第6話 帰りの道
こんにちは。
暇なので続きの話を作って、第6話できた。暇すぎて頭がおかしくなりそうだから。
内容は学校が終わって家に帰る途中に二人で歩く。
二人の関係はどんなのか?良かったら読んでみてください。
カーカーとカラスの声が鳴って、オレンジ色を染まっている空に飛んでいる。
空の下に二人が歩いている。
勉成はガリ勉ちゃん。
ヘレは地獄ちゃん。
二人は二人だけ愛称を呼び合うことになった。
どんな関係なのかな?
友達?恋人?
曖昧な境界線が引いてある。
まあ俺はヘレ…いや地獄ちゃんのこと友達と思ってる。
地獄ちゃんは俺のことはどう思ってるかな?
どんな気持ちなのか知りたい。
知りたくても中身を覗くのはできない。
「・・・」
「・・・」
くっなんか気まずい…
気まずい雰囲気が漂っている。
友達だからと言ってもなんか話さないと落ち着かない。
ちらりと横目に地獄ちゃんを見たら、地獄ちゃんは下の方に俯いて、口がふにゃふにゃになっている。
なんで?照れてる?
「大丈夫か?地獄ちゃん」
何気なく地獄ちゃんに聞いてみたら
ビクッと体が跳ねた。
あわわと一瞬に慌てたように見えたけど、すぐに冷静さのある地獄ちゃんに戻ってきた。
「ん?何が大丈夫?」
上手いな…
自分の表情をうまくコントロールができてるね。
俺は自分の感じた感情のままに顔を出してしまう。
つまり嘘をつくのが苦手。
それよりなんで口がふにゃふにゃになってるか気になるので聞いてみようか。
「なんで口がふにゃふにゃになってるけど、何が良いことでもあった?」
ぎくっとバレたか。
図星を受けた地獄ちゃんは視線が泳いでいる。
あれ?地獄ちゃんも嘘つくのが苦手?
あー言われて欲しくないことや恥ずかしいことを言われると正面に受けてしまう。
だから無意識に顔が出てしまったと思う。
地獄ちゃんは拳を口に近づいて、コホンと咳払いして、
バレてしまったので仕方ないみたいな顔をガリ勉ちゃんに見せた。
「愛称で呼び合える友達ができたのは初めてだったので、ちょっと舞い上がってしまった。」
あー地獄ちゃんは認めた友達がいないと言われたな。
なるほど…ん?初めて友達になった?
まさか地獄ちゃんも今まで友達がいなかった?
つまり初めて友達になったのは俺だった?
腕を組んで、うーんと悩んだ。
悩みに悩む間に突然、周りの人に合わせるために自分を押し殺さなければいけない、気を付うのが疲れたと地獄ちゃんの声が頭の中に録音したテープレコーダーを流した。
なるほど、そういうことか。
ようやく気づいた地獄ちゃんの気持ちを。
「そっか。実は俺も。初めて友達になって正直にどう感情を表現すれば良いかわからない。なんつーか喜びと不安などさまざまな感情が絡んでいる。つまり嬉しいだ。」
ん?俺なんか言った?
考えていないのに無意識に喉から言葉が出てきた。
俺の意思を無視して感情をさらけ出してしまった。
ああああ!恥ずかしい!
きっとキモがれると思う。
両手で顔を隠した。
中指と薬指の間に覗いて、地獄ちゃんを見た。
あれ?
なんで顔が赤くなってる?
まるでトマトのように濃厚な紅潮になってる。
「嬉しい…私もよ。」
ガリ勉ちゃんに私の顔を見られないようにスーッと視線をガリ勉ちゃんから逸らした。
顔だけなく耳までも赤くなってる。
異常くらい赤い!
もしかしたら風邪?
「大丈夫?顔が赤くなってるけど風邪?」
言いながら地獄ちゃんの額に手を当てて、熱があるかどうか確認した。
急にプシューと地獄ちゃんの顔から湯気が出た。
「うわっ!熱があるじゃないか!?」
「っ…バカ!」
突然、地獄ちゃんが俺の体を押して、「バカバカバカ!」と言いながら向こうに走っていった。
「あ…俺何かした?」
自分の妹と同じように対応しようと思ったら、拒否された。
あれ?なんかやってはいけないことをやった?
わからない…地獄ちゃんの気持ちが…
疑問を浮かべながら自分の家に帰っていく。
勉成…ではなくガリ勉ちゃんだけなく地獄ちゃんも初めて友達になって舞い上がってる。
これは運命なの?!偶然なのか!?すごい展開になっている。
しかし、ガリ勉ちゃんは友達として見てる。地獄ちゃんは友達?恋人?どう見てるかな?
続きの話を楽しみにしてください。