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チートな親から生まれたのは「規格外」でした  作者: 真那月 凜
第1部 旅の準備

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5_魔法の活用②

「どうしたシア?」

マリクが側に来た

「父さんが、先に走り出してた、ルークを、追い越せって、言うから…」

整ってない息でゼーゼー言いながら言うとマリクはゲラゲラと笑いだした

そりゃそうだ

ルークはこの中で一番足が速い

6つ上のマリクより早くなったのはルークが10歳の時だったはずだ

剣聖のスキルを使いだしてからそれは誰もが認めてる

そのルークが先に走り出してるのに抜かせという父さんは酷いと思う


「で、抜かすために何を使ったんだ?」

「念動力。風魔法と一瞬迷ったけどな」

「あぁ、『アクセル』か」

マリクも風魔法を使えるからすぐに浮かんだらしい


「そ。でもアクセルは数えるほどしか使ったことが無いから慣れてる念動力にした」

「はは…シアは言葉より先に念動力使ってたもんな」

「そーだっけ?」

「そうなんだよ。あの頃はまだ浮かしたり飛ばしたりするだけだったけどな」

マリクとそんな話をしていると父さんたちが到着した


「シア抜かせたか?」

「なんとか」

「そうかそうか。ならちゃんと教えてやらないとな」

そう言って笑う父さんを見て予想が当たっていたと知る

マジでギリギリだったけど追い越せてよかった…


「マリク、シア始めるぞ」

アランさんに呼ばれてそっちを見るとジーナさんも側にいた

そういえば風魔法使うんだっけ


「あ~この人数だとちょっと狭いな」

アランさんはつぶやくように言う

「とりあえずちょっと広げるか」

「「え?」」

予想外の言葉に俺とマリクは同時に間抜けな声を出していた

ジーナさんだけが納得したように頷いてるけど何でだ?


「昔庭を拡張した時と同じですね?」

「そういうこと。2人も手伝え」

アランさんはそう言って周りの木に向かって風魔法を放った

『ウィンドカッター』

その魔法は知ってるし使ってるけどさ、俺は魔物以外に向けたことは無い

マリクを見ると同じような反応だったからちょっとホッとした

でも俺達の視線の先で大量の木が倒れていく

これって山を管理してるじいちゃんたちが見たら凹みそうだな…

1本の木を切り倒すのに数人がかりで時間かけてやってんのにって思うじゃん


「ボーっとすんな。あの奥にある岩の辺りまで、誰が一番沢山切り倒せるか勝負だ」

「え?ちょっ…う、『ウィンドカッター!』」

俺は半分やけくそで魔法を放つ

何だろ

勝負って言われると条件反射的な感じか?


4人で放った魔法は次々と木をなぎ倒すせいでチビ達がはしゃいでいた

まぁ、面白いようになぎ倒されてるのは事実だな

5分ほどすると視界がかなり広がってた


「トータあと頼むな~」

アランさんは軽い調子でそう言った

そういや勝負ってどうなったんだ?

まぁ別にいいんだけどさ…


「よっしゃ。ルーク、ヘンリー次は俺らの勝負だぞメルも頼むな」

「了解です。久々でちょっと嬉しいですね」

返すトータさんも軽い

何ならそれにのるメルさんも軽い

この人たちも充分規格外と思うのは俺だけか?


「僕らで一体何をするって…」

ルークが尋ねる目の前で切り株が浮き上がって倒れた


「は?」

「まじ?」

「面白いよね~魔力操作、上達するのよこれ」

メルさんが嬉しそうに言いながら同じように切り株を浮き上がらせた

うん。やっぱり普通じゃない


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