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ブコウスキー
この世に理想的で
絵に描いたような幸福なんて
ありはしない
毎日ただ黙々と仕事をして
その合間にタバコを吸ったり
缶ジュースや缶コーヒーを
飲んだりして
それだけで時間が過ぎて行く
「ああ、クソったれめ」と
おれは一人で悪態をつく
うだるような真夏の暑い一日が終わり
おれは自宅で一息いれる
たとえ自分の気持ちに正直に
なれなくても
おれは一人で歩かなくてはならない
ああ、ブコウスキーよ
おれとあんたは全然違うけれど
おれはおれなりに自分の言葉で
自分を表現していきたい
あんたはおれに自信を与えてくれた
こんなおれでも何か出来そうな
気がしてきた
おれも自分の言葉で
表現していくつもりだ




