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チートな親から生まれたのは「規格外」でした  作者: 真那月 凜
第1部 旅の準備

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9_弟妹②

「お帰り~シア」

帰ってすぐにリビングに顔を出すとスカイが飛びついてきた

「ただいま」

そのまま抱き上げてやるとケインもゆっくりこっちに来ようとしていた


「どうしたケイン?」

スカイを抱き上げたままケインの前にしゃがみ込むとじっと俺の顔を見る


「ん?」

「お願いがあるの」

ケインは小さな声でボソッと呟くようにそう言った


「ああ、なんだ?」

「あのね、薬草を取ってきて欲しいんだ」

「薬草か。どんなやつだ?」

そう尋ねるとホッとしたように笑顔を浮かべる


「フィーバーフュー」

「フィーバーフュー?あぁ、それなら…」

俺はインベントリから数本取り出した

「これだろ?」

「うん!」

「どれくらい必要だ?」

「えとね、10本」

「ちょっと待てよ。ほら」

ケインに渡すと満面の笑みが返ってきた


「最近傷むのか?」

たしかフィーバーフューには鎮痛系の効果があったはず

事故の後から寒い時期にはよく痛がってたのを思い出す


「僕は大丈夫。お母さんが時々頭痛がするって言うから…」

「そっか。じゃぁ母さんの為にハーブティー作るのか?」

「うん」

「ならもっと持っとけ。乾燥させれば日持ちするんだろ?」

「する。ありがとシア」

ケインは渡した薬草を大事そうに抱えてリビングを出て行った

それに気づいたカーロが後を追う


「シア、私ラベンダーが欲しいな」

「スカイも何かするのか?」

「香り袋作るの」

「あぁ、乾燥させたのを使うやつか」

「そう」

「ならこれくらいで足りるか?」

同じようにインベントリから取り出すと首に抱き付いてくる


「ありがと!」

そう言って俺の腕から飛び降りる

この辺はやっぱり身体能力の良さが見えるな

スカイは俺の手からラベンダーを受け取るとケインと同じようにリビングから飛び出して行った


「くっくっ…帰って早々相変わらずだな」

「あれ?マリクたち今日来る日だったか?」

「双子の初級迷宮踏破の祝いをするって聞いたからな」

「あぁ、なるほど」

見ればテーブルにはシャノンとルークの大好物が所狭しと並んでいた


「相変わらず何かにつけて祝うの好きだよな」

「ま、俺らにとったらご馳走にありつけて助かるけど」

「良く言うよ。週に1回は帰って来てるくせに」

「そりゃーお前、スージーとユリアの事もあるからな」

マリクが2人の方を見るとリアムの両端に座ってくっついていた


「早く安心してくれりゃいいけどな」

「…だな」

2人とも誰かにくっついていないと不安になるため常に誰かの側にいる


スージーはスタンピードの数年後に集落が襲われて幼いうちに孤児になった

ユリアは馬車でこの町に向かってる途中に盗賊に襲われて両親を亡くしている

両親はユリアを庇って亡くなったらしい

自分たちも孤児だったマリクとリアムは、どうしてもほっておくことは出来ないと言って時間があれば顔を出す

特にマリクは2人の事情を掛け合わせたような身の上だけに余計なんだろう

まぁ実際2人が顔を出すとスージーもユリアも嬉しそうにしてるからいいんだけどな

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