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燃え尽きぬ人の形

私の大好きな東方でございます。

題名の読み方は東方輝紅月とうほうきこうげつです。

なんで主人公が妹紅かっていうと、私がもこたん好きだから。

もこたんにinしたいお!(ハグしたいだけです)

「ふぅー、寺子屋の奴らにもやるって言うからこのくらいあれば足りるか?」

 春になり、優しい暖かな風が長い白銀の髪を揺らす。彼女の名前は藤原妹紅ふじわらの もこう

 蓬莱の薬、不死の薬を飲んだ蓬莱人。つまり不老不死である

 

 ここは迷いの竹林、名の通り竹林なので春にはタケノコが生える

 普段は人里には顔を出さないが、最近世話を焼いてくれる上白沢慧音かみしろさわ けいねと慧音が教師をしている寺子屋に度々顔を出し、簡単な土産を持っていく


「さて、そろそろ行くか。あ、ここら辺はてゐが悪戯の落とし穴掘ってるから気をつけないとな。ん?なんだ?」


 金色の光が照らしている

(あれも悪戯だろうか?だとしたら手が凝ってるな。)


 近づくとなんと竹が光っていた

(アイツ、本当に暇なのか?)

当然、竹が金色に輝くと言ったら「かぐや姫」を思い浮かべる。さらに妹紅にはかぐや姫といったらアイツのことを思い浮かべる

月の姫様で、自分勝手で、今は永遠亭に引きこもり、自分をこの体にした原因

蓬莱山ほうらいさん 輝夜かぐや

 

「この竹を割ればオマエが出てくるのか、よ!」

妹紅は渾身の力で、光の少し上らへんを手刀で割く

これでアイツのツラが出てくると思っていたが、それは予想外な形で裏切られる


「オギャー!おぎゃー!」

本当に赤ん坊が入っていたのだ


「慧音、子供はどうやったら泣き止むんだ?」

「オギャー!オギャー!」


 妹紅は本当に何にもない家、というよりただの小屋に、幸い一枚だけあった布で赤ん坊をくるんで、抱いていた

左右上下にゆっくり揺らしたらするも全然泣き止まない


その時は本当にアタフタ、困り果て、妹紅すら泣いてしまうのではないか?というほどに困っていた


「妹紅…不死のお前に寄り添ってくれるいい男がいたのだな、良かった良かった。しかし相談の一つくらいしてくれ。それにご祝儀も渡さなくては」


「ち、違う!竹の中から出てきたんだ!」

少し頬を赤らめながら反論する


「なんだ?例の喧嘩相手がそうなのか?」

「だから違うって!」

妹紅が本当に火が出そうになるほど大声と、大声でビックリした赤ん坊が更に大声で泣き出す


「なんだなんだー、その赤ちゃん?もしかしてモコーが産んだのかー?アハハ」

「そーなのかー?」

「ち、違うと思うよチルノちゃん……」

「うーん、私も大ちゃと同じで違うと思う、イナゴ食べるかなー?」

「ちょいちょいリグル!赤ちゃんにイナゴあげちゃダメでしょ!」


 ワイワイきゃっきゃっと寺子屋の妖怪妖精5人組がやって来た世話をやきはじめる


「多分ちょっと暑いんだ、氷で冷やしてやる!」

「首に小さいのを当てるだけだよチルノちゃん」

「闇で暗くしてやるのだー」

「八目鰻でもあげようか?」

「「「「それはダメ!」」」」

 

ものの数分もしないうちに泣き止んだ

普段はやかましいやつらだが、今回ばかりは助かった


「ありがとなお前たち。すまないがもう少しだけ面倒見ててくれ。慧音と話がある」

「いいぞー。でもこの子供はモコたんが産んだのかー?」


ゴチーン、と慧音の頭突き並にいい音がチルノの頭から鳴り響いた

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