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どうやらこの木はダンジョンのようです

「着いたわよ。ほら目隠しを取ってみて。」

十分ほど前から俺はずっと目隠しをしながら歩いていた。そんなの必要ないとセアレに抗議したが彼女はダメっといって聞かなかった。もちろん目隠しで歩いているのだから自力では道がわからないため、手をつないで歩いていた。

「やっとか、わかったよ。」

俺はつないでいた手を放して目隠しを外そうとする。

「いや、俺じゃ魔法解除できないんだけど。」

目隠しは彼女の魔法によってされていた。セアレはクスクスと笑った。そしてセアレは忘れていたかのように急に魔法を解き始めた。

「これは、、、なんて大きな木なんだ」

俺の目の前には雲にも届きそうなほど大きなダンジョンの木が立っていた。周りには不自然にほかの木は生えておらず、ただならぬ雰囲気を醸し出していた。

「ふふん、ここはダンジョンアーク(仮)よ。実はここは私が街へ行く途中にたまぁたまぁ見つけたのよ。」

彼女は両腕を腰のほうへ回し誇らしそうに鼻を鳴らす。

「それって迷子になってたまたま見つけたとかではないんです?」

「う、うるさいわね。私は迷子になんてなってないわよ。私はわざと普通の道を行かずにあえてこっちに来たの。現にここまでの道のりを覚えているんだしね。」

すこし口調が早くなり何かをはぐらかすようにセアレは答えた。

「でも、20時間も歩かされるなんてことがあるのか?俺の気のせいかもしれないが森の中で同じ道を4、5回くらい歩いた気がするのだが。」

「ふんっ。そんなのは気のせいよきっと。そうなんだからぁあ。」

途端にセアレの目が赤くなりうるうるとしている。今にも泣きだしそうなセアレを見て、

「そうだよなぁ。セアレは頼れるもんなぁ。そ、そうだ。ところでなんで俺にこんなとこ教えてくれたんだ?」

今度は急に黙り始めてしまった。そして顔を赤らめていく。

「ハクのばかっ!。」

急に罵られてしまった。一体何を間違えたのだろうかと考えていると。

「いいからダンジョンに行くわよ!さっさと来なさい」

完璧に怒らせてしまったようだった。

「わかったよ。でも俺なんか足手まといにしかならないぜ?」

心の中ではとても悔しかったが、それは事実だった。俺は彼女を助けたらしいがその記憶がすでにない。

どうやって力を使ったのかも分からなかった。

「だから私が鍛えてあげるのよ!覚悟しなさい」

さっきまで泣きそうだった子は今度は声を荒げていた。そんなセアレを大丈夫なのか?と心配しつつ、なんて返すのがベストかを考えて

「よろしくお願いします!!」

そう俺は答えた。

読んでくださってありがとうございます!小説を書くのはこれが初めてなので、おかしなところもあると思うので是非感想をお聞かせください。そして今後ともよろしくお願いいたします。Twitterもゆずり△の名前でやっているのでフォローよろしくお願いします。https://twitter.com/Yuzurinarou



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