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感覚
おれの頭の中にある
大海原を一人でボートで
プカプカ浮かんで
漂流している
スポンジに水を浸して
自分の体を清めて
炎の山を登ろうと思ったりする
おれの感覚は針のように鋭くて
ナイフのように切れていて
シャボン玉のように繊細だ
おれの脳髄の中にある
プールの中を一人だけで
プカプカ浮かんで
おまえのことを想ったりする
このまま水中に沈んで
自分の体を清めて
世界中を歩いてみよう
おれの言っていることを
あまり深く考えないでくれ
おれの気持ちは自分がよく知っている
おれにはおれの考えがあるんだ
大丈夫だから




