(大まかな)設定と基本的な話のパターン説明
舞台
西暦2164年 かつてアジアと呼ばれた場所。
登場人物
・鉄子 機械人材派遣センターの民間部門で働く女性。
・同僚 同会社の企業部門で働く男性。休憩時間に鉄子から民間部門の話を聞くのが好き。
・上司 鉄子や同僚の指導役。
・依頼人 毎回違うが、基本的に皆金持ち。
(基本的な)話のパターン
1.鉄子が依頼人と会話(大体会話文から始まる)
2.依頼人に合ったドロイドを考える(大体ここが話の肝)
3.ドロイド派遣(大体「こんなドロイドは如何でしょう」って言う)
4.同僚に結果報告、または後日談(大体会話文のみの構成)
ほぼ全ての話は機械人材派遣センター社内で行われている。
機械人材派遣センターとは――
アンドロイドと呼ばれる人型ロボットを公的機関や民間企業、果ては個人宅にまで派遣して働かせて収益を得ている会社。
鉄子の属する民間部門は、変な客が多いので離職率が高い。
アンドロイドとは――
ドロイドと略されるのが一般的。
「ロボット三原則」は基本的に全てのドロイドに適用されている。
1.ロボットは人間に危害を加えてはならず、またその危険を看過してはならない。
2.1条に反しない限り、ロボットは人間の命令に従う。
3.1.2条に反しない限り、ロボットは自己を守らなければならない。
しかし機械人材派遣センターでは、ドロイドは商品でもあるため行動の優先順位は
1.人命優先
2.自己優先
3.命令優先
となっている。
これは顧客に無茶な命令をされ、商品を簡単に壊されないようにするためである。
この為ドロイドは人の命に関わらない限り、顧客に命令されても危険には近づかない。
これらの設定を基に格話が展開されます。
多分ここまで読んでいただければ、どの話から読んでも大丈夫……な筈。