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チートな親から生まれたのは「規格外」でした  作者: 真那月 凜
第1部 旅の準備

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12_合同で迷宮へ④

「リアム!敵の顔面をウォーターボールで包んで」

「え?」

「窒息させれるはずだから」

「や、やってみる!」

そう答えるとリアムは大きめの水球を練り上げた

水で窒息させるのは母さんがやってた方法だ

それにリアムの一番得意とするのがウォーターボールだったりする


「あ…」

1発目は顔面を半分それて包み乞うことは出来なかった

でも攻撃には変わりなく多少は効いている


「リアムもう1発!」

ルークがそう言いだしたから後は任せても大丈夫だろう


「ヨウ、炎を纏った剣をイメージして」

「え?」

「その剣で腕を切る感じでファイアカッター」

「!」

何が言いたいのか伝わったらしい

ファイアボールしか使ってなかったから多分他は知らないのかイメージが出来ないのか…

見たことが無ければ知るすべもない

孤児院出身だから本を買うなんてことにお金を回すこともない

でもDランクまで上がってるってことは決して魔力は低くないはずなんだよな

だからイメージさえできれば…

そう考えている目の前で腕が切り落とされた


「その調子!次は首狙って」

足は拘束してるし腕は両方ともなくなった

向こうからの攻撃は頭突きくらいだろうか?

思った通りヨウは落ち着いて魔法を練り出した

そして2度目のファイアカッターで首が落ちた


「やった…」

「その調子!次来るぞ」

その言葉と同時にまた2匹が現れる

さっきと同じことを繰り返してヨウに魔法になれてもらうことにした

10回を超えたくらいから俺は足を固めるだけにした

最初はヒヤッとしたけど繰り返せば慣れて来る

途中でルークと交代したりシャノンと交代しながら他のメンバーの攻撃手段を増やしていく

属性が違うせいもあるけど、同じような助言をしても練り上げられる魔法が違うから、ある意味俺にもメリットのある時間になった


「俺らずっと同じメンバーとしか組んでなかったから色々勉強になったよ」

夕方になり迷宮を出るなりマリクはそう言った


「魔法の攻撃手段も、前に皆で出かけた時に色々見せてもらったけど、中々自分のモノにはでき無かったもんな。シアのおかげで手が増えたよ」

ヨウが苦笑しながら言うと他の皆も頷いていた


「父さんが魔法の本いっぱい持ってるはずだ。今度借りてけば?」

「まじ?本部屋は何回も見てるけど気付かなかったな」

「あの部屋本有りすぎだって。太ったら本棚に挟まって動けなくなるぜ?」

リアムの言葉に3人がマジかとでも言いたげな顔をこっちに向けて来た


「間違いではないわよね」

シャノンが言い切った


「僕も読みたい本探すのにいつも苦労する。でも魔法の本読むなら今度探しとこうか?」

「それは助かる。頼むよ」

マリクも本自体は嫌いじゃないはずだけど、本部屋は息が詰まるらしい

そんな話をしているとギルドに到着した

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