朝から騒がしいようです
そして宴から一夜明けた朝、俺はさっそくセアレが一人前の魔法使いになれるように手伝おうとしたのだが、、。
「おーいセアレぇ?早く起きろー!!」
朝からハクの声がとある家で響く。ここはセアレの家だった。セアレの両親はすでに亡くなっていて、ちょうど空き部屋があったため居候としてハクは住んでいた。
昨日の夜、
「なぁセアレ?この部屋本当に俺一人で使っていいのか?こんな広い部屋にふかふかのベッドだなんて最高だぜ!」
俺は夜疲れているのにも関わらずテンションが爆発していた。これが深夜テンションというやつなのだろう。何をやっても面白く感じるし、些細なことで気持ちが騒ぐ。
「使っていいから、落ち着きなさい。それじゃあ私はもう寝るわね。明日からは本格的に魔法使い見習い卒業を目指すんだからね!」
彼女はハクへ微笑み、そして部屋を出ていった。
出ていったのだが、朝になったら一向に起きる気配がない。一体昨日のやる気はどこへと消えてしまったのか、そんなことをハクは思いながらも必死にセアレを起こさんとしていた。
「はくぅ、、、、」
彼女は俺に関する夢でも見ているのだろうか?それにしても、何をしても起きない彼女に対してハクは起こすのを諦めていた。
「まぁって、、、いかないでぇ!」
がばっとセアレは思いっきり体を起こした。するとセアレの寝顔をのぞき込んでいたハクの頭にセアレの頭は衝突してしまった。
「いってぇ」
「痛っ」
両者からは痛そうな声があげられる。
「何してくれてんのよ!もぅ」
彼女は寝起きだからなのかいつにもまして不機嫌そうで、口調が強かった。
「俺はただお前を起こしに来ただけだ!」
ハクもセアレの思い違いに対して必死に反論する。
「じゃぁなんで私の顔をのぞき込んでみていたのよ?」
「そ、それは、お前が俺の名前を呼んだから、、あと、その可愛いかったし、、。」
かぁっとセアレの頭が赤くなる。これは怒りからなのだろうか、それとも恥ずかしさからなのかはハクには分からなかった。
「私、、なんて言ってた?」
セアレは恐る恐るハクに聞く。
「んーと確かハク待って行かないでぇー!みたいな?」
このハクの一言でセアレの顔はさっきよりも赤くなる。
「セアレ顔真っ赤だぞ?そんなに痛かったなら謝るよ。ごめんな」
「こ、これは、違っ、違うから大丈夫。それよりもさっきのは私も悪かったわね。ごめんなさい。そしたらこれでもうこの話は終わりっ!今から特訓に行くわよ!」
「じゃぁ準備したら出発だな!早くしろよ?」
「私だけじゃなくてあなたもよ?」
「え?俺は準備万端なんだけど?」
「嘘でしょ?っていうか今まで言えなかったんだけど何その服装?こっちではそんな服目立ってしょうがないわよ。」
はぁ、とため息をつきながらセアレは指摘する。
(そういわれてみれば、俺は今までずっと制服だったのか。ほかのみんなはライトノベルに出てくるようないかにもファンタジーの衣装みたいなものを着ているし、みんな何も言ってな来ないからてっきり忘れてた。)
「そ、そうだな。じゃぁ二人ともが準備できたら出発だ!」
読んでくださってありがとうございます!小説を書くのはこれが初めてなので、おかしなところもあると思うので是非感想をお聞かせください。そして今後ともよろしくお願いいたします。Twitterもゆずり△の名前でやっているのでフォローよろしくお願いします。https://twitter.com/Yuzurinarou




