑星へ近づくと…廃棄惑星の周囲を七色のシールドで包んでいるのが見えた。


 ディオスが時空戦艦で、そのシールドを調査して

「おいおい、空間隔絶の結界だぞ」


 宇宙船でシロッコが

「おいおい、空間隔絶って嫌な予感がするぜ…」


 シロッコの隣にいるジンが

「探査結果で、時間のズレが起こっているらしい」


 時空戦艦のディオスが

「この隔絶結界を破るのは、私が…」


 シロッコとジンが席から立ち上がり、シロッコが

「それはマズい、一応、聖帝様はオレ達の補助だ。主体はこっちでやらせてもらう。ジン」


 ジンが肯き

「ああ…行こう。レイ…後は」


 レイは肯き「このまま宇宙船は待機して、後は…」


 シロッコが

「戦闘は任せておけ」


 シロッコとジンが宇宙へ飛び出す。

 二人は各々のギアをまとい、隔絶結界に包まれた惑星の極点、北へジン、南へシロッコが向かう。


 シロッコが

「合わせろよ!」


 ジンは

「当然!」


 シロッコとジンは閃光の爆発となる。その閃光から

 ゴオオオオオオ

 真空の宇宙を衝撃波で轟かせる二柱の超龍が出現する。

 白の超龍はシロッコ、黒の超龍はジン、両者共にに数千キロ、月と同じサイズの超龍として出現し、北と南の極点で惑星を破壊する程のエネルギーを持った咆哮を発射した。


 北と南から隔絶結界を破壊するエネルギーが放たれて、一瞬で惑星を包む隔絶結界が消えた。


 隔絶結界の表面の姿は、荒野の惑星だったが…隔絶結界が偽装していた風景が剥がれて、本来の姿が出現する。

 それは、漆黒に包まれた惑星サイズの兵器、プラネットウェポン(惑星兵器)が現れた。


 時空戦艦のディオスが

「全く、惑星を兵器に改造して…」


 ディオスの隣にいるティリオが

「ロアデウスの力を使って改造したんだね」


 同じく隣にいるナトゥムラが

「ディオス、どうする?」


 ディオスは

「彼らの言う通りだ。我々は補助に徹する」


 

 宇宙の外では、惑星兵器と二柱の超龍が衝突する。


 惑星兵器は形状を変化させる。

 惑星の表面を覆っている翼が開き、人型の上半身と、下半身は無数の触手が伸びる木の根のような形状になり、まるで…大地に巣くう悪魔の如き形状になる。

 ロアデウス惑星兵器形態と、シロッコとジンの超龍達が戦う。

 ロアデウスを超龍達が、それぞれの強大な一撃を放って、それがぶつかって巨大な惑星サイズの花火を爆発させる。


 強大な一撃を相殺し続ける戦い、その最中にレイはギアのセイントグリッドから速度重視のレッドミカエルになって、ロアデウスの中へ突入すると、それにディオス達のナトゥムラとティリオも続く。

 ナトゥムラとティリオは、全長が十五メートルのマキナ、ゼウスリオンを操縦してレイのレッドミカエルへ続く。


 ディオスは、デウスマギウスを装備して宇宙に出ると、シロッコとジンのように超龍から更に神化した超龍帝、ドラグラーを発動する。

 惑星サイズの深紅の爆発から、深紅の惑星サイズの超龍が出現する。

 惑星の数倍もある結晶の翼と惑星サイズの深紅の鎧龍ドラグラーが現れて、結晶の翼にある力を発動して、惑星兵器のロアデウスをその場に固定するエネルギーで固定、ロアデウスは動けなくなり、そこを容赦なくシロッコとジンの超龍が襲撃する。

 それをアシストするように、ディオスの超龍帝の全身から巨大な稲妻の嵐がロアデウスへ襲いかかって、さらにロアデウスを弱める。


 とんでも惑星級の戦いが繰り広げられる外で、ロアデウス内部を進むレイとティリオにナトゥムラの三人。

 

 レイは槍のオルフェウスに

「盾のイージスがいる場所、分かる?」


 盾のイージスのマスコットがレッドミカエルの左肩に乗って

「あっちよ」

と、示してレイはそこへレッドミカエルを向けるのであった。


ここまで読んで頂きありがとうございます。

続きを読みたい、面白いと思っていただけたなら

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次話を出すがんばりになります。

次回 盾のイージス 後編 救出

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