四丁目の朝日 田舎伝説 10
前回の続き。
当時の中学校で、生理がある女子生徒は、
机やカバンの中にちり紙を入れていました。
急な生理や、ちり紙を切らしたときは保健室へ。
ある程度のちり紙と、ズロースが常備されていました。
さて、女子生徒がちり紙を持って便所に行くと、
生理中であることが知られてしまいます。
今のように、ポーチに入れる生徒はほとんどおらず、
紙を持って・・
そして、田舎のほうでは、家から学校までかなり遠い場合も。
小学校は徒歩で通学、中学校や高校では自転車で通っていた生徒も。
雨や風、雪の日はたいへん。
途中で体が冷えて、がまんできなくなると・・
茂みや草むらなどにしゃがんで・・
乙女が有機肥料を散布。
いつも同じ場所でしゃがんでいると、
バス会社営業所の構内と同様に。
当時の住宅では、お風呂と便所だけが外にある造りも。
雨や雪、強風の日は・・
家庭によっては部屋の隅や廊下にバケツを置いて・・
バケツですが、今のポリバケツではなく、ブリキ製。
たらいも同様。
「ブリキ職人」さんが各地でバケツ等を手作りして販売。
まさに隔世の感が。
田舎伝説はここまでにして、
次は「忘年会の後で」を追記します。