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仲間と思える人ができたようです

ダンジョンアーク(仮)のふもとには大きな穴が開いており、そこが入り口だとばかりに主張している。

「なぁセアレ、お前このダンジョンには潜ったことはあるのか?」

「まだないわ。こんなところで油売ってたら私の街での任務が果たせなかったもの。でもこのダンジョンからは特に強いモンスターのいる気配もないし大丈夫だと思うわ。」

これがフラグでなければいいのだがと俺は思う。

「いい?じゃあ入るわよ。」

一階層は開けた広場となっていた。そして奥には次への階層とつながっているだろう階段がある。ダンジョンの中は独特の空気で満たされており、気温も外と比べて寒くなっている。所々には窓のような穴が開いておりそこから光がさしていた。大きな木の中には大きな螺旋階段が連なっておりどうやらそれが上まで続いているようだった。しかし階層ごとに階段の位置は異なるらしい。

「これって本当に人工物ではないのか?」

「ええ、私たちもなぜこのようなものが存在するかはわかっていないけれどここまでのものを作る技術はないわ。ましてや少人数で作ったとしたら何千年あっても足りないわ。」

「魔法があったとしてもなのか?」

「能力なら可能性は無きにしも非ずだけど、さすがにここまでのものを作るのは不可能よ。」

「そんなものなのか」

「まぁこんなことは置いておいてさっさとダンジョン攻略始めるわよ。いい?まずは私が倒すからあなたは背後で私の動きを見てて。」

セアレの口調がさっきまでとは打って変わり真剣なものとなる。

「了解」

トットットットという足音をダンジョンに響かせながらセアレはその小さい体で素早く階段を駆け上がる。

俺は今セアレに身体能力強化の魔法をかけてもらっている。ただセアレはまだ見習いで他人に魔法をかけることはまだ完全にできるわけではないため効果は半減してしまっている。何とか追いつこうとするが追いつけない。すると、先頭にいたセアレの足音が聞こえなくなった。

(きっと俺を待ってくれているんだな。あいつほんとにいいやつだな。)

セアレの後ろ姿とともに大きな扉が見えてきた。

「やっと来たのね。ここから先は油断しないように。私は必ずあなたを守るから。あなたは絶対にわたしの後ろで見てて。そしてもしもがあったときは私を置いて逃げて。わかった?」

「任せろ。」

俺は心の中で決めていた。もしもがあったときは彼女と一緒に逃げようと。初めてできた大事な仲間なのだから。

「行くわよ!」

「おう!」

読んでくださってありがとうございます!小説を書くのはこれが初めてなので、おかしなところもあると思うので是非感想をお聞かせください。そして今後ともよろしくお願いいたします。Twitterもゆずり△の名前でやっているのでフォローよろしくお願いします。https://twitter.com/Yuzurinarou

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