第9話 保健室
こんばんは。
第9話できた!内容はさっき生徒指導部の先生に黒染めろ、カラーコンタクトを外せなど言われたのでショックを受けて、頭が全く動かない状態だった。
「遅くなってすみませんでした!」
「こら〜1分遅刻だ。」
担任の先生は時間に厳しい。
0,01秒でも遅れたら遅刻。
「すみませんでした…」
「まいいさ、今から朝礼をするんだ。」
時間に細かいけど、さっき生徒指導部の先生のような厳しいな先生ではない。
鬼のように怒らない。
真面目で優しくて人気のある先生。
噂を聞いたけど、告白されたらしい。
もちろん断った。
生徒と先生の恋愛は禁止されている。
なぜなら生徒はまだ未成年だから。
いや俺の望みはそのまま付き合って、いっそこの学校を辞めちゃえ。
モテる先生を見ると憎くなる。
殺し屋に数千万円でも払って、殺してもらおう。
心の中に湧き水のように溢れた言葉が喉から出てきそうになったけど、ストップした。
危なかった。
一度モテたことのない俺が暴走する寸前だった。
おっとと、このことより先生に伝えなければならないことがある。
「すみませんが、ヘレさんの顔の色が悪いので保健室に行ったほうが良いと思います。」
「本当か。」
俺の話を聞いて、本当なのかどうか地獄ちゃんの顔の色を窺った。
「本当に顔の色が悪いなぁ。ヘレさん、保健室に行きなさい。一人で行ける?」
「・・・」
担任の先生が地獄ちゃんに話しかけたが、地獄ちゃんはボーっと担任の先生の顔を眺めた。
あれ?反応しない?
地獄ちゃんの肩を軽くポンポンと叩いて、声をかけた。
「ヘレさん?」
「わっ!どうした、勉成くん?」
普通に声を掛けただけなのにそんなに驚くなの?
こりゃ重症だ。
一人だけ歩いて行けるかな?心配する…
「すみません、俺がヘレさんを保健室まで連れて行きます。」
「ああ、よろしく。」
「わかりました。」
ガリ勉ちゃんの背中を地獄ちゃんに向けて、右の膝を床につけて、しゃがみ込んだ。
首だけ後ろに振り向いて、地獄ちゃんに声を掛けた。
「ヘレさん、俺の背中に乗って。」
「うん…」
ガリ勉ちゃんの首に地獄ちゃんの両腕を滑らせて、ガリ勉ちゃんの背中に乗った。
しゃがんだ体勢から立ち上がった。
お、軽い。
男子と違って、筋肉がない。
柔らかくて暖かい感触が俺の肌に伝わった。
理性を失われると、飢えている狼が弱ってる羊を襲うように襲ってしまうかもしれない…
くっ、我慢しろ!
理性を抑えろ!
性欲の蓋を開けないように耐えて、保健室まで連れて行った。
大丈夫かな?地獄ちゃん。早く問題を解決できるといいね。1日も早く傷ついた心を癒して、笑顔で過ごす日に戻れるように解決する!次はどんな展開になるだろう?明日に書きますので、楽しみに待ってください。