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星の海の管理人  作者: 椎谷弥生
第1章 2つをつなぐ星
15/41

第14話 最後まで

ご迷惑をおかけしました。再開します。少し短いです。

問題集の近くにある携帯を取り出し、香菜にメールを打ち込んだ。その返事はすぐに届いた。




香菜のメールどおり、結衣奈は図書館前にいた。


石レンガで作られた建物を見上げるとそのまま館内に入っていく。暖房の効いた館内を見渡すと見覚えのある少女がいた。



「あ、香菜ー!」


香菜に近づく前に司書の人に目でたしなめられ、結衣奈は少しおとなしくなった。



「さて、突然呼び出したのにはワケがあって。」

「勉強でしょ?」

「あ、バレてた?というか私言ったっけ?」

「うん、メールで言ってた。」

「あ、そっか。」



香菜は少し先に来ていたのか、ノートにはすでに幾つかの数式が書かれていた。その横にはグラフも書かれていた。



「さてっと、テスト前で緊張してるのはわかるんだけど、とりあえずやらないと受からないし、やりましょっか。」

「私別に緊張してないよ?少し不安だけど。」



結衣奈の発言に香菜は少し驚いたような表情をしていた。恐らく香菜は緊張と不安に苛まれているのだろう。もしかしたら一人で過ごすのが少し不安なのかもしれない。だから、結衣奈をここに呼んだのだろう。



普通の顔に戻ると、ペンをノートに走らせる自分の友人の姿を見て、結衣奈はひとつ息を吐くとペンを取り、ひたすらに問題を解き始めた。


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