転移した先はやばいところでした。
「村長、こいつが村のはずれにあるタキの森で倒れていた例の人間です。」
とある村人は冷静な口調で事情を説明する。
「そうか、この人が、、一体どうやってこの森に入ることができたのか、、門が開いた形跡は本当にないのだな?。」
村長は驚きつつも理解しようとする。
「はい、門は開いた形跡どころか壊されてもおりませぬ。これは転移系魔法の類でここに侵入したのかと。」
「いやそれは出来ぬはずだ。ここら辺一帯は強力な魔法封じの結界がはってある。そもそも転移系魔法では転移できる範囲だと認識すらされないはずだ。」
「だとしたらやはり、、この方が、、あの」
「とりあえず起きるのをまとう。そのものを安全な場所へ連れて行け。」
俺はやけにふかふかになった地面の感触が気持ちよく、なかなか起きることができないでいた。
カーン、カーン。なにやら音が聞こえる。案外村の近くまできたのかもしれない、そう思って目を開けると、目の先には天井が映っていた。どうやらここは家らしい。やけにふかふかになったと思っていたものはベッドだった。俺は無意識のうちにここまでやったっていうのか?
そんなことを思っていると
「やっと目覚めましたか、私はこの村の村長、デインといいます。とりあえず事情は後で話すとしてこちらへ来てくださいませんか?」
そんな意味の分からないことを言われた。まだ状況が理解できていないが、家を用意してくれたんだ。きっと優しい方々なんだろう。そう思い、言われたとうりにデインという人についていった。
歩くことおよそ20分、俺は見覚えのある森の中にいた。
ここは昨日俺が寝ていた場所である。一体何のためにここまで来たのだろうか?
「ここですなあなたが見つかった場所は。」
「はい、そこで倒れていました。」
魔法か何かだろうか村長は何もない場所へ向かって誰かとしゃべっていた。そして突然村長が俺のことを見たと思うと、
「一つだけ答えていただきたい、あなたは一体何者ですか。たとえあなたが何者でもここで危害を加えるつもりはありませんので。」
「俺は火神ハク、異世界転移してきた。まぁ理解できるかどうかはわからないけどな」
そういうと村長は不思議そうな目でこちらを見ている。
「異世界転移?それは一体どんな魔法です」
どうやらこっちの世界では異世界転移は普通ではないらしい。俺は後先のことも考えてごまかすことにした。
「実は道に迷ってしまって、異世界転移っていうのは俺が作った言葉なんです。俺ってこんなでも言葉を作るのが好きなんですよ(笑)」
そういったとたん村長の顔がどんどん暗くなっていく。
「ここはどう迷っても来ることはできないんですよ。ここは首都カガリの聖堂の中なんですよ。しかも最上位魔法使いしか入ることのできない。そんな場所なんです。」
どうやら死神は俺を変なところに転移させたようだ。
読んでくださってありがとうございます!小説を書くのはこれが初めてなので、おかしなところもあると思うので是非感想をお聞かせください。そして今後ともよろしくお願いいたします。Twitterもゆずり△の名前でやっているのでフォローよろしくお願いします。https://twitter.com/Yuzurinarou




