9話 超常現象対策課
サンが猫と戯れている時、とある場所ではある確認が行われていた。
「すいません千尋さん、昨日マークしておいてほしいという人物が夜に行動をしていたのですが……」
「うん、それでこの建物は一体何なの?」
「画像解析しますね」
画像がどんどんと鮮明になっていくと私が血を操っている映像が流れた。
「恐らくですがミューの残党かと」
「仕方ないな、私とせっちゃんで行ってくる。しかしどうして十字架の縁はこう強いんだ?」
場面は戻り私はパンを貪り食っていた。
(焼いたパンがなぜか美味しいんだよな、どうしてだ?)
「ドゥーロ……パンを両手に持って食べてるのはいいんだけどさ、頬が膨らんでるからハムスターと呼んでいい?」
「どうして?」
「いやだから頬が膨らんでるからハムスターって言おうかなって」
「やだなぁ~」
そんな会話をしながら仕込みをしていくと店前に人影が二つあったのだ。
(開店30分前なのにもう人がいる……)
「サン、入り口に人がいるからまだ開かないと伝えに行くね」
「よろしく頼むよ~」
私は入り口で待っている二人組にまだ開店時間ではないと言いに行った。
「すいませ~ん、まだ開店時間じゃないので後ほど来てくれると助かります~」
「そうですか……なら他の人はいないって事ですね」
すると二人組の片割れが私の腕を引っ張った。
「わっ!?」
私は投げ飛ばされ、空中でキレイな一回転を決めて着地をした。だがすでに鉈を持った人と刀を持った人が来ていた。
「ってなんじゃこりゃぁあ!?!?」
私は右に避けたが鉈が左腕をかすり、傷が出来た。
「スイーツを作る腕をどうしてくれるんだ……」
「スイーツを作る?そんな平和なことを言って私たちを騙そうとしてるの?」
(何を言ってるんだ?騙しては無いぞ?)
目の前の人たちは明らかに一般人の風格ではなく、仕事人として動いてきた感じがしていた。そして私は昨日習得した事を行った。
「何が何だか分からないけどさ、攻撃してくるのなら私は自身の身や店を守るよ」
そう言って私の指先から血の盾を生み出していった。
「やっぱり同じレガリア!!!ならお前はここで死ぬ!」
刀を持った人と鉈を持った人が突撃して盾を破壊しようとしたので私はその刀と鉈を血の盾に埋め込んだ。
「埋め込まれた!?」
奴らは鉈と刀が縦に埋まったことに気が付いて引っ張っていた。
(どうして私を襲って来るのか分からない……それにこの人たちどこかで見た……思い出せ、思い出すんだ)
私は目の前にいる奴の事を思い出そうとした、すると昨日私を見ていた人だと言うことが分かった。そしてこの騒ぎに気が付いたサンが店から出てきた。
「お前たち!何をしてるんだ!」
「仲間か?だが今はお前に用がある!」
私はじりじりと店に後ずさりをするとサンがフランベルジュをもってきていた。
「後は任せて」
「任せた」
私は血を手のひらに集め、後ろに下がった。そしてサンがフランベルジュを持って二人の得物を受け止めた。
「どういうつもりなんだ?」
「今はあいつに用事がある、あいつは一体何なんだ?」
「ドゥーロは虐待されている家出身の奴だ、そして昨日あの血を操る能力を手に入れた」
「そうか、ならどうしてロザリオを首から掛けているんだ?」
「それは分からない、どうして首にかけているのかも」
それを聞いた二人組は各々得物をしまった。
「そうか、後で来るから話を聞かせてくれ」
そして二人組は帰っていったのだった。
「全く、昼間に戦闘を繰り広げないでよね」
そして開店準備をしていくと同時に左腕の怪我を治した。
「しかし変な奴に狙われたね」
「とんだ災難だよ、言ってることも何が何だか分からないし」
「次来てからどうして襲ったのか聞こうか」
こうして私とサンはこの後来る二人組に話を聞くことにしたのだった。そして私が首から下げてあるロザリオが何を意味するのか分かるのだった。
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