18話 シスターの集団とヴァンパイア
午後の営業が終わった後、私は店の前で待った。そしてセツナさんが店の前にやってきた。
「それじゃ行こうか」
「同伴者連れて行ってもいい?」
「いいけど誰を連れていくんだ?」
私はサンを呼んだ。
「どうしたんだ?」
「ちょっとついてきてほしい場所があるんだ、いい?」
「……ちょっと待ってて、店の片づけを終えたら行くよ」
そう言ってサンは急いで店の片づけをしていった。
「しかしサンという人物はアルビノか?」
「分からない、でも真っ白だからアルビノだと思う」
「アルビノの人か、珍しいな」
サンが店の片づけを終えてこっちに来るとシリウスは上の階に上がっていった。
「じゃあ行こうか」
「ああ、それで会社ってのは何処なんだ?」
「ちょっとだけ歩くよ」
私たちはセツナさんの案内でとあるビルに入っていった。中は思ったより綺麗で会社の社員たちが和気あいあいと話をしていた。そして狭い廊下を通ってとある一室に通されたのだった。
「お待ちしてたぞ、それで横に居るのは……アルビノの人だね」
部屋に入ると千尋さんが椅子に座っていた。
「そうだ、名前はサン、それでどうしてここに連れてこられたんだ?」
「ヴァンパイアという種族を知りたくてね、あなたたちを呼んだんだ」
「ヴァンパイアを知りたいんだ、いいけど対価は?」
「とあるヴァンパイアの組織を教える。それでいいだろう?」
「とあるヴァンパイアの情報は知りたいな。それでどこからヴァンパイアの情報を話せばいいんだ?」
「1から10お願い」
「分かった、まずヴァンパイアはどこかにある研究施設で人間に何かしらの改造を加えられた人たち、弱点は銀のロザリオと心臓を一突きされる、あと太陽が昇っている間はヴァンパイアの能力が封じられる」
「なるほど、銀のロザリオを持っている奴はこの会社にいるな。弱点を突かれるとどうなるんだ?」
「死ぬ」
「単純だな」
千尋さんはサンが言ったことをすかさずメモをしていった。
「それでヴァンパイアが造られている理由は知っているか?」
「戦争の道具として使う予定らしい、ヴァンパイアは夜の間は弱点を突かれない限り不死だから使い勝手がいいんだろう」
「戦争の道具か、だがどうしてサンは逃げれたんだ?戦争と言うことは政府が関わっているはずだが」
「外にいるときに入り口が開いてるのに気が付いてね、逃げたよ。その時にシスターの服を着た人が入り口を開けてたね」
サンがそう言うと千尋さんは息を一瞬止め、そして質問を投げかけてきた。
「そのシスター服を着た人は何人いた?」
「3人いた気がする」
「私があなたたちに言いたいのはそのシスターが所属する集団だ、私たちが調べた限りだと街はずれにある教会にそのシスターがいると報告が上がっている」
「場所は教えてくれるの?」
「場所は教える、だが安全は分からないという話だ」
サンは悩み、私に言ってきた。
「行った方がいいのかな?」
「サンを助けてくれた人たちがいるかもだし行った方がいいかも」
「そうだよなぁ~と言う事だから場所教えて?」
「いいけど責任は負わないぞ」
千尋さんはサンに教会の場所の地図を渡してくれたのだ。
「それじゃ、私が話したいことはそれだけ。帰ってもいいよ」
「なら帰ります、それじゃ~」
私たちは帰ることにした、だがサンは帰っている途中なのに教会の地図をずっと眺めているのだった。
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