4頭目
頑張りました
これから始めるのはニワトリの小屋を建てる所からだな。流石に乳牛と一緒はマズイ。てか、普通ならどれくらい掛かるもんなんだ?
・・・大体1000〜10000パル内って感じか作る建物の大きさによってもパルが掛かる金が変わるみたいだな。これは、着々と不遇職感したないな。俺は頑張るけど。
「まっ、そんな事は気にしないで1000パルでニワトリ小屋を作成〜っと」
建物生成のスキルで段々と出来始めたな。ニワトリ小屋が完成するまで建物生成のスキルについて調べていると面白い事を見つけた。
材料を用意するとその分のお金は掛からないらしい。でも、材料を取らるようなスキルがないと取れないし。前途多難過ぎるな。
そんな事を考えているとニワトリ小屋を遂に完成した。ニワトリをせっせとニワトリ小屋に入れて仕事は完了だ。
何もしてないけど満足感に浸りながら時間を見るとリアルの時間が22時00分に迫ろうとしていた。確かにそうだ。AFWの公式スタートは15時00分だからAFW内ではまだ1日目だもんな。
「飯食わないといけないし風呂も入んなきゃ」
取り敢えず今日はここで終わりだな。今日の最後は乳牛とニワトリにエサを置いとかなないと。・・・よし、これで今日のAFWのログイン終わりだな。牧場主の主部屋で寝ないと。
□□□□
俺が眠る前に簡単な自己紹介でもしておこう。俺の名前は明石主。AFW内の名前は本名の名前から拝借した。
家族構成は父、母、姉、俺の4人家族だ。家族の中にはゲーム好きはいない。別に嫌いでもないらしいからどうだっていい感じなんだろう。
そんな家族を離れて俺は1人暮らしを始めている。それは俺が大学に進学したからだ。1人暮らしは楽だけど大変だ。寝る時間も起きる時間も自由だけど起こしてくれる人もいない。最近は母の偉大さに感謝している。
そんな俺の1番の趣味は牧場巡りだ。講義がない日に偶に行っている。でも、偶に行っている程度でも影響力は大きい。AFW内で牧場主をする事に決めた程だ。
「明日は飯を食ったらやるか」
□□□
朝起きると時間は朝の6時を過ぎた頃。AFWの世界では2日目が過ぎたな。てか、早目に乳牛のミルクを絞らなきゃじゃん。お金がガチに消えてくよ。
とは言ったものの腹は減っているから作らなきゃ。作れる飯と言ってもチャーハン位しかないけど。テキトーに冷蔵庫にある残り物でテキトーに作って食った。
「サクッとログインしますか」
ログインしたらまずは馬で街に行かんとな。それにしてもこんな簡単に馬に乗れるなんて最高だな。
馬で街に行くと道中にモンスターと戦闘を行っているプレイヤーがいた。今考えるとモンスターと1回も戦ってないわ。いっか。
そんな事は気にしなくていいんだ。今のお金は大体4000パルはあるな。牛乳を入れる為のビンって幾ら位だろうな。
街にも着いた事だし雑貨屋さんに行かなきゃな。と言うか、AFWを初めて早々から牧場に行っちゃったし。
「ビンが1つ100パルとかだったらやべ〜な〜」
そんな事も思いながら雑貨屋さんが並ぶ露天街に来た。ビンを売っているような雑貨屋さんというか露店と言うか店を探してるとよさそうな露店を見つけた。
「このビンってどれくらいあ?」
「それかい。スキルのレベル上げに作ったから結構あるよ。100個はあるぞ」
「1個幾ら位で買える?」
「10パル位でいいぞ。正直、在庫処分気分で出してたからな」
「じゃあ、100個買うわ」
「いいぞ。てか、こんなに買って何に使うんだ?」
「売るのに必要な道具なんだよ」
「・・・牛乳か?」
「お!大成功だよ。2、3日後には売るつもりだからね。飲みたかったら売る前に渡すか?ビンのお礼で」
「頼む。フレンド申請もしていいか」
「いいよ」
その後は露店屋のプレイヤーとフレンド申請をしてフレンドになった。後、バケツも試作で作ったらしいので貰った。後で確認したら掲示板で職業を晒した時にコメントしてたプレイヤーだったりした。軽く世間は狭いなとも感じた。
次回は牛乳発売って感じですかね〜
プラスで卵を売る感じです