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チートな親から生まれたのは「規格外」でした  作者: 真那月 凜
第1部 旅の準備

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7_羨ましがられた①

「でね、今日もエンドレスに遭遇したの!」

先週に続きエンドレスに遭遇したことをシャノンが興奮気味に話す


「また?」

ヘンリーが信じられないという目を向けて来る

「僕まだ1回も遭遇してないのに…」

凹む姿にナターシャさんが苦笑する

「サラサちゃんも遭遇率高かったわよね?」

「私?」

母さんがキョトンとする

俺は母さんが迷宮に潜るイメージが持てないからそっちの方が驚きだけどな


「私もサラサちゃんのおかげで経験値稼がせてもらったもの」

「どういうこと?」

そう尋ねたのはスージーだ


「時々サラサちゃんと私の昔の仲間と4人で迷宮に潜ってたのよ」

「そういやそんな時期もあったな」

カルムさんが頷きながら言う


「俺と潜る時も結構遭遇した気がするな。1回えげつないことが起こったけど」

「ん?そんなことあった?」

「レイ、どんなことがあったの?」

「確か中級に潜ったときなんだけどな、最後のボス部屋でエンドレス…」

父さんの言葉に皆が固まった

そのエンドレスは全然有り難くない


「Aランクのケルベロスが2匹ひたすら現れた時はちょっと焦った。俺はAランクでもこいつまだBランクだったし…」

ちょっとなのか?

ってか今潜ってる迷宮の最下層ケルベロス2匹なのか?

自分たちの実力から考えるとかなりヤバイ気がする

推奨がパーティーランクB

4~5人で組むことを考えれば俺達はかなり不利になる

その頃にはシャノンもルークもBランクに上がってたとしてもギリ行けるかどうか…


「そんなこともあったわね~なつかしいわ」

俺の多少の焦りに気付きもしない、母さんののほほんとした危機感ゼロのこの言葉に俺は一種の恐怖を感じた

今の俺のランクでAランクだった父さんと2人でってことだよな?

考えただけでもぞっとする


「まぁサラサちゃんはBランクって言っても実力的にはAランクに近かったころじゃないの?」

「ああ。そうじゃなかったら流石に最下層までは連れて行かない」

「ってことはサラサちゃんの戦い方の方に焦ったってことかしら?」

ナターシャさんがまた変なことを口走る

母さんの戦い方って?

魔法1択ってことはそんなに危険なことはしないよな?


「どの属性がいちばんきくかしら~って順番に試してた」

「お母さんそんなことしてたの?」

「スゲー…」

ルークとシャノンの言葉に母さんが苦笑する


「そう言えばそんなこともしたかしら?でも目の前で比較できる機会なんてそんなにないじゃない?」

「いや、魔物の、しかも迷宮のボス相手にそんな検証する奴はいないと思うぞ」

カルムさんがちょっと引いている

いや、トータさんとアランさんもか?

「危なかったらレイが守ってくれると思ってたからね?」

「…」

当然のように言う母さんに父さんは呆れた顔を返す


「あ、ちなみに水が一番効いたわよ。不思議なことに2番目は氷じゃなくて風だったけど」

「そういや最後の方は水しか使ってなかったな。3匹同時に頭を水の膜で包んで窒息死させて倒す奴なんてお前くらいだろうけど」

「窒息…」

「頭3つとも?」

「ちょっと待って、3方向に魔力を分散させるってこと?」

水魔法を使えるシャノンのこのうろたえ様を見る限り普通じゃないってことか


「シャノン、サラサの魔力分散は10まで行けるぞ。しかもその全てを自由に操る」

「…お母さん化け物」

「シャノン~?」

おぉ…母さんの笑顔が怖い

シャノンはそんな母さんから隠れるように父さんの腕にしがみ付く

そんなシャノンを父さんは困ったように見ながら好きにさせていた


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