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第1話:衝撃の出会い

〇朝の曲がり角 (穏やかな朝の街並み)


彼:(歩きながら、おにぎりを包むアルミホイルを剥く音) 「ふぅ……。やっぱり朝はこれに限るな。自家製の梅干しおにぎり。この塩気と、ふっくら炊けた白米のハーモニー……日本人で良かった……」


(パクッ、ともぐもぐ食べる音)


あかり:(角の向こうから、凄まじい足音で接近) 「(パンを咥えながら)んーっ! んーっ! んんーーっ!!(=急がなきゃ! 発酵が始まっちゃう!)」


彼:「(おにぎりを頬張りながら)……ん? 何か、地響きが……」


あかり:「(角を曲がりながら)んーーっ!!(=どいてーー!)」


彼:「え? ど……」


(ドンッ!!!という衝突音) (ズボッ!!!という、肉を貫通する異様な音)


彼:「…………っ!!??(声にならない絶叫)」


(二人が地面に激しく転がる音。おにぎりが地面に落ちる)


彼:「(喉を必死に押さえながら)ご……ごふっ! ごはっ……!?」


あかり:「痛たたた……。もう、曲がり角は徐行しなきゃダメじゃない……。……って、えっ!? ああああぁっ!」


彼:「(喉からバゲットが生えた状態で、血を吹き出しながら悶絶している)」


あかり:「私の……私の水分量5%以下まで焼き締めた『絶望のバゲット』が、あなたの喉を貫通してる!? 嘘、気管までいってるわ!?」


彼:「(白目を剥きながら)……ご……っ……」


あかり:「あぁ、なんてこと! あなたの喉の『器』に、私のパンが完璧にフィットしちゃってる! これはもう、運命の二次発酵よ!」


彼(M):……こ、こいつ……何を言ってるんだ……。喉が……喉に、米じゃない……忌まわしき小麦の塊が……。


あかり:「(彼の顔を覗き込み、恍惚として)……見て、溢れる血が、まるでイチゴジャムのよう……。素敵。あなた、最高にパンにふさわしいわ」


彼(M):……だ……誰か……救急……。


あかり:「死なせないわ! あなたは今日から、私の教団の聖なるパン入れになるんだから! 救急車ー!! ついでにオーブンを持ってきてー!!」


彼(M):……最悪だ……。俺の……俺のおにぎり……まだ……半分……残って……。


(意識を失う彼。遠くでサイレンの音が鳴り響く)

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