第7話 なんでここにいるの地獄ちゃん
こんばんは。
第7話できた!内容は今日は日直があるので、俺は朝早く家から出た。めんどくさいので、家に帰ろうと思ったら、地獄ちゃんがいた。なぜここにいたのか?続きは第7話で楽しんで読んでください。
今日の日直は俺とヘレ…地獄ちゃん。
日直があるので朝早く学校に登校しなければいけない。
俺はふわぁとリンゴを入れるくらい口を開けて、あくびをした。
「眠い…日直ってめんどくせぇ!」
朝からなのにやる気が出ない…
じゃあ家に帰ろか。
踵を返すと、なんと俺の背中の後ろに地獄ちゃんが立っていた。
「うぉ!そこにいたの?地獄ちゃん。」
お化けでも見たように驚いた顔が出た。
やべ、やってしまった俺の癖。
露骨に嫌な表情を見せると、相手が不快だと思われてしまう。
なるべく顔を出さないように平静を装うのが常識だ。
これから気をつけよ。
「んもー。これを言うよりまず何を言わなければいけない?」
あれ?まるで姉さんみたいな発言?
なんで地獄ちゃんが怒った顔は怖いと思わない?(失礼な俺)
地獄ちゃんが何か言いたいか大体予想つく。
しかし、もし俺の勘が外れたら、俺のプライドを傷つく、恥ずかしい。
恥ずかしがる場合ではない、さっさと言え俺!
「…あ…すまん、おはよう。」
合ってる?
自信がないので、地獄ちゃんの表情を窺う。
地獄ちゃんの表情は…
曇ってる雲をどかして、パァァと太陽が見えるような笑顔になった。
この表情はどうやら正解らしい。
「おはよ!ガリ勉ちゃん!」
元気よく挨拶を返された。
そう言えば両親や高校入試以外に人に挨拶するのは初めてやな?
人に関わると相手に悪い印象を与えてしまうので、遠慮しとこうと思った。
だからあんまり人に挨拶をしない。
今日、初めて挨拶をした。
そしたら初めて挨拶を返してもらったら、心の奥になんか焚き火がチリチリと燃えているように暖かくなった。
挨拶するって気持ちいいな。
……今度、他の生徒に挨拶をしてみよか。
それよりなんでここにいるの?
もしかしたらこの辺りで住んでいる?
「なぁ地獄ちゃんってこの辺りで住んでいる?」
「・・・」
あれ?聞いてはいけないの?
あb…今している俺はまるでストーカーの行動のようだ
住所の情報を確保して、あとで地獄ちゃんの家に向かう…
いやいや、やらないけど、もしかしたら地獄ちゃんがそう思って、警戒してるじゃないか?
ああああ!俺ってキモいな!
地雷を踏んで、爆発されて死亡してるような気分だった…
「私は…西町で住んでいるよ。」
…え?なんて言った?
西町で住んでいる?
「西町?ここは東町けど?」
俺たちの学校は西町と東町の真ん中にある。
もしかしたら西町から東町まで来てたの?
いやいやそれは自分が住んでいる場所の情報を知られて欲しくないので、わざと違うことを言ったかな?
「へぇーそうだったか…大変だな。西町から東町まで来るのが。」
まあ地獄ちゃんの嘘に付き合ってあげる。
この場の雰囲気を水のようにサラッと流しておこう。
空気を読んでくれる俺に感謝しとけ。
天狗の鼻のように伸ばして、有頂天になった。
「うん!大変だったよ。朝早く起きて来ちゃった☆」
舌を少し出して、テヘッとした。
これは男性のハートを射るために可愛らしいな仕草だ。
最強の兵器だ。
ん?朝早く来た?
「朝早くって何時くらい?」
地獄ちゃんが自分の両手を握って、照れているので右下に逸らした。
もじもじしながら答えた。
「朝4時起きちゃった☆」
聞いたら、一瞬に思考が真っ白になった。
1、2、3、4秒…
はっ!と5秒間くらい経ったら、ようやく意識が戻ってきた。
えーと混乱してきたので、少し整理をしてみる。
もしかしたら地獄ちゃんは嘘ではなく本当に西町で住んでいる?
冗談?事実?わからなくなったので、とりあえず流れに乗ってみようか。
「朝早く起きてるけど、しんどくない?」
「ううん!大丈夫よ、元気ビンビンよ!」
相変わらず無邪気な笑顔だったので信じても良いかな…
「ああそか、元気ならいいけどな。」
結局はわからなかった…
腕を組んで、うーむと悩んでいた。
片目だけ少し開けて、地獄ちゃんの方を見たら
手に複数の絆創膏を貼っている。
ん?なんで怪我してる?
なんだか聞きづらいので、聞くのをやめとこう。
地獄ちゃんは冗談?事実?わからないね。もし事実だったら、なんでここまで来てるのかわからない。
なぜここに来るか続きを書くので、楽しみに待ってください。それじゃあまた明日ね。