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真っ赤なドレスと純白のフランベルジュ  作者: 猫こんた


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16話 頼りになる協力者

翌日、私たちは営業中、見覚えのある二人組がやってきた。


「おっと、知っている二人組を発見したっと。サン、ちょっと話してくるね」

「どうした?」

「昨日の事について聞きたいことがあるんだ」


私は見覚えのある二人組の前に座った。


「注文は大丈夫なのか?」

「大丈夫、客はあなたたちだけだから」


昨日宴があったからなのか今日はやけに客が少ない、ゆっくりと話せる時間があるのだ。


「それでなんだけど、昨日熊のぬいぐるみがシリウスを襲おうとしたんだ。シリウスはあの青の服を着た子ね」

「熊のぬいぐるみ……独りでに動き出していたのか?」

「一人で動き出していたって言ってたね」


二人は悩み、そしてお互いの名前を言いだした。


「その事は私たちに追わせてほしい。もしかしたら私たち管轄の仕事かもしれないからね」

「そうだ、一応名前を教えておこうか。私は千尋、こっちはセツナ」

「よろしく」

「せっちゃん、この事は一旦私たちで調査するよ。あなたは結果が出るまでむやみに詮索をしないでね」

「分かった、よろしく頼むよ」


こうして熊のぬいぐるみの件は彼女らに頼み、私たちは業務を続けていった。


(いつも通りシリウスの動きがまるでメイド喫茶だな……これ法律大丈夫なのか?)

「もえもえきゅん!」


シリウスは本気でメイドをやっていて客からの評判が良かった。記念撮影としてツーショットしたりしていてファンサと言っていいのだろうか?


「サン、あなたの人気は全てシリウスに吸われたね」

「すべての人気を取られちゃったよ」

「サンもあんな感じにしたら?」

「そうなったらメイド喫茶になる、マスターが残してくれた店をメイド喫茶にして溜まるか」

「なら衣装を変えたら?サンの衣装ってカフェの店員の服装だよね、なんだか異世界風の服装で働いてみたら?」

「確かにその方がいいかもね」


サンは奪われた人気を取り戻すために衣装を変えるようだ。そして営業終了して私とシリウスは上の階に行ってサンはいつものポストを見に行った、だが今日の依頼は無いようだ。


「今日の依頼無かったよ」

「依頼が無いということは平和って事ね」

「よかったぁ~」


するとサンはミシンを取り出した。


「サン、もしかして今から異世界風の衣装を仕立てるの?」

「ああ、今じゃないときっと徹夜しちゃう。今のうちに頑張る!」


サンは急いで異世界風の衣装を仕立て始めていった。その光景を私とシリウスは見ていた。


「私に奪われた人気を取り戻すために服を作るの?」

「そうだ、シリウスに負けないほどの魅力を持った服を仕立ててやる……」

「へへっ、やってみな~」


サンとシリウスの間に火花が散り、人気者になるために各々努力をし始めるのだった。


(こんな平和な対決が長く続いてくれるといいなぁ~)


私はこういう対決に興味が無く、二人を遠くから静観するのが性に合っていると思っているのだった。そして翌朝、サンはどういう服を着るのかワクワクするのだった。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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